今日、Yahoo Japanのニュースで料理研究家の小林カツ代さんが亡くなられたという記事が目に飛び込んできました。

 


ネットから画像をお借りしました。

 

実は母がカツ代さんの大ファンで、子供の頃からカツ代さんの本が家にたくさんありました。

 

また自分で料理をするようになってからは、私自身も彼女のレシピ本を愛用してきました。

 

どこでも揃えられる材料で、素早く、簡単、そして美味しく作れるが魅力でした。

 

そしてテレビで観るカツ代さんは好奇心に満ちていて、飛びっきりの明るい笑顔。ユーモア溢れる話し方、温かいお人柄にも惹かれていました。

 

 

 

その後、東京で働き始めてから、カツ代さんのお料理のクラスをあるカルチャーセンターで見つけて、何回か通う機会に恵まれました。

 

ご本人のイメージは、今まで私が描いていたイメージ、まさにそのままでした。

 

教室は家庭科の教室を思わせる部屋で、大きな調理台が幾つも並ぶ周りに参加者は座り、その前で講義とお料理をするカツ代さん。

 


 

その後、幾つかのグループに分かれて、料理をしたのですが、カツ代さんご自身が回ってこられて、何と参加された一人一人に声をかけられていました。

 

私も油をたっぷり使ったフライパンの洗い方についてアドバイスを貰ったのです(ちょうどフライパンを洗っていたので)。

 

あれだけたくさんの本を出していましたが、全てのコツをレシピ本に網羅は出来ないので、お料理をしながら、色々な秘訣を実際に教えることが出来る教室は大好きとおっしゃっていたのが印象的でした。

 

 

考えてみると、お料理することが楽しいと思えるようになった、その原点はカツ代さん(もちろん母にも)にあります。

 

 

 

最後にいかにもカツ代さんらしいなと思った言葉をご紹介します。

 

料理上手になるためには、鍋や材料に向って、「おいしくつーくろっ」て思うこと。栄養とか健康も大事ですが、何よりもぜったいにおいしく作りたいと思うことが大切なのです。


 

ご冥福をお祈りいたします。