ひょうごツーリズム協議会さんのあいたい兵庫キャンペーン、
「物語(ドラマ)チックに愛たい兵庫ブロガーツアー」





またてくてく歩いて大書院まで来ました。




堀も秋の眺めでしっとりしてていいですね。




1609年、徳川家康の命により大阪の豊臣封じといわれ西国諸大名が動員されて築かれた篠山城。
国指定史跡の扱いです。




こちらではその美しい様式美を買われ、「天と地と」、「女信長」、「参勤交代」、「信長のシェフ」、そして私の大好きな「おんな太閤記」、「火天の城」もロケ地として使用していたそうですよ!!
すいませんそれ帰ってから知りました・・・(暴露)。





石垣は近江国の穴太から招いた築城石工の教えで積まれ、三種類の製法で蓄積されています。 






見た目よりも、機能性。
水はけがよく頑丈な野面積みの隙間に、雑ですが加工された石を挿した打込はぎが目立ちます。

香川の丸亀城に劣らず、絶妙なカーブを描く扇の勾配も一部、見ることができますよ。




天守がない城でしたが、二の丸には城の中心となる大変立派な大書院が建てられ、一時火災で焼失しましたが、跡地にまた美しい大書院が2000年に復元されました。
うーん。またまた手入れの行き届いた、新しい復元の城・・・。(←ちょっと不満)





そうそして、ここでタイムリミット。
閉館してました・°・(ノД`)・°・。看板にそつなくお断り・・・

前回の丹波旅行で内覧しているので、画像が出てきたらまた中の様子も書きますね。






裏手に回ってみます。
天守を持たない平山城であった篠山城は大書院がメイン。
床面積は739.33平方メートル、棟高は12.88メートルもあり、屋根は美麗な入母屋造りとなっています。

ロケで使われる頻度も高く、京都二条城の二の丸御殿に似ていて、模して撮影に使われたこともあるほど。




二条城の御殿は将軍が上洛したときのお宿でしたので、一大名の書院としては篠山城大書院はとても大規模な建築であったことがうかがえます。






370平方メートルの規模、とっても広い本丸跡。





当時の配置図を見るとこんな感じだったそう。




篠山城がちょっと特殊で、北に大手門、そして東門、南門と3つの虎口があります。
そのそれぞれに角馬出の曲輪がありますが、この南馬出の門もとっても立派。
確か昨年は開館時間内だったからか門が開いていて、うれし気分で門の周りを出たり入ったリうろうろしましたね~(笑)。




ここの部分にも、石垣にサインがあってその刻印を見ているだけでも面白かったのです。





やっと神社の名前を覚えました!
青山神社。
そうもちろん青山家ゆかりの神社でした。




夕闇に照らされていくお城ほど、美しい日本の風景はないとこの時も思いました。
ただただ立ちすくんで、陽が沈むのを見つめる時間・・・








きれいに整備されているのは少し残念ですが、それでも妄想トリップはいくらでもできます♪





びゅうびゅうと吹く秋の風はやさしい香りがしました。



篠山城大書院
篠山市北新町2-3
079-552-4500
9-17
月曜休館