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今年の片山はイギリスにも行かず何をしてるかと言うと、先週末、梅田にできたグランフロントの地下大ホールにてダンスを披露するお仕事の依頼を頂けましたので、そちらの方を優先させて頂きました。




大和ハウス工業株式会社といえば、誰もがご存知の一流企業。

この大和ハウス様からの御依頼が、巡り巡って縁あって、松尾和範先生と、私たちのところに。

有り難いことです。人脈って、大事ですね。




大和ハウス工業様の主催で、お客様を全国からお招きして、500人規模の大きなディナーパーティーが開かれました。

その中のアトラクションとして、サプライズ的なダンスショーを依頼されたのです。

凄いことです。これは社交ダンス界を代表するつもりで成功させなくてはならない、と思って準備してきました。




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松尾先生たちといっしょに、三月にご挨拶に伺い、一度下見に行きましたが、新しくて広い、素晴らしい会場でした。

天井が高く、控え室も多く、パーティーや競技会ができそうです。

借り賃、ものすごく高そうですが。




あまりにも立派な会場だったため、少人数では足りないということになり、あと4カップル共演者を探すことになりました。

しかし、本番が五月のブラック二週間前の土曜日です。

西部の選手は多くが渡英しているかもしれないし、大阪に残っていても、どの教室も営業日で、スタッフとして働かれている先生は外出しにくいでしょう。




そこで色々声をかけるうち、必然的に身動きが取りやすいようにと、最近独立された先生や、フリーの先生ばかりが集まることとなり、素晴らしいチームが結集しました。

スタンダード3組、ラテン3組。

初めて、一緒のチームとしてフォーメーションをする先生にも入って頂きました。実に新鮮です。




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そして、先の広島大会が終わってからすこしずつ、皆で作り上げていきました。

片山は選曲や曲編集などパソコン仕事を。

佳奈先生はクライアント様との細かな打ち合わせを。

松尾先生にはスタンダードの振付、上原先生にはラテンの振付で、皆を引っ張って頂きました。




実は今回、パーティーの出演者は私たちだけでなく、あと2件ありました。

なんと。

ひとつはプロのオペラ歌手の方たち。

もう一つは、宝塚OGさんたちです。




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私たちは普段、ダンス業界の中で踊ることがほとんどです。

競技会しかり、パーティーしかり…。

それ以外の世界の、しかも一流の人たちと同じ舞台で、私たちが踊るなんて、こんな機会は滅多にありません!




ただ今回は、いつものダンスパーティーのような、会場の真ん中にフロアではなく、一段高いステージです。

しかもクライアント様からの御依頼というのが、ステージだけではなく、会場をいっぱいに使って踊って欲しい、というものでした。

慣れない形式なので、頭を絞る必要がありました。




そこで考えたプランが…

男性メンバーがホテルマンに扮し、ステージから登場した女性ダンサーが、会場で給仕中のホテルマンを無理やりステージ上へ…しかし、合図でいっせいに踊り出す!という演出をすることになりました。

こういうの、フラッシュモブというのだそうです。




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いよいよ本番当日…

ディナータイムが進む中、突然

「Ladies & Gentlemen!

It's show time!」

という掛け声が会場に響き、音楽スタート。

お客様があっけに取られている前で、ジャケットを脱がされたホテルマンが、いっせいに踊り出します!

お客様は一瞬、何が起こったのか分からず、ポカーン。




そして計3曲の間、スタンダードとラテンが、フォーメーションとソロが、次々入れ替わったり共演したり、ステージに上がったり下りたり、タイミングを合わせていっせいに客席の間の通路を駆け抜けたりと、もうやりたい放題させて頂きました。

Burn the floorにも、負けてないです(笑)。




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会場は拍手喝采でした。

素晴らしい反応でした。

クライアント様からも、大変喜んで頂け、大きな手応えを感じました。




しかも、これまで我々はダンス界の中での試合やパーティーでしか踊る機会しかなかったのが、今回、オペラや宝塚という他ジャンルの一流の人たちと順番に披露する中でこれだけの評価、実は我々社交ダンサーって、自分たちの自己評価より凄いんじゃないか?と思う点が、色々とありました。




オペラも宝塚も、大変素晴らしいステージでした。

見た目も歌声も、惚れぼれするほど美しかったです。

でも、たぶん私たちのと、そもそも性格や毛色が違うのは、どちらも、お客様はその「既に完成された美しさ」を、離れたところから眺めて楽しむものだということ。




私たちはちょっと違います。

状況に応じて、様々なアイデアを詰め込むことができる…

一言で言えば、臨機応変なのです。




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我々は決まった劇団ではなく、演目だって「白鳥の湖」みたいにかっちり決まったものがあるわけでもなく、そのとき使う曲や人数、時間の長さ、フロアの広さに合わせて一から振り付けを作り上げる必要があります。

毎回準備するのは大変ですが、それを、振付師を雇ったりする必要も無く、皆、自分たちで作れるのです。




また、ステージの上だけではなく、降りてカーペットの上や客席の合間で踊ることもできるし、今回のようにホテルマンのフリするなんてネタ仕込みも可能です。

ただ単に「ダンスを見てもらう」だけでなく、色々と、自由です。




普段から、引退パーティーや選手会パーティーなどで鍛えられているから、自然に身についたことでもあります。




つまり、ご要望にお応えしていかようにもやります、ということは、私たち社交ダンス界の人間にとっては当たり前のように思っていましたが、それこそが実は、他のジャンルには無い我々の強みなんだ!ということに、初めて気付かされたわけです。




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また、終宴時に、出口で皆でお見送りを致しましたが、まるでアイドルになったよう?たくさんの方が「いっしょに記念写真を撮って!」と殺到されまして、メンバー全員、驚くやら嬉しいやら…




この日はお客様が全国各地から来られていたようです。

ほとんどがダンスを初めてご覧になる方でしたが、中には東京の競技会にいつも観戦に来られているという方もいらっしゃいました。


 


全国のあちこちで、今回をきっかけに社交ダンス教室に足を運ばれる方が出たらいいな~と願っています。




色んな意味で、ほんとうに貴重な体験をさせて頂きました。

関係者の皆様には、重ね重ね御礼申し上げます。




そして、このブログをご覧になった全国の企業様。

御社のパーティーの盛り上げ役に、大阪版バーンザフロア?我々社交ダンスチームはいかがですか。

いかようにもアレンジ致します。

オファー、お待ちしております。




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