先週の土曜日の明け方3時半頃、義母の家にカウンシル(区)から人がやってきました。


義母の家の玄関脇にある樹齢100年以上のLime Tree (リンデン)が前夜から続く激しい嵐の中、道路に倒れてしまったためでした。


早急に道路から倒れた木を取り除く作業が始り、義母、二人の義妹達は眠れぬ朝を迎え、その後も玄関の側に残る大木の残骸(カウンシルは道路に倒れた部分だけ片付け)を処理すべく、奔走し、休む間もなかったようです。


本当に幸いだったのは誰も怪我もなく済んだということです。


ただ、驚くことにこの大木、根こそぎ倒れたのだそうです。


主人が「葉が全く無い時期に根元から?じゃあ、葉に覆われる春、夏の時期だったら一体どんなことになっていたのだろうか?」と首をかしげていました。


そして、今朝、この謎が解けました。


いつも通る公園を歩いた時に水に浸かった木が何本も互い違いに倒れ掛かっているのを見かけて、ハッとあることに気がつきました。


Lime Treeはあの強風だけで倒れたわけじゃなかったと。このところの異常な降水量。これで地面が緩くなっていて、それで根元から倒れたということを。


ここのところ長く続く雨と強風で、イギリス全土は大変なことになっています。各地で洪水、そしてこの嵐で、亡くなられた方もいらっしゃいます。


今日のBBCのニュースのサイトを見ていただくと、各地の被害のひどさが分かっていただけると思います。

http://www.bbc.co.uk/news/uk-26081187


我が家はまだ庭のフェンスがまた倒れた(お隣りがフェンスの横の木を剪定してくれないので)ぐらいで済んでいます。


週の始まりの今日。電車や道路の状況はどうなっているのだろうか?と心配になりました。


先週の初めに、ある路線では土砂崩れのため、線路が途中から閉鎖され、私が行く予定の駅では下車できず、違う路線で遠回りをして、そこから臨時のバスのサービスを使うということを余儀なくされました。


週末の嵐で、きっと更にこういった交通機関の麻痺も多く起きていることでしょう。


まだしばらくこの長雨が続くとの予報がありますが、早く通常のお天気に戻ってくれることを願うばかりです。


そして被害に遭われた方々が早く普通の生活に戻れますことをお祈りしています。