丸善の創始者、早矢仕 有的(はやし ゆうてき)氏が考案したことにより「早矢仕ライス」と名付けられたと言われているハヤシライス。
茶色めしが食べたくなった雪景色の日本橋。



「お多幸本店」のとうめしに振られ、よく文具を買っていた「丸善」の3階にある「MARUZEN Cafe」にたどり着きました。


早矢仕ライスの日替わりランチメニューがあるんですね。


あら、きれいなお店。
午後二時ころでしたがまだ日替わりランチは間に合うということなので、3割くらい埋まった店内に入ってみることに。


日替わりランチ(木曜日)ビーフコロッケと彩り野菜の早矢仕ライス 1300円
スタンダードなサウザンドレッシングのかかったプリーツレタスのサラダ付き。



大盛りは無料らしく、「どうなさいますか?」なんて店員さんにわざわざ聞かれたら、そりゃブルゾンちえみの「じっくりコトコト!」の目つきで、「大盛りで!」って言うよね。

据え膳食わぬは女がすたるよねw



若干待って届いたハヤシライスは”THE 昭和の洋食ランチ!”といった風情のハヤシライス。
大盛りのご飯は一見、ダムカレーを思わせる絶壁ぶり。
メロンカップでのライスの盛り方もルーの広がりも、コロッケの置き方も彩り野菜のばらけ方も「清く正しく!」といった老舗の気負いがある。
”看板背負ってる”正統派な感がある。


彩り野菜はものにより素揚げ、ものにより茹でと思われます。
特に素揚げ野菜はハヤシに溶け込まず彩りを保つためと香ばしさも加味され、彩り野菜ってばデリシャス!


ですがルーはちょっと甘い。
フルーツいっぱいのチャツネが入っているのか蜜のような味わいがあって私にはことさら甘かった・・・
おいしいのだけど、大盛りご飯にしてしまったこともあって甘さに苦戦。
このルーの味が動かざる老舗の味なので、たぶんテーブルには大きく味を変える香辛料や、よもや福神漬けなどはなかったような気がしますね。(うろ覚え)



コロッケはビーフの旨みが感じられて単体でも注文したくなるほどおいしい!
余計にハヤシを少しスパイシーにしてみたくなりました。


店内はモダンでウッディー。新しいのかな?
小脇に挟んだ書籍の似合うナイスミドルが多くて目の保養になるので、違う意味でもオジサマ好きにお薦めしたいです。



MARUZEN Cafe

東京都中央区⽇本橋 2-3-10 ⽇本橋丸善東急ビル 3F
03-6202-0013