もう4月に入り、なが~く引っ張っていました日本滞在記でしたが、今日を最終回とします。


1ヶ月前に日本に滞在した時は、まさか3月末から一気に桜が咲き乱れるなんてことは予想もできなかったお天気でした。


「桜の頃はね、この辺りは。。。」というお話を聞いた時はまだまだ先の話なんだろうなあと思っていたのが、そんなに時間が経たない内にこうも変わるとは。。。


こちらの写真は福岡のご近所さんの玄関前にズラリと並んだ鉢植えの花達。彩り鮮やかな花達を見るために、このお宅の前を通るのが楽しみでした。


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2月28日にヒースローから成田行きの飛行機に乗るが乗るまで、実は色々なハプニングが続きました。


2月いっぱい身体の状態がアップダウンが激しかったことを始めとして、旅立つ日はいつも時間に十分過ぎるほどの余裕を持って行くのに、車が遅れてきたり、着いてからも思わぬことに時間を取られて。。。


空港で最後のお土産を買う予定だったのに、そんなに時間がなくて、焦る、焦る。


ところが、日本に着いてからは(飛行機の到着が遅れたことは別として)、全てがスムーズに進み、体調も悪くなることがなく、充実した日々を過ごすことができました。


そして、こちらに戻ってきてからも、「あのアップダウンの激しかった、落ち着かない2月は一体何だったんだろう?」というぐらい、体調も普段通りに戻り、身の回りのこともひとつひとつ整ってきています。


日本に行ったことで、溜まっていたものが一気に浄化されたような、そんな気すらしています。


いつもいる場所からポーンっと離れるっというのも時にはいいのかもしれませんね。


さて、今回の滞在で感じたこと、それはとにもかくにも「人の大切さ」でした。


こうやって私が快適な滞在が出来たのも、お互いに会いたいと思える人達がいてくれる(会えなかった方達も含めて)お陰があってのことです。


忙しい中、ギリギリまで時間の都合をつけてくださろうとしたり。



少しの時間も無駄にしないようにとわざわざ空港まで迎えに来てくださったり。



数時間しか会えないと分かっていても、会いに来てくださったり。



たくさんの心の篭ったプレゼント、お土産をいただいたり。



私が好きだと言っていたものを覚えていて、わざわざ買って来てくださったり。



美味しい食事をご馳走してくださったり。



話をすることで、たくさんの刺激とエネルギーをいただいたり。


まだまだ挙げれば切りがない、ほんの一部の感謝リストです。


そして、両親と兄が健在で、「ただいま」と言って、帰る家がある。これもとても有り難いことです。


実は私が実家に戻った日に父はインフルエンザに罹り、母はその前から引いていた風邪が長引いて、本調子ではなかったので、「一体、どうなることやら?」とさすがに心配になりましたが。。。


そんな中でも私が好きな食べ物をたくさん用意してくれて、「こっちにいる内に、あちらでは食べられないものはどんどん食べて行きなさい」と言ってくれて、親の有り難さをしみじみと感じました。


今回は家族一緒に皆で出かけることは叶いませんでしたが、一緒に過ごす、話をする、ご飯を一緒に食べるといった、そんな当たり前の日常を味わえただけでも幸せでした。


新旧合わせての出会い。


今回は私の中学の頃から遡っての再会から始まり、高校、東京に行ってからの友人、最近知り合った方との初めましてまでというかなり長いスパンに渡っての出会いでしたので、自分の歴史を振り返るいい機会にもなりました。


間違いなく日本に私の歴史、ルーツがあることを強く認識したと同時にいつの時代も振り返ってみると案外愛おしかったりするものだなあと思いました。


全ての時代があって、今の私がある。そんな当たり前のことを心地よく受け入れることができました。


日本を離れる前日に三鷹、国立から雪で真っ白に覆われた美しい富士山の姿をハッキリと見ることも叶って、最後の最後まで「奇跡と感謝に満ちた日本滞在の日々」になりました。


日本滞在記、長くお付き合いいただき、ありがとうございました。