息子は楽器を習っている、かれこれ10数年。小さい頃はプロを目指せるレベルを目標に、私の人生の全てを賭けた楽器だった振り返れば熱かった私。結局そんなレベルにはなれずに今に至るのだけどね。趣味でも本人が楽しければそれが幸せだと思う。
中学受験で楽器練習を休み、受験後によくあるフェイドアウトだと思っていたら息子から再開した
でもね、趣味といえども練習は必要。『楽器は好きだけど練習は嫌い』←その言い分も理解できるけど、小学生じゃあるまいし、お金を払う親の身となればそんなタワゴトは認めないよ個人レッスンは塾より高いし続けるなら練習!
長年のおばあちゃん師匠は息子の性格もよ〜くわかってるし、根底には『プロになるわけじゃないから』があるし、なぁなぁ感溢れるレッスンしかない。そこで思い切って新たな先生を探した。敢えて男性を選び、家から遠いしレッスン料も2倍個人対個人だから当然相性も大事なので、とりあえず1回だけみてもらう事にした。
そして
1度息子の演奏を聴くなり、いきなりガツンと言ってもらえた『キミさぁ、もしかして何年も練習していたら勝手に上手くなるとでも思ってるんぢゃないの?』『今のままじゃ自分勝手な下手な癖を何度も繰り返して、上達からどんどん離れていってるだけなんだよ、わかってる』
先生、ありがとう
と心の中でスタンディングオベーションな私そう、そう、それそれ!そういう現実を言って欲しかったの!親の言うことはスルーで、親の言葉は響かない思春期息子に!
しかし息子の反応は何も変わらず、ノラリクラリ。まあね、こんな状況でどうしたら良いのかわからずに黙っている事しかできないわよね。それが我が息子なんだと久しぶりに他人と接する息子を見ることが出来て良かった〜。
その後もね『音楽はさ、自分の心を伝えるもんなんだから自分の気持ちも言葉に出来ないでどうすんのよ』と私が待ち望んでいたセリフは続く私の中ではすでにこの新しい先生に弟子入り(←この言葉ももう死語?)することは決めていた。まあ、ビビりの息子は嫌がるだろうけど、、と思っていたのに帰り道
『オレはまた聴いて欲しい』だって!!!あれ?気に入ったの?どうやら息子にはあまり厳しい言葉とは感じなかったのか、素直に《仰る通り》だと思ったらしい。ホントに?ガツンと言われた感ないの?鈍感だから?
おじさん先生は『レッスン時間の無駄だから質問にはサッサと答える』ことができるのならば弟子入り可能らしい息子の苦手分野の1つである『自分の気持ちを考えてサッサと答える』が条件なのだ。しばし考えた息子だが、頑張るらしい普段から何も考えない、言葉にしない、、のだから1度に2つもクリアしなければならない!(グリコは一粒で何度美味しいのだったっけ?)
趣味に時間と労力(とお金)を使えるのも中高一貫校の良さだからね、部活が緩いのだから、せいぜい芸の厳しさを知って欲しい
しかし今より遠くなる市外のおじさん先生宅への送迎、、、親の仕事か、、、電車で行かせるか、、、。ホントは送迎してレッスン室まで入り私が楽しみたいところだけどなぁぁ、、、、中2男子なのに過保護よね
そんな息子の夏休みもいよいよ終わりに近づいている。大物が残っているから、今年はカツオ状態かもしれない、、と数日前に聞いたような気がする