『速かならんと欲すること毌かれ』
子夏莒父の宰となりて政を問う。子曰わく、速かならんと欲すること毌かれ。小利を見ること毌かれ。速かならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事ならず。
by 孔子
【読み】しかきょほのさいとなりてまつりごとをとう。しのたまわく、すみやかならんとほっすることなかれ。しょうりをみることなかれ。すみやかならんとほっすればすなわちたっせず。しょうりをみればすなわちだいじならず。
【出展】論語(子路第十三)/ろんご(しろだいじゅうさん)
【訳】子夏が莒父の代官となって、政治について要道を尋ねた。
先師が言われた。
「速やかに成果を挙げようと思うな。目先の利にとらわれるな。
無理に速くしようと思えば、目標には到達できない。目先の利にとらわれると、大きなことは完成しないよ」
※最近のことであるが、ある業績の甚だよい旧知の社長が思い切って四十を少し過ぎた長男に社長職を譲った。任された新社長は日々真剣に取り組みながら業績は意の如くあがらず、次第に不安に駆られて焦燥し、遂に私の所まで訪ねて来た。そこで、私はこの章を示して解説を加えた。彼はようやく平静を取り戻して帰っていった。二千数百年前の先人の遺言が現状に生きるのが、所謂(いわゆる)古典の妙味というべきである。
莒父は魯の町の名。
「論語」一日一話~ 立志立命の道 ~ 致知出版社
子夏(しか)が筥父(きょほ)の街の長官になった時に政治について尋ねました。孔子は、「事を急いではいけない。小さな利益にとらわれてはいけない。急げば事は失敗に終わるし、小さな利益にとらわれては大事を成す事はできない。」と答えられました。
孔子の論語 子路第十三の十七 速やかならんと欲すれば則ち ...よりお借りしました。
Lorde - Mood Ring
【一箇不朽なるものを成就せば】
人生(じんせい)倏忽(しゅっこつ)、夢(ゆめ)の如(ごと)く幻(まぼろし)の如(ごと)し、毀誉(きよ)も一瞬(いっしゅん)、栄枯(えいこ)も半餉(はんしょう)、唯(た)だ其(そ)の中に就(つ)き、一箇(いっこ)不朽(ふきゅう)なるものを成就(じょうじゅ)せば足(た)る。
【読み】いっこふきゅうなるものをじょうじゅせば
【出典】安政六年二月二十二日「※松如(しょうじょ)に復(ふく)す」
【訳】人生というものは極めて短いものであり、夢、幻のようなものである。誹(そし)りを受けることも、褒められることも一瞬である。栄えることも衰えることも瞬時である。はかない人生である中で、一つだけでいい、永遠に朽ちない事柄をなし遂げられれば十分である。
※長州藩土佐世氏の家来、土屋矢之介蕭海(しょうかい)。松陰の友人、同志。生涯松陰を助けた。
吉田松陰 一日一言~ 魂を鼓舞する感奮語録 ~ 致知出版社
今日も朝早くから夜遅くまで、いつものアルバイトに入っていますので、皆さんのところへのご訪問が遅くなったり、できなかったりする事を、ご了承下さい。
先週同様月曜日から睡眠不足を感じた朝。
今日は同年配なのではと嬉しい事を言ってもらった若々しいまゆみさんとのコンビ。
たった3件で、1件目の訪問予定がお昼前だったので、事務所で時間調整したが、先週同様出るのが1番遅く、またしても目立ってしまった午前中。
2件目とのタイムラグも2時間あったので、大きな駅へ移動して昼食を取ったお昼時。
1時間2本の郊外のバスでの移動で、逆に追い込まれてしまったが、去年にコロナに集団感染したエピソードをカミングアウトしてくれたママさんのご厚意に救われた午後。
府の職員によって、言う事はバラバラで、融通の効かない職員によって、要らぬ対策をさせられているお店がまたあった夕暮れ時。
来月から隣の駅の元の事務所に移転して、今の200名から150名体制で継続して行われるが、2つの派遣会社の待遇や給与の格差があまりにも差があり、毎日リーダーを任されて責任を負わされている自分より、助手の他の派遣会社の女の子の方が、日給で4,000〜5,000円も高いのは、モチベーションが下がるが、それ以上にやりがいがあるので、チンケな自分を納得させた夜。
それにしても、昨年末に別のお店のママさんの人間性を疑う行為によって自ら感染し、中等症以上の危険な状態に陥り、自分のお店でもクラスターを発生してしまったママさんの話しは、このご時世を象徴しているかのようだった。
別のお店のママさんが開店何十周年という事で、去年コロナ禍の中、そのママさんの制止も聞かず、大規模な宴会を行い、そこで罹患したママさんがそのお礼をしたいと、その日高熱で体調不良の自覚がある中お店にやって来て、ママさんだけでなくスタッフ全員に移していったそうだが、こうした無責任な人がいる事で、クラスターが発生する図式が見えた思いだった。
また、それだけでなく、お店で働いていた若い女の子は、お昼には本業の老人ホームで働いていたというのに、正直に感染した事を言えば、辞めさせられると、ママさんの勧告も聞かず、老人ホームに言わなかったので、ママさんが代わりに市役所に、入院中の病院から連絡したと言っていたが、こうした自分さえ良ければ良いという人間が感染を拡大させているようだ。
できれば、今日このようなカミングアウトされた正直なママさんのような生々しい話しを、自分だけは絶対に移らないという何のエビデンス(根拠)もない事を言っている、横文字好きな連中に聞かせたいものだと思った一日。