これは関係ない江戸たてもの館の古い商屋
キンコン西野、事故で大ケガ
のような釣りタイトルにしてみました!
夏ですね。夏休みですね。
そんな中、わが家は今、見知らぬ大勢の人と暮らしております。
すわ、入信か?!
・・・いえいえ、数年前にも起こったあの夏が帰ってきたんですよ・・・(遠い目)。
わが家、東北の農家でもある義理の実家からお米を取り寄せております。
じじさまは愛する孫に農薬の入ったものを食べさせてなるものか!と、無農薬に限りなく近い減農薬で田んぼを管理しています。(もうこの下りで分かる人にはわかる)
いつものように、10kgの米袋が届き、使う分だけをタッパーに移し残りはいつものようにキッチン下の収納庫に入れておりました。
ただいつもと違ったことは今が真夏だということと、何を我慢大会を一人で催していたのか、昼に一人で自宅にいる私がクーラーをいかにつけずに節電できるか選手権を、ソロで開催していたこと。
何と戦っていたのか、何がゴールかは分かりませんが、見えないものと戦っていたのです。
で、「もうギブ! 熱中症になる!」とクーラーを効かせ始めた頃、その共同生活に気付きました・・・。
(以下、ぞわわとした方はそっとページを閉じてください。)
お米が白いおはぎのようなかたまりになりだす。
タッパーのお米が尽きて、収納庫の米袋を開けたときです。
なんでしょう、このかたまり? お米がくっついてところどころ丸くなっています。
でも私には過去にそのかたまりを見た経験があったのです。背筋がスーッと寒くなるのを感じました。
よくよく目を凝らしてみると・・・
お米に、お米じゃない白い長いうにょうにょしたものが。
インディカ米でもない、タイ米でもない。黒い点が一つついた細長いうにょうにょが・・・うにょうにょがぁあああああああああああ!!
そして紙製の米袋にはさなぎさなぎさなぎさなぎさなぎさなぎ・・・・・・・
ぎゃあああああああああ!!
私の阿鼻叫喚だけが響く。
300人と共同生活の相手は、そう数年前にも大量発生させてしまったこいつです。
正体は「ノシメマダラメイガ」
ノシメマダラメイガ(学名:Plodia interpunctella)は、チョウ目メイガ科に属する昆虫。ノシメコクガとも表記される。
幼虫は植物油脂が豊富な種子を食害する害虫として知られ、玄米の胚芽部と糠層を食害したり、チョコレートをも食害する。
梅雨時から夏の高温多湿時に、保存してある米、とくに玄米に焦げ茶色の小さな蛾がわくことがあるが、これがノシメマダラメイガである。
毒性はないため、米は中身を陰干しまたは天日に干し、精米すれば、多少食味は落ちているが、十分食べることができる。
画像は貼りません(´□`。) 見たい人だけがリンク(wiki)で見てください。
そうなんです。
五分つきのお米にしてもらってたのと減農薬が災いし、ノシメマダラメイガが向こうの時点で食っちゃってたようなんですね。
それを暗所冷所に置いておけば死滅したものを、頑張って猛暑我慢大会しちゃってたから大量にお生まれになり・・・米袋内は子だくさん状態に。
ですが農家の嫁でもある身でじじさまが本業の傍ら、愛情込めて育ててくれたお米を捨ててしまうのは忍びない。
毒性はないのは調べてわかっていましたので、半泣きになりながらベビーをスプーンで取り分け(阿鼻叫喚しつつ)、残りは庭にひいたシートの上で天日干しに。
暑さに耐えきれず蜘蛛の子を散らすように出てくる出てくる、同居人・・・。
しばらくして無人となったお米をかき集め、念には念を入れてふるいにかけ、さらに念を押して目視ですべてチェックして、残りのお米を選別いたしました。
猛暑の庭で。
以上が私に起こった、ひと夏の経験です。