今回のNHK大河ドラマでもお馴染み、天下をめぐる織田、豊臣、徳川に深くかかわり戦国の世の女性史に深くその名を刻んだお市の方とその娘である浅井三姉妹の姫たち、
――― 茶々、初、江。
大河ドラマ「江」、我が家はパパ殿とりんりん(小4にして立派な歴女!)が歴史好き、私も城と鎧好きなので、ちゅーたも一緒にハマり家族で見ています。
その姫たちの衣装ってあまりクローズアップされていませんでしたが、
小袖を桃山期の唐織技法で復元製作された特別企画と永治屋清左衛門の世界・即売会も兼ねた
「戦国の姫たち」第2回復元展が三松・吉祥寺本店2階特設会場で開かれていたので寄ってみました。
小袖製作を手がけたのが京都・永治屋清左衛門。
社名の永井織物株式会社は、江戸後期・文政から続く京都・丹後の製糸問屋として創業した老舗です。
平成5年には、京都国立博物館の指導の下にお市の方の装束を復元製作し発表されました。
現在ではこれまでの復元方法や知識を、茶席や結婚式用の訪問着、色無地などに活かした制作・販売も行っておられ、人気を博してらっしゃるそう。
新作の着物に参混じり、お求めやすい帯もたくさん用意されてましたよ。
こちらが、お江が着ていたとされるきものの復元作品。
黄みの強いオレンジが基調となっていて、元気いっぱいな江に個人的にぴったりだという印象です(笑)。
糸には金糸が混じっているので、華やかで愛くるしい感じに仕上がっていました。
淀殿こと茶々のおきもの。
そして威光を放つお市の方。
見たものの心を射抜くような、迫力がどこかにあります。
間近で触ってもいいですよと言われて、少し撫でてみました。立体感ある表面で重く重厚感があります。
唐織は生地に刺繍をするのではなく、布を織る際に模様糸も一緒に織り込んでいくとても繊細な技術を必要とする技法。
姫たちの存在感を表現するのには余りある迫力で、時代の重みをずしりと感じたひとときでした。
帰りは、あの有名な「お肉のさとう」、まんまるな元祖メンチカツにやっぱり長蛇の列・・・(笑)!
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