冬の課題(3) | coffee break 改造発進基地

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さて、ブレーキ系で一番面倒なマスターのメンテナンス作業にかかるとします
いやー、出来るだけ延命措置(注油)はしてたんで手の届く範囲は然程痛んでません
簡単なブレーキから済ます事にします。
 
 
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パーツは随分前から集めてたんですけど、今と比べて集め始めのころの方が入手困難でした
 
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日本製のパーツに比べてゴムパーツの劣化度が気持ち早い感じですが
10年も持てば上等です。
中華のゴムなんか、早い物だと1年でヒビ割れ起こします。(論外)
 
サクサクっとレバーやらブレーキSWを外してシリンダーにアクセス
 
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単品購入出来ないダストカバーはシリコングリスを塗ったくってたので未だ柔軟性を保ってます。
ココは再使用です。
 
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スナップリング外すとあっけなく分解完了。
内部の摺れによるアルマイト剥げも無くシール以外問題なしです
ローターのフローティングピンと言い、Bremboのハードアルマイトの強靭さには何時も感心します。
 
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交換するシールです
シール単品で3600円もします。
日本車の純正パーツならシリンダーピストンCOMPの価格です
入手できるだけマシと思いましょう(泣)
 
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これ、奥に付ける奴と手前に付ける奴で形状が違うので要注意です
シリンダ奥側の方がゴムの肉厚が薄い奴です
 
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フォークのカートリッジピストンみたいに穴が開いてシムが装備されてます
手前はスナップリングを外せば簡単に交換出来ますが、奥はコジって外さないと
外れません、傷付るとあとが厄介そうなので竹の耳かきで上手い事外して入れ替えました。
 
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ブレーキ側は使用ストロークが少ないので然程シールも痛んでませんでした
シリンダー内面にラバーオイルを塗って元に戻す準備します
 
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組む時にロッドの凸とピストンの凹の所にグリスを塗って置くと磨耗防止になります
自分はNUTEC NC100を充填しました。
 
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ダストカバー付ける時注意なのが空気抜き穴兼、ドレンの穴が有るのでソコを下向きにして組みます
下向きなら万が一オイル漏れしても早期に気が付きます。
 
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マスターカップのジョイントゴムも替えて、レバー付けてブレーキSW付けてブレーキマスターは整備完了
 
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残るは問題のクラッチマスターです。
 
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レバー外してダストブーツまではブレーキと工程は一緒です
ストッパーがネジ込みで、ネジロックされてる事以外は・・・・
ココでバラす前に絶対やって置くのがネジの位置をポンチでマークする事です
ココの位置はピストンの動き出す始点の位置決めも兼ねてるので絶対狂ってはいけないので
 
 
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後は接着材みたいなネジロックを丁寧に削り落として、ネジ山部分にアセトンをほんの少し
染込ませて様子を見ます。
こぼれてシリンダーの中まで流し込むと外すとは言えシールを痛めるので絶対ほんの少しです!
未だ専用の特工も作って無いので、軽く調査がてらなので深追いするつもりも有りませんでしたがぁー、、(笑)
 
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「ぶりん」って回って、あっさりとれちゃいましたww
 
工程としては、千枚通しの先で接着材剥がし→アセトン染込ませ×3回
→ペントーチで蓋を少々加熱(ロッドはアルミパイプ等でカバーします)
 
で、接着材が焦げる様な煙が少し上がったので、
試しにL型のスナッププライヤーで回したらあっけなく取れちゃいましたw
 
運が良いのか、やり方が良いのかワカリマセンが特工作る手間が省けました。
特殊工具作るピンとかキリ等、材料買っちゃってますが良しとします(笑)
 
後は組立工程の時楽な様にネジ山の清掃をすれば組立は余裕です
 
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クラッチ側は予想通り大分お疲れでシールのエッジが丸くなってました
開ける前、使用につれマスターカップに黒い粉みたいなのが溜まってたので予想はしてました。
 
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シールは新旧並べてみましたがブレーキより磨耗が多く角が丸くなってます
しかしこの程度では滲み程度でマスターカップのオイル量減少やオイル漏れまでには至って無いので
不具合無かったので未だ大丈夫だったんでしょうね
 
 
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ネタになりそうな大した工具使ってませんが、まぁ、運と、俺の作戦勝ちって事で、、(笑)
 
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ネジ山に付いてる接着剤も丁寧に剥がすと、指先でネジるだけで簡単にネジ込める様になります
 
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全バラして、ダストブーツ以外ゴム関係は全部交換です
 
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後はブレーキ同様グリスアップしてねじ込んで完成って行きたい所なんですがココで一つ失敗。
 
当初ネジロック(ロックタイトの中強度)塗って組立たんですがネジ山に隙間が有るので何時まで経っても
ネジロックが固まらない。
ネジロックって、嫌気性なんで空気シャットアウトするぐらいきつくないと固まらないんでまぁ納得。
 
倒立のインナーチューブとアクスルブラケットの固定の時同様セメダイン、クイックメンダーで固定しました。
耐熱温度も80度と低めなんで次回開ける時も今回より簡単。
 
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ブレーキ同様ブーツの空気穴に気をつけて組んで
 
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ブレーキ、クラッチ系のOH完了デス。
 
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組み付け、リアサス関係は年明けかな?
後1回ぐらい書けるかな?
 
 
未だ早いかな?んーわかんないので一応言っておきます。
 
 
 
 
皆様、良いお年を!