あいたい兵庫キャンペーン・旅ブロガー。
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その7

その8

窯元横丁を熱心に見ていたら、絵付けを終えた子供たちが探しに来て「腹減った」コールをされました。
時計を見ると

あはは~


奥にレストランがあったので、そこでランチを取ろうと向かいました。
「獅子銀(ししぎん)」 陶の郷店。
店頭の自動販売機の上に、つぶらな瞳のイノシシちゃんの剥製が

そうでした、丹波はしし(イノシシ)肉を使ったボタン鍋が名物。 それにしてもリアル~!

お店に入ると特産品がずらりと並んでいて、おいしそう!
広い物産スペースを抜けるとその奥にレストランがあります。
新しく木のぬくもりあふれる店内は、庭に向かう壁一面が窓になっており、明るい陽射しが入りそう。(今日は台風なので暗いですが・・・)
メニューを見ると、丹波グルメの宝庫で目を疑いました!!
しかも私が食べたかった篠山まるごと丼の「丹波の牛とろ飯」まである!
手描きのイラストはどれもおいしそうで、目移りしてしまいます。三人とも凄く悩んでオーダーしました。
もともと篠山で食べたいと思っていた〝篠山まるごと丼〟
「ご当地グルメ篠山グランプリ実行員会」が定めた、篠山産のおいしい食材とお店のこだわりをまるごと味わえる丹波篠山のご当地丼!
①篠山産のコシヒカリを使わなあかんねやに~
②篠山産の特産肉(牛・猪・鹿・鶏)を使わなあかんねやに~
③篠山産の山の芋を使わなあかんねやに~
④篠山産の根菜類を使わなあかんねやに~
と条件があるのです

しばらく待って来ました~♪ 苺子セレクト「丹波の牛とろ飯」 1260円。
しゃぶしゃぶ和牛のとろろがけ、味噌汁 自家製野菜の季節の小鉢、季節の香の物がセットになっています。
この日の小鉢は茄子の煮びたし、香の物は大根。
ちなみに手前の紫の丸い惑星のようなものは味噌汁のふたなのですが・・・なぜそういう形なのかを聞けず終いでした
焼肉?と思っていた牛肉は薄切りのしゃぶしゃぶなのですが、少し甘めの味がしたように思います。その上にふわふわのとろろ、わさび、大葉、山菜、刻みネギ、刻み海苔、とろろの下には山くらげ、なめたけが隠れていて盛りだくさん!
牛肉はさっぱりしているし山菜やなめたけ、薬味などもヘルシー。そこにピリリとわさびが効いてます。
味付けは全体的に薄いので、お醤油を垂らして食べるそうです。

ところが、注文するときに「お肉は丹波牛です」と確認しておいたのだけど、食べているとお店のお姉さんがスススーっと寄ってきて、
「すみません丹波牛ではなくただの和牛ということでした・・・

とのこと

ひょえ~!! 丹波牛だから頼んだんですが・・・( ̄□ ̄;)!
でも、美味しさに替わりはないし、他の食材は自家製野菜も含め篠山産だし・・・と思い直し、レポートを書く関係上、他のメニューについても産地や調理法など聞き出したら・・・・
変なお客だと思われて苦笑い、
奥へ引っ込まれてしまいました(爆)

―――まぁそうですよね~。
あれこれ料理にケチをつけるかのようで、普通の観光客としても嫌な客

こういうとき、ちゃんとモニターとして観光協会さんからご依頼を受け回っています、と言うべきだったかなと迷いますね。
それかブロガーパスがあれば、少しは取材に快く応じてくださったのかもしれません

息子セレクト「立杭(たちくい)定食」 1200円は、大食いな息子が歓声を上げるレベルのごちそう!!
おろしそば(またはうどん)にご飯、丹波鶏の唐揚げサラダ添え、和風サラダ、小鉢、香の物がついています。
すっごいボリューミー!
大きくて量も多いのが伝わるように横に携帯でも置けばよかったですね・・・。ブロガー失格
そば・うどんは温・冷選べますので、息子はおろし抜きの冷やしうどんにしてもらいました。
サラダとサラダ、うどんとご飯と若干アイテムがかぶっている気がしないでもないのですけど(笑)、それにしても豪華です!
丹波鶏の唐揚げは、薄付き衣の竜田揚げ風。
メインではないので小ぶりサイズでしたが、もらって食べてみたらジューシーで和風な唐揚げ♪
じゃーん。娘セレクト「窯めし定食」 1300円。こちらも大盛り!
釜飯のかまが窯元だけに「窯」となっていてシャレが効いてますね(笑)
丹波鶏の唐揚げ、市松豆腐、小鉢、香の物、みそ汁(ドンブリなみにすっごく大きなお椀で出てきました!)がセットです。
釜めしのふたを開けてもらったら、煮込まれた甘~いしいたけが香っていい匂い!!
具だくさんで優しい味わいです。
添えられた綺麗な色合いの市松豆腐・・・丹波の特産? 材料に黒豆なのかな?
聞きそびれて気になりました。
たぶんどの食器も丹波焼なのよね。
厚みがあってほっこりする器は、手のひらに包むとしっくりきます。
できたての食事がより温かく感じられて、いつまでもいつまでもホクホクおいしいのです。
窓からの景色も癒される! ああ、丹波に来たんだなぁって実感します。
ちなみに外に登り窯を発見したので、あとで寄り道することに決めました。
丹波大納言のあずき、黒豆コーヒー、黒豆シフォン、栗パウンド・・・
時間がなくて今回は頼みませんでしたが、丹波の素材を活かしたデザートは和洋両方の用意がされていて、「獅子銀」さんはまさにご当地レストランなんだなってわかりました。
偶然入ったのですが、小躍りするくらい嬉しい品揃え。できれば毎月通って、丹波グルメを全制覇したいくらい!

帰りがけ、このポスターの写真にハートを射抜かれ、ずっと気になっていた黒豆コロッケの揚げたてを車内で食べようとテイクアウト!
包み袋を見ると、コーヒーは自家製の丹波黒大豆の窯焼き珈琲だったみたい!
お豆腐もやっぱり黒豆豆腐なのかも??
オーダーを取ってくれた若い女性に帰りもレジでコーヒーと豆腐のことをうかがおうかと思ったのですが、さっきの様子を思い返してまた不審がられる感じでしたのでやめました(;^_^A
替わりにレジの年配の女性に、また路線バスが数時間来ないこと、

娘が昨日の雨風で体が冷えてしまったようで咳き込んでいたので、これは無理をして遠出し帰京時間が遅くなっては学校にも支障が出ると思って、温泉は今回は見合わせ、もう帰ることに。
物産コーナーに積まれていた山の芋が驚くほど大きくて凝視していたら、さきほどのレジの女性が近寄っていらして、山の芋について教えてくれましたよ♪
全国の約3割が丹波地域で栽培されているという山の芋、牛とろ飯で食べているときは山芋だと思ってましたが、まったく別もの。
大人の男性のコブシよりずいぶん大きいサイズの黒い塊です。裏で採れるとのことなので、獅子銀さんの自家製みたい。
とろろとして使いますが、消化がよく風味もいいので珍重されています。
おだしなどで溶いてのばす必要があるそうです。
お店でも私が食べたとろろは白だしで溶いてあったんですって。ふわふわでおいしかったな!
獅子銀さんは170アールの畑をお持ちで、種まきから収穫まで有機肥料・低農薬を心がけて自家製で野菜などを育てられていたようです。
新鮮、安心、おいしい丹波コシヒカリ、大粒の黒豆、身の詰まった山の芋。
自家製だからこその新鮮さ、そしてあの値段で提供できたんだなあと思います。
陶の郷に入らなければ行くことができないぶん、とってもここだけ感あふれる、どっぷり丹波に浸れるレストランでした!
「獅子銀」 陶の郷店
篠山市今田町上立杭3 陶の郷内
079-597-2173
10:00~18:00
獅子銀 陶の郷店 (割烹・小料理 / 藍本駅、草野駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0

