新橋ビルのたぬきの銅像がね。
無言でいざなうんですよ。「飲んでけー」っておいてけ堀みたいに。
仕方ないな、飲むかってんで。
一人フジテレビ「オトナ女子」のセットツアーの後、新橋で立ち飲み。
私は雑食なので、○○しか食べないとか、いくら以下のものは口にしないとかはあまりないのでする。
安ければラッキーだし、単においしければ喜ぶし、変わったシチュエーションにも萌えるごくごく普通の主婦です。
なのでもろ手を挙げて立ち飲み(笑)。
ずらりと居並ぶメニュー表記を見て心の中で「うひょ♡」となる。
「梅水晶」とか「炙り鴨葱」とか、和割烹のようなネーミング、日本語の音の美しさも字画の多さもまたそそる。
しかも280円とか、子どものおつかいのお駄賃くらいで食べられちゃう。
並んだお品書きがだんだん横綱番付に見えてくるのもまたいい。
ビルの階段を降りたら、チョイ飲み街の一番手前、右側の細い隠し扉みたいな入口が「へそ」です。
鰻の寝床のような入口(笑)。
入るとL字型で、中はそこそこ広さはありますよ^^
まる得セット。ハムカツ以外惹かれないなあ~。
なので、単品でおでんを何本か。
すだちサワーは炭酸が強いタイプ♪
お好み風キャベツ焼き。
これがまたお腹に沁みる熱さの鉄板皿で来ます。
立ち飲みなんだけど、壁にくっついたテーブルなので、はふはふ食べている姿も壁に向かっているから誰にも見られることはないのですな。
(どうせ誰も見ていないけど)
壁のメニュー番付を見ていたらソロ活によくある、「一人でいて恥ずかしい」って気持ちがだんだんと失せていくわけで。
一人で何が悪いのさって気になってくるから不思議。
鉄板のソースの上でゆらゆら揺れるかつぶしだって一人じめ。
こんなでも私なりにシアワセなんだ。今。
出ようとしてふと見たら、なんとランチもやってるみたいです。ってか逆になぜかランチセットは割高に感じちゃうね。
ちょっと飲むからいいんじゃないだろうか、立ち飲み屋さんて。
味噌汁なんかいらないわけですよ。
それなら一枚お肉を増やすとか、もうちっとお安くするとか。
余計なことを何も考えないで済む短時間が息抜きなんだけど。
ちょいといい気分になって、重い足取りをアルコールの力で軽くしてもらって、眠れない夜の睡眠導入剤になってくれれば。
朝だって昼だって夕方だって、心を軽くしてくれるならいつだって飲みたいんだよ~