イギリスは今日、月曜日はバンクホリデーで、お休みです。
前回の続きです。
ロンドンで最初に住んだ場所、
Finsbury Parkというエリアと
住んでいたフラットについて
後に知ることになったのは、
イギリス人の人達のコメントからでした。
最初は確かフラットメイトのHさんが
イギリス人のお友達に
車でフラットの前まで送ってもらった時に、
お友達がギョッとしたように
「どういう所に住んでいるか分かっている?」と。
「こういうふうにゴミ処理所に
汚らしくゴミが積みあがっているというのはね。。。」と
心配してくれたのだそうです。
Hさんはここに住む前には
とてもいいエリア(閑静な住宅地)に住んでいたので、
もちろんそれとの歴然な差は意識はしていたものの。。。
そして私も学校のイギリス人の先生達に
「どこに住んでいるの?」と聞かれて、
答えた時の反応がどうも何かあるという感じを受けていました。
最終的には今の主人と出会った時に
「このエリアはカウンシルフラット
(地方公共団体が所有する集合住宅)と呼ばれる
公営住宅の地区としても有名だし、
危ないエリアというイメージが強いと思うよ」と言われて。
初めて、イギリス人の人達の反応の意味が分かりました。
そして30年近くロンドンに暮らしていた
日本人女性のJさんからも
「え?Tomoちゃん、そんな所に住んでいるの?
私なんて怖くて足も運べないわ」と言われました。
ただ、後に彼女と息子さんをパーティーにお招きした時に
「昔に比べたら随分変わって、安全になったわねえ」と
言われましたが(「でも住もうとは思わないわ」と)。
そんなコメントを幾つか貰ったので、
インターネットで調べてみると、
古い「地球の歩き方」からの引用だったと思いますが、
「夜歩くと危ない」
「娼婦が駅近くに立っていることで有名」
等というのを目にして、
驚いたものです。
大家さんの話によると
「確かにかつてはそういうエリアだったけれども、
随分変わって、今は安全だから安心してくださいね」と
言われました。
さて、私が住んでいたのは
カウンシルフラットでした。
カウンシルフラットとは元々は
シングルマザーや失業者や
低所得者向けの住宅でした。
でも、途中から法律が変わり、
一般の人が購入できるようになりました。
それで、大家さんは私が住んでいたフラットの他に
もう1軒カウンシルフラットを購入し、
それにプライベートのフラットを2軒
(内1軒は彼女の自宅)を所有していました。
ロンドン市内の変化、発展は著しく、
昔は荒れたエリアでも、
いつの間にか綺麗に整備され、
かつての面影がなくなってしまうということがよくあります。
今でこそお洒落なエリアとして
有名なノッティング・ヒル
(映画でも有名になりましたが)などは
そのいい例だそうです。