ハンドルストッパー修理 | coffee break 改造発進基地

coffee break 改造発進基地

DIY、工作機械、ジャンク遊び、家改築、
バイクの改造、息子と始めたRCレース、ヘリ、機械キチの部屋

メインページは此方です http://coffeebreak2.sakura.ne.jp

こんにちは、リアのメンテナンスが

ひと段落してフロント側に着手しました。

 

 

フロント側は先ず15年近く未交換の

ステムベアリングの交換です。

アウターレスもインナーレースも

入れ替えにはSSTが無いとスムーズに出来ませんので先週作りました

 

 

作ってたのは上下アウターレース側の抜きの道具でした。

 

 

ZX10はネック部の中がレースの付近だけトックリ状に

細くなってるので棒状のナットを突っ込んで

ネジでクサビを突っ張らせて抜く方法です。

 

 

上も下も上手く抜けました。

 

 

 

走行距離が伸びて無いので未だイケそうな

感じでしたが交換です。

 

 

アウターレースの挿入ツールは随分昔に作ってたのでサッと終わりました。

 

 

車体側は問題無く終了。

 

 

 

ステムの方も同じく以前SSTを作ってたので

一瞬です。

 

 

ここからがメインなんです。

前々から把握はしてましたがハンドルストッパー

にクラックが入ってたので直したかったのです。

 

 

純正流用なんでストッパー位置が流用元の位置と違うので

一度切り落として溶接してあったみたいですがハンドルロック側が駐車の度に

コツコツ当たるので度重なるストレスで

クラックが入ったんだと思います。

今時流用ステムかよ!w

ですが、機能は十分果たしてるのでコレで

良いと思ってますが、ハンドルストッパーだけは

何とかしたい所です。

 

 

昔話ですがこのZX10は私が元々勤めてたバイク屋の商品で

どっちも前オーナーの頃の名残りなんで

彼此27年以上前の仕事です。

そう第三京浜カスタムバイクブームの時の生き残り車両です

 

 

元はこの状態でした。

全部今時の高精度な部品に替えてしまっては

コレを買った意味が無いので良い所は残しつつ

イジって来ました。

ストッパーは取り敢えずクラック付近を開先加工して

再溶接で済まそうと思いました。

 

 

作業場のTIG溶接機はMAX220Aなのでのパワーが心許ないので

 

 

作業場で電気オーブンで150度ぐらい

迄予熱です。

 

 

上手く行った様に見えますが

んー

溶接の設定なのか、母材がもう駄目なのか

溶接の表面がボソボソです。

 

 

溶接中もなーんか変な物が湧き出したり

嫌な感触でした。

 

 

取り敢えず仕上げて見ましたが

溶接割れが起きてます。

作業中も溶接が終わった側からクラックが

入って何度かやり直してました。

 

 

アルミは難しい。。

取り付けて組み上げてから「更にクラックが広がった」

でやり直ししたくないので

表面だけかな?と思ってプラハンで「コンコン」して強度試験w

 

 

クラックが広がって来たので強めにドツいたら取れちゃいましたw

取れた付近の肉盛り部の破断面は何度も再溶接した時等に見られる断面です

あぁ、見覚えのある破断面。w

 

 

コレは誰が溶接しても駄目な奴だ。w

エンジンマウントのクラックで何度も泣かされて

来たので直ぐ分かりました。

 

 

結局両方駄目でした。

この腐食してグズグズのアルミの上に新しい溶接ビート乗せても駄目ですね

根こそぎ削り落として付け直しです。

 

 

ハンドルストッパー自体も

今までのを付け直しで無く材料新作した方が良さそうです。

もうこの際だから手間暇かけてキッチリ直したいと思います

 

 

 

どうやったら強度が取れるか構想しつつ

暫くこのままです。w