今朝、我が家から近い公園を歩いた時、朝靄に包まれた光景があまりにもatmospheric (えも言われぬ程、幻想的な雰囲気)で、ハッとさせられてしまいました。
冬のイギリス、来た当初はあまり好きではなかったのですが、イギリスの田舎でクリスマスを過ごすようになってから、意外に冬も悪くないなあと思えてきました。
ピンと張り詰めた空気、冬なのに青々としたフィールドが広がる中に枝だけになった木々のシルエットが浮かび上がる様。
これが本当に美しいのです。
田舎でなくても、イギリスは都会でも、大きな公園がたくさんあって、広大な緑の敷地に並ぶ木々を見ることができます。
さて、今朝行った公園でもこのような素晴らしい景色が見られました。
それだけではなく、公園内に流れる小川の側の木の枝にとまる、この青い鳥、Kingfisher(カワセミ)も目撃できました。写真では小さくしか写っていませんが、肉眼でははっきりと捉えることができました。
実はこのブログのタイトルはこの鳥からインスピレーションを得て、付けました。
ベルギーの作家モーリス・メーテルリンクが書いたお話「青い鳥」から、青い鳥イコール幸せの象徴というイメージがありました。
なかなかの恥かしがりやの鳥なので、サーっと飛び立つ後姿を一瞬か、運がよくても正面から川の上を滑るように去る姿を見るだけを繰り返した挙げ句、とうとうこの1月2日、全角度(クルリと枝の上で回ってくれたのです)じっくりと姿を眺めることが叶いました。
新年早々、この幸せの象徴のような鳥を見れて、ご利益にあやかれたようで、幸せな気分に満たされました。それもこんなに身近な場所で!
今回は写真を撮ったことで、私の存在に気が付かれて、数秒後には残念ながら飛び立ってしまいましたが。