新宿三丁目。お多幸の裏手にあたるビルにある「ビストロ サヴァサヴァ」。
サバサバ友とサヴァサヴァでディナーです^^
この日は、お店でお薦めいただいたシェフおまかせ取り分けコース(3700円)に。飲みものは別です。
ソフトドリンクのメニューを見ると、信州産、奥会津、愛媛・・・産地にこだわったラインナップがずらり・・・
これは最初から期待できそう!
ワインソムリエさんがいらして、いろいろお料理に合うペアリングワインを考えてくださるそうなので、今日のワインはそれでお願いしてみました。
まずは、シャンパーニュ・ドゥ・サン・マルソー。
スッキリと飲みやすく、一杯目にぴったり。
いちじくが甘くてとろけます♪
サラダに自家製牛タンのコンフィのせ。
しっとりと旨みと油が沁み込む牛タンは、もたれず意外と軽い味わい。
薄くスライスされたことと、上質なオイルでコンフィにしているからかも?
なんとも美しくまとめられたパテ・ド・カンパーニュが出てきた!!
盛り付けにも美的センスが表れてしまうものですね。お皿の画がとってもきれい。
添えられているものをお聞きしました。
有馬山椒、ぷちぷちの食感が楽しい大粒のポップマスタード、きゅうりのピクルスになんとゆかりがまぶされて。
驚きと発見の組み合わせですね~!
続いて、白身のお魚が出てくるそうで出していただいたものは、白の辛口甲州ワイン、シャンテ デラドライ。
白ですがポリフェノールの渋みもやんわり感じます。
そんな和のワインとぴったり合うお料理、今度は静岡県産の鮎がカリッと、墨絵のように一枚のお皿に上に。
真っ黒なビジュアルに二人とも目を思わず見開いちゃう(笑)。セモリナ粉にいか墨で色付けした衣をまぶしてローストしただけではなく、柔らかい鮎で本当に?!と聞き返してしまったほど手の込んだ処理にびっくりした一品!
骨を抜き大名おろしでさばき、
この小さく儚い鮎の身に、これだけの手間をかけるなんて本気ですごい・・・!
下のソースは黒米の裏ごしペーストにさらにいか墨を混ぜたものを伸ばして。
風味にほんのりお米のテイストがありました。
続いてもお魚。炭火焼したスコットランド産のサーモンにいくらとクスクス添え。
サーモンの表面をサッと炙り、中はレアな状態。
絶妙の火入りでいただくとその繊細さにびっくりします。
付け合わせにはいくらとクスクス。パプリカのがいくらの色に紛れて隠れています。さらに大葉の新芽がトッピング。
いくらとクスクスでWのぷちぷちが楽しめるんですよ~^^
力強くスパイシーないわば正統派な黒ワイン。
スペインに近いフランスのビオワイン。
自然派ワインのオーナーはなんでも技術屋さん出身で社長をしていたという変わった経歴の持ち主だそう!
こういうバックストーリーや面白い知識を教われるのも、ソムリエさんの包容力だなと思います。
軽くかき回しすと枯草のような・・・野原のような爽快な匂い・・・の後に軽快な味わい。こちらのワインの飲み口は面白いの一言。
赤身の鹿ひき肉98%に豚の背油を2%ほどミックスしなめらかに。
季節の野菜の焼き物を添えてあり、キャベツ、じゃがいも、ベロニア、黒コショウ、オリーブとまるで森の中で鹿を味わうような世界観、深いビターな味わいの完成度です。
フレンチビストロ?そんな一言では片づけられない、「サヴァサヴァ」。
その不思議な魅力はたぶんところどころに感じる和の息遣い。
ゆかりやお味噌、黒米、へべす・・・私たちの中にある日本人のDNAがよろこぶところ。
レシピにひねりとこだわりと日本の素材の知恵が味わいを深める、とてもとても食に感慨深いディナーコースでした。
初めてお邪魔しましたが大満足。
女友だちと、またデートにもぴったりでは。
ビストロ サヴァサヴァ
東京都新宿区新宿3-20-6 WamallFSビル4Fビストロ サヴァサヴァ (フレンチ / 新宿三丁目駅、新宿西口駅、新宿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2