外苑前駅からほどなくの場所、梅窓院の竹林の奥にたたずむ素敵なロケーション、
「暗闇坂 宮下」
http://www.ds-miyashita.jp/aoyama.html



著名な建築家でいらっしゃる隈研吾さんデザインの、5つの個室と6席のカウンターだけという、選ばれた人数のみお食事が楽しめるお店です。
「暗闇坂」は元麻布に実際にある坂であり、私のだいすきな島田荘司先生のミステリ作品「暗闇坂の人喰いの木」の舞台でもあります^^

暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)/講談社


¥1,058
Amazon.co.jp


インパクトのある坂の名前ですが、暗闇坂に麻布本店があるので、この店名なのではないかと思います。




アップルジュース ¥700


まず喉が渇いていたのでリンゴジュースを。
どこの、と聞くのを忘れましたが青森産かな? とっても濃厚でした。




驚いたのが、ご飯をよそってくださる前に、炊きあがりのかまど炊きご飯の状態をこうして個室まで見せにきてくださるの!

特別感がありますね。




囲弁当 ¥3000





この日の焼き魚は鰆(さわら)。
旨みがぎゅっと詰まった身は、噛みしめるたびにほっくほく!




実はどの料理にも負けないくらいにおいしくって、このために来てもいいくらいだったのが、茄子のお新香w
深い味わいと絶妙なやわらかさです。





どれも一つ一つ、完成したお料理の集合体。
セロリの飾り切り、いちじくの添え物などがまた抒情的なんです。





粒が長く、固めのかまど炊きご飯。

ご飯にすとにうれしい、おかわりは自由です。





お造りは手前から鯛、平目、とろかつお。




お魚にうるさい私も大満足!




色鮮やかなそらまめ豆腐は旬の彩りで、お膳に花を添えていましたよ^^





お湯呑みのような器の中は、お麩の浮いた赤だしです。




最後の甘味まで、ゆったりとした空間で、素材にこだわり魅せ方にこだわったお食事を堪能できました。





席を立つ前に、どなたもいらっしゃらなかったのでカウンターをちょっと覗かせていただきました^^
板前包丁がずらっと並んでいてステキ!!
呼び出しベルや、ドアの引き戸、飾られたお花など些細な部分どこをとっても趣きがあるんです。




外観だけかしら?と思っていたら、内装からインテリアに至るまで隈研吾さんの作。





木のぬくもり、緑のうるおい、和の贅。

細かい部分まで、時間を忘れうっとりと堪能してしまいます。

それもそのはず、丁寧に接客くださったお店の方がお見送りもしっかりしてくださるのですが、そのとき教えてもらったらこのビルの二階が隈さんの事務所なんですって。





連れて行ってもらった、東大のくろぎといい、ふらっと入った吉祥寺ハモニカ横丁のてっちゃんといい、ご縁がある・・・?!
そしてなんと東京オリンピック会場となる、新国立競技場もどうやら隈さんの設計チームに主導権が移りそうだとか??
どう日本らしさ、東京らしさを表現なさるのか楽しみですね♪



暗闇坂 宮下 青山
東京都港区南青山2-24-8BY-CUBE 1F
03-5785-2431
12:00~15:00(L.O.14:00) 18:00~23:00(L.O.21:30)