3月に日本に滞在するのは

日本を離れる年以来なので、

13年ぶりでした。

 

今回、ようやく私が日本の春の始まりの匂いとして

認識していたのが、

沈丁花だということが分かりました。

 

住んでいた時には、

何の匂いなのかも気にしなかったのに、

離れてみて、初めて、「そういえば、あれは?」と

知りたくなっていたところに、

沈丁花があちこちで見られる時期に戻れたことは、

ラッキーでした。

 

それが分かった時は、

どれほど心が躍ったことか♪

 

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毎回、日本に帰国した時は、

有り難い事に、とても特別な時間を

過ごすことが出来ています。

 

今日、ふと2年前の4月に日本に戻った時のことを

思い出していました。

 

この時はちょうどまだ

ロンドンで会社勤めをしていた時でした。

 

その頃の私は仕事と家の往復だけの生活で

いっぱいいっぱいで、

今思うと心身共にとてもダウンしていました。

 

その半年以上前から、

毎月のように風邪を引いていましたから。

 

 

そんな状態で日本で友人、家族に会って、話をする内に、

自分では気がつかないふりをしていたけれど、

実は会社のことがすごくストレスになっていることが分かりました。

 

でも、その時は、次の仕事を探す気力もないぐらいに、

疲れていたので、どうしたものか?

 

上司が私が離れると分かると

どんな反応になるだろう?

 

結構大変なことになるな。。。

 

主人を説得するのは難しいだろうし、

そんなエネルギーもないな。。。等々。

 

そんなことが頭をよぎり、

とにかく当面は

このまま頑張り続けるしかない

という結論に至りました。

 

とはいえ、同じ状態でダラダラ続けるのではなく、

自分なりに変えていこう、

変化していこうという気持ちで、

日本を発ったのです。

 

日本で貰ったエネルギーを糧に

また何とかやっていけそうと

健気にも信じて。

 

 

 

戻ってみると

そんなに現実は簡単じゃなかったんですね~。

 

また元の日々に戻るのは

あっと言う間でした。

 

ただ、私にとって幸いだったのは、

それから4ヶ月ちょっと後、

会社との契約が終了になったことでした。

 

会社側が新しい事業への資金が必要になり、

それを捻出するための経費削減の一環でした。

 

 

ホッとしたのも束の間、

それから身体を壊したり、

思わぬことが色々ありました。

 

でもそのお陰で、

まずは心身共に健康を取り戻すことを始めて、

その後、自分自身を取り戻すということにも

取り組むことになりました。

 

そして、結局は自分が自分らしく生きることが

一番幸せであるというシンプルな結論に達しました。

 

 

 

日本から戻って、

身の回りの整理も整いつつあり、

自分ができることをやってみようという

前向きな気持ち。

 

2年前に日本から戻ってきた時とは

全然違って、

これから広がる未来に

静かに胸を高鳴らせています。