一言で言うと”カッコいい焼肉”!
焼肉といってもいろんなタイプのお店がありますが、ここはスマートでスタイリッシュな焼肉屋さんでした。
「三田はおいしいお店が多い」というお友だちに連れられて、田町で電車を降りててくてく。
確かにおいしそうなお店が多く、後ろ髪を引かれながら会社帰りの人波に逆走する夕方の路地。
画廊? ワインバー?と間違うようなお店、
モダンコリアン「PANCHAN」が今晩のお店。
すごくきれいでびっくり。
オープンして半年と言われたけど、焼肉屋さん特有のギトギトした感じがまったくないので本当にギャラリーの新店に来たみたい。
シルバーでできたすっきり書かれたメニューを開いても、センスの良さを感じますよね。んーデザインの本を見てるよう。スタイリッシュ。
「PANCHAN」は韓国・ソウル発祥で5店舗展開しているそうですが、お店は高級エリア・江南(カンナム)だったりとやっぱりオシャレタウン!
そのお店が日本初の出店に選んだ場所がここ、三田なんですね~
お酒のページを開いたら、サイズ感的にもやっぱりこれ(笑)。
ジンと肉
いつもながら透明なお酒。大き目ジョッキもうれしいのです。
余談だけど友人の頼んだ香るエールがすっごくきれいに注がれていて、「ここにはマイスターがいるのか?」とテーブルで盛り上がり。
ワクワクが止まらない手書きのおすすめメニューももらったので、こちら中心でアラカルトで頼んでみましたー!
熟成タン塩
黒毛和牛A4からA5。
コリコリしてて、塩が効いていて引き締まった味。
ナムル3種
手前の黄色いものは韓国かぼちゃ。あとは千切りみょうが、豆もやし。
キムチもナムルも自家製なんだそうで、本場の味を活かしつつ、日本人向けにマイルドに仕上がっているように感じました。
プルコギサーロイン
大きな一枚肉!
with 一口ごはんと卵。おにぎりを包んでいるのは韓国ではおなじみのえごまを醤油に漬けたもの。
お店の人が焼いてくれるスタイル♪
直火で焼き、煙はすぐ上のダクトシステムが吸い込むので、店内も煙たくならないし、洋服にも匂いがつきにくいのがいいですねー。
サッと両面を炙ってもらったら、溶き卵に浸してご飯にのっけていただきます♡
至福~! 一番おいしい焼き加減で渡してもらえるの最高~!
極上ユッケ
ユッケは60~65℃の低温調理のあと、ごま油で仕上げたものと言われたと思う。
シンプルにおいしくて、お肉の甘みをダイレクトに感じます。
ツムツムカルビ
これはすごい!! まさにツムツム(笑)!!
肉質のよさがこのサシから伝わってきます。
というのも「PANCHAN」のお肉ってどれもとっても肉質がきれい。
こちらを焼くのは自分たちのペースで。それぞれが好みの焼き加減で。
リブかぶりぽん酢
うっすら塩と胡麻油を含んで提供。
リブロースかぶりってどこ?と思ったら、肩ロースとサーロインに挟まれた背中側の部位だそう。
希少部位で特にサシのキレイな場所らしく、この通りひつじ雲のような均一の霜降りでつやっつや。10代の肌だね、10代の!w
さっと炙って色が変わったらぽん酢で。
これがリブかぶりだけだと濃すぎる脂っぽさと甘さを、ぽん酢がいい塩梅で引き算してくれて丸くまとめていますね。
すごくおいしい。どんどん食べられそう!
食べられそうだからって、最後に暴挙。
ミスジとトリュフ
これまた美しいミスジちゃん~♡
見惚れる断面。肉だけでなくカットの技術もまた素晴らしいのです。
「小栗旬に似てますよね?」
「いや小栗旬の物まねをする「まーきの!」っていう人に似てますよね?」
そんな私たちのイジリにはにかむ店長さん・・・。焼く手さばきもカッコよくって、イケメンハニカムニダ♡
そしてミスジの横ではトリュフオイルと塩、コチュジャン入りのソースが小鍋でコトコト温められ・・・
ふわりと炙られた柔らかい極上ミスジに熱々トリュフソースがたら~り!
さらに上から削りたてのスライストリュフが秋の落ち葉のようにはらはらと舞います。トリュフづくし!
芸術か! 芸術の秋か!
一口頬ばって完成度にうなるミスジは、まさに豊満な秋の香り。
モダン焼き肉の終演にふさわしい贅沢な一皿です。
すだち冷麺
人生初のすだち冷麺、すんごくさっぱり!
これは焼肉の〆に最適だわね、一年を通して食べたいほどに風味爽やかです。
麺の喉ごしがほんとうになめらかで喉に滑り込んでくるよう。
焼き肉と同時に米粒を食べたい派なんですが、〆にも炭水化物が欲しくなるので、こういうさっぱり麺があったらやっぱりいいなあ♡
ほうじ茶パッピンス
デザ-トは大好きなパッピンスをチョイス!
パッ=小豆、ピンス=韓国風かき氷です。
大好きパッピンス、表面にうっすらときな粉、メインの蜜がほうじ茶なので香ばしく甘さ控えめ、上品です^^
氷を掘っていくと小豆とアイスクリームが隠れていて、最後までわくわくを絶やさないパッピンスになっていました。
はー、大満足!!
出ようと一階に降りたところにスライサーがあって、あの美しい断面のお肉たちはこれでカットされるのかななんて思いながらパチリ☆
出されるひと皿ひと皿が美しく、若い感性が光る、勢いを感じるお店です。
贅沢な部位を出しながらも過剰な感じがないので、カジュアルで肩の力を抜いて楽しめるこなれ感。
学生や若いビジネスマンの多い街にとてもよく似合いますね。
出口にあったランチがまたすごくリーズナブルでビックリ。
あなどれない三田! 飲食街なだけあって使い勝手もよくレベルが高いお店が集まっているのかもしれませんね!
ランチも気になります♪
焼肉×モダンコリアン PANCHAN
東京都港区芝5丁目24-16
03-6453-6869