イギリスにも桜はあります。
でも日本で見るのとは違うんですよね。。。
日本では桜並木、山桜、今の時期はどこも桜、桜、桜ですものね。
とはいえ、こちらで桜を見ることが出来るだけでも日本人としては嬉しいのですけどね。
その内、桜の満開の時期にまた日本に行きますよ♪
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今日のトピック、実は私にとってはまだまだ知らないことだらけで、
書くのはちょっとチャレンジが必要ですが。。。
とても大事なことだと思うので、
少しづつ、時間を空けてになると思いますが、
何回かに分けて、書いていこうと思っています。
イギリス人の主人と出会って以来、
この「第一次世界大戦」が
いかにこの国に大きな傷跡を残したか、
そしてその影響、影は大きくイギリスという国、
人々を覆っていて。
この戦争を理解しないことには、
現代のイギリス人を理解はできないと
何度彼の口から聞いたことでしょうか。
ごく簡単に言ってしまえば、
この戦争の後、国全体、
そして人々の心に今まで経験したことのなかったような
「自分の意識を超えたところでの何ともしれない悲観論」が
漂ってしまったということのようです。
実は、高校の時に世界史で学んだ以上のことは、
この戦争についてはあまり覚えておらず。。。
この戦争の後、敗戦国のドイツに
多大な賠償金を課したことが
ナチスドイツの台頭を招く原因となったということは
一番記憶に残っていました。
でも、何度も主人からこの戦争の話を
あれこれと聞く内に、
その内ちゃんとこの戦争について知る必要があると
どこかで宿題をそのままにしているような気持ちを感じていました。
今年はこの戦争の開幕から100周年です。
そのため、国を挙げてのイベントや
テレビの特集番組もたくさん予定されています。
これこそ、私にとって、この戦争について学ぶ機会とばかり、
この1月に4回に分けて、
BBCで放映された「Britan's Great War」という番組を観ました。
http://www.bbc.co.uk/mediacentre/proginfo/2014/04/britains-great-war.html
長期に渡る、そして驚く程の死傷者を出した、悲惨な戦争。
短時間で、全てを伝えられるわけではありませんが、
この番組を観ただけでも、
主人が言わんとしようとしていることが分かる気がしました。
イギリスにとっては「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」と比べると、
「第一次世界大戦」の方のインパクトの方が
ずっと強いと言われる意味も分かりました。
この番組以外も、幾つか、
この戦争についての番組を観ていますが、
共通するメッセージとして気がついたことがあります。
「こんなに多大な死傷者を出した戦争。
でもそれは何のために戦った戦争なのか?」
「どうして始ったのか?」
「止めることはできなかったのか?」
「意味はあったのか?」など等、
未だに検証を続けているのですね。
ただし、これだけたくさんの死傷者を出したので、
この戦争のために尊い命を落とした方々への配慮もあって、
「意味のない戦争だった」という結論は
直接的な言葉にしないようという意図は感じます。
さて、イギリスと同じサイドで戦ったフランスでは
この戦争についてどのような報道、
イベントが為されているのでしょうか?
フランスの各地が悲惨な戦場となっただけに、
とても興味があります。
また敵対国のドイツではどうなのでしょう?
この辺りも知るチャンスがあれば、
知りたいと思っています。
どの番組を観ても、
最後に思うことは
「戦争は何があっても避けるべきである」
「戦争がないということがいかに幸せなことか」ということです。