こんにちは
ルクスクリニック院長の奥村です
開業してはや7ヶ月
驚くほどあっという間の7ヶ月です
この7ヶ月で多くの手術を担当させていただきましたが、
私はやはり手術が好きなので、もっと安全に高度の手術に突き進むために今月から全身麻酔を導入することにいたしました
今後は肋軟骨の採取やBMI30以上の方の脂肪吸引も行う予定です
女医の個人クリニックでこんなに手術を行っているところはないので女医友たちに引かれています
また、手術見学も積極的に受け入れて、後輩の育成にも力を入れたいと思います
さて、L字プロテーゼの話です。
先日お鼻の修正で有名なクリニックに手術を勉強に行ってきました
そこはL字プロテーゼの抜去と側頭筋膜移植での修正を多くおこなっているクリニックです
L字プロテーゼは長期的に鼻先を圧迫して血流障害を起こす例が多く、放置していると飛び出してくる例も少なくありません。
数年前にL字プロテを入れて鼻先が赤くなっている方は、一度ご相談くださった方が良いかと思います。
L型をI型に入れ替える修正を行うこともありますが、もう異物は懲り懲り!!という方には側頭筋膜移植がお勧めです。
他にもL字プロテーゼを抜去した後に、軟骨を側頭筋膜で包んでソーセージ状にしたものを入れる先生や、破砕した軟骨をシリンジに入れて注入する先生もいます。
今回勉強してきたクリニックの先生は、そのようなことはせずに側頭筋膜のみを移植する方法を行っておりました。
理由としては、側頭筋膜で破砕軟骨を包む、もしくは破砕軟骨のみを入れた場合、長期経過で鼻筋が曲がってくる例が多く見られたからとのことです。
私はそれらの長期経過を見たことはなかったので、どのように曲がるのかはわかりませんが、
筋膜移植の長期経過を見せていただいて、とてもいい治療だと思いました。
リスクとしては、思った以上に吸収されることがあるかもしれないという点のみだそうです。
それ以外には特にないのであれば当院でも側頭筋膜移植を行おうと思います
今回教えていただきましたが、一言で筋膜移植といっても
どんな加工をしてどう入れるかは先生によってかなり違いの出るポイントなので
経過が良くリスクの少ない方法を勉強できて本当にありがたいと思いました
院長先生にお写真をお願いしたら、僕と関わるとろくな事がないよ!とおっしゃられたので
お名前を出すのは控えますが、そのクリニックの先生方にはとても感謝いたします
そちらのクリニックのご紹介もできますので、
L字プロテーゼの抜去でお悩みの方はご相談ください