あいたい兵庫キャンペーン・旅ブロガー2日めの予定としては、
城下町篠山をめぐってほろよい横丁?酒蔵や、名物の篠山まるごと丼を食べ、陶芸施設の陶(すえ)の郷へ。
〆はこんだ温泉まで行くつもりで柏原駅から、4つ先の篠山口まで切符を買います。
その1

その2

その3

その4

その5

小雨ではありましたがなんとか快方へ向かいそうな空へ期待・・・
柏原駅でも電車の本数がやはり恐ろしく少ないので、待ち時間でロスタイムがまた生まれてしまうのがもったいなく感じます。
各停で行っても急行で行っても駅数的・時間的にはほとんど変わりがありませんが、なんと次に来る普通列車なら1時間近く電車を待つことに・・・。
仕方がないので少し待てば来る特急こうのとりに乗ることにしましたが、鈍行だったら400円のところ特急料金がプラスされ大人1030円。
子供料金もプラスするとこんな感じにちょこちょこ移動料金が取られていくのが、今回の旅でもっとももったいなく感じた点。
この時間とお金をできれば観光に回したかった~(-_★)!
車窓からはのどかな里山風景と、城下町に近いことを思わせる武家づくりの家屋の家並みが続きます。
剪伐されていない木々をながめていると、湿地に多い色濃くこんもりと茂る葉と、風にも負けなそうな硬い幹を持つ木など、
なるほどこのあたりに太古の昔に恐竜が生息していたのを想像できる風景が広がって行くのに気づきました。
図鑑で見た恐竜時代の背景にそっくり。
熱帯では低温動物の恐竜は生きては行けなかったと思うから、丹波の適度な低温湿地と豊富な水分はきっと彼らには住みやすかったことでしょう。
ぐんぐん進む特急の窓から勢い増す篠山川を眼下に見下ろし、手付かずなまま流れて行く景色は、自分が空駆ける翼竜にでもなったような気分です。
ん?! 何か書いてある!
あれ、もしかしてここ・・・?!
〝丹波竜生誕6周年〟という文字と、大きな看板が見えてきました!
昨日行ってみたかった、「元気村かみくげ」です!
わ~! 見えた!!
ここです。ここで化石の発掘がされていて、土日祝には発掘見学や体験ができたのだそうです。
悪天候と平日で訪問を泣く泣くあきらめた親子でしたが、窓からでも一瞬眺めることができ、すごく嬉しい~。
丹波竜の生きていた場所の近くまでこうして来れたこと、ここでやっと実感がわいて鳥肌が立ってしまいました!
小さいころから大好きだった恐竜は、けして夢の世界ではない。
三人で窓に向かい身を乗り出してかみくげを見つめます。
私も大人になってこうして確信ができ、子どもたちも知ること、触れることを通して貴重な経験が旅の記憶として積み重なっていくことができる。
百聞は一見にしかずですね。
そしてそこで何を感じられるかも十人十色でまた素晴らしいです。
篠山口駅で特急こうのとりを降ります。あっという間ですね(;^_^A
ちなみにこうのとりの車体のヘッドは本当に鳥のこうのとりにそっくりで笑いますよ♪
瞳のふちの赤い部分なんてほんとうに「うまい!」と叫んでしまうほど(笑)。デザイナーさんを尊敬です
篠山口駅には「あいたい兵庫キャンペーン」の看板にはばタンも。
一緒に城下町と焼き物がデザインされ、なんともこれからの観光が楽しみになってきました!
改札を出たところに篠山観光案内所さんがあったので寄ってみました!
陶器や黒豆のお土産品が並んでいます。
――― と、ここでアクシデント
雨も止んだようなので、城下町の散策をしようとしたら大書院などメインの施設もみんな月曜休館なのだそう!
ガーン・・・
では外から見るだけと思ったら、駅でレンタサイクルの貸し出しはしているけれど、主要なスポットまで大人で20分以上、子どものこぎ方ならもっとかかるとのこと。
しかも乗り捨てができないので、また見て回ったらここまでこいで戻るしかないそうなんです。
案内所の担当さんのアドバイスでは、駅から市街地のレンタサイクル所まで路線バスで行き、そこで自転車を借りて回ってはどうかということでしたが、それでもよくよく伺うと路線バス自体が30分に1本で出たばかり。
往復の走行時間や待ち時間を考えると、城下町へ行っていると陶芸体験ができないことになります。
仕方なく、城下町散策をやめて、まっすぐ陶の郷へ行くことに。
で、せっかく特急切符を買ったのですが、一度改札を出てしまったからダメだそうで、また一から切符の買い直し
あ~本当に自分のスケジューリングのダメダメさにこのへんでイライラが頂点に・・・
すると自己嫌悪の渦に入るともう冷静な判断が鈍り、降りる駅まで間違っちゃう!
あいの駅まで行かなくちゃいけなかったのに、一つ前のあいもと駅で降りちゃった~
そうしたら、またも電車が30分以上来ず、タイムロスとどうどう巡り・・・・
プリプリ子どもたちに八つ当たりまでしてしまい、ああ~もう~~ヤダ~ヽ(`Д´)ノ!と思っていたら・・・
息子が「見て見て(゚∀゚)!」と丸めた手の間を少しずつ開く・・・と、ひょこっと顔を出したのは逃げもしない緑の物体。
うをを! 三匹の子豚ならぬ三匹のカエル!
藍本駅の駅舎は無人駅なんですが、その柵のあたりで三匹が雨宿りしてたんですって。
虫や動物の好きな息子は、臆せず捕まえてきて得意そうに見せに来たのです。
そうだねぇ。東京ではカエルはこんな普通にはいないよね。
息子が嬉しそうに私の顔先に持ってくると、小さなカエル、相手の肩に手を乗せてたり↑なんだか人間チック(笑)。

あんなにイライラしてたのに、ぷっと笑いが出てしまいます。
息子にはいつもこんな風になごまされ☆ 子どもなんだけど無意識ながら母親を笑顔にしようとしてくれるんですよね。
昨夜のラーメン屋同様、また反省・・・

それでも今こうして、記事を書くために画像を見ていると、無邪気なカエルを持った息子の手が自分の思っていたぷよぷよの頃の息子の手と、大きさも感触も変わっていることに改めてびっくりしたり。
日々成長している子どもたちとこうして旅できるのも、数にしたらそう多くないかも。
与えられた旅の機会に感謝しつつ、相野駅へ向かいます。

丹波市山南町下滝200
0795-78-0001
土日祝の10:00~15:00のみ、化石発掘体験も300円でできるそうです!(ただし化石は持ち帰れません)
帰ってからサイトを見たら、事前予約をすれば平日もできた見たいです・・・・ぐっすん


