イギリスで暮らし始めて、この4月で早くも13年が経ちます。
最初にイギリスに来たのは日本で勤めていたホメオパシー(同種療法)の学校の
イギリス校がこちらの学校と提携を結んだので、
本格的にこの地でホメオパシーを学び、日本で仕事にするのが目的でした。
それが予期せぬイギリス人の現在の夫との出会いで
まさかのイギリスに根を下ろすことになります。
一度はライフワークだと強く信じて
日本にいた頃(1997年秋から)から
コツコツと長く学び続けていたホメオパシー。
その勉強を終えた後に諸事情から生業にすることを諦めてしまいます。
あんなに時間もお金もエネルギーも注ぎ込んだのに。。。と
全てを諦めたことを深く後悔して、受け入れることが出来なかった
(最終的に決めたのは自分なのに)期間がかなり長くありました。
その後、友人の勧めでボランティアとして働いた
近所のアートと教育のコミュニティーセンターの仕事。
素晴らしい同僚達との出会いと元々好きだった音楽、アート、文学の世界に触れたことで
再び心の中の情熱や喜びが湧き上がり、もやもやとした思いが時間と共に風化していきます。
ところが、また自分の中で何かが疼きだしたのがここ数年のこと。
某日本企業で働いてしばらく経った頃からです。
ここで働いていた時に日本にいた時ですら体験したことがない
コンサバな環境、状況に愕然として。
何とかそんな環境でも自分らしくあろう、自分の意見も伝えたりと
少しづつでも変えようと試みたもののことごとく上手くいかず。
最後の方はただただ毎日の生活を終えるだけで精一杯。
自分ときちんと向き合う時間も作ることができませんでした。
ようやくその仕事の契約が切れて(先方の理由でやっと辞められた)
ほっとしたのも束の間、体調を崩して、長い風邪を引いてしまいます。
実はそうなるまでの1年余り、毎月のように風邪を引き、
(でも休みがなかなか取れなかった)
既に何かの兆候は始まっていました。
治らない風邪がやっと治ってきたと思いきや。。。
今度は生まれて初めて目の周りが猛烈に痒くなり真っ赤になるという症状が出てきて、
どんどんひどくなっていくばかりで「一体、なぜ?」と。
その症状に「自分の内面をもう一度見直した方がいいよ」と言われているような気がしました。
それをきっかけに、自分を見つめる旅が始まります。
長く時間がかかった末にやっと昨年の終わりに
自分の本当の気持ち、本当に自分が人生でやりたいことのヒントが掴めました。
遠回りして気がついたのは、
探していたことは外側にではなく、自分の中に答えはあったということ。
そう、いつもそこに私の本質、そして幸せもあったのだということです。
それに気が付くにはまずは
自分に正直になる、自分の心の扉を開くこと だと思いました。
せっかく掴んだ手がかり、本来の自分。
それをこれからもっと輝かせていきたい。
日々の生活の中で出来ること等書くことでもっと明確になるのではないかと
ブログを始めることにしました。
イギリスでの生活、日本でのこと等、
振り返りつつ今の私も発信していけたらいいなと思っています。
よろしくお願いします。
2020年9月修正