《今日の四字熟語》

【熟語】因循姑息(いんじゅんこそく)

【意味】古いしかたりや習慣に従い、今までのやり方にこだわって改めようとしないこと。また消極的で決断力に欠け、ぐずぐずと一時のがれに終始すること。

【解説】「因」はよる、「循」は従う意で、「因循」は既成のものによりかかること。「姑」はしばらく、「息」はひと息つくという意味。

約3年前に本社の離れに赴任して感じたことは、まさに、この言葉

誰かが、魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する世界と云うことは聞いていたが、ここまで酷(ひど)いとは思わなかった

皆んな勘違いしている

創業社長が、「高慢」にならないようにと、4階以上の社屋を造らせなかったことすら、受け継げられていない

自分は本社勤めの選ばれし、エリートサラリーマンという、プライドばかり高いが、精神レベルの低い勘違いした連中ばかりで、意志疎通に欠いていた

一つの案件(サンプルの依頼)を通すのも、古(いにしえ)の昔から決められている手順で、事業部間を通さねばならず、この瞬時に情報供給と交換をするネット社会に対して、それを指導コントロールするおかしなマニュアルにしか頼れないアナログ世代が、それを阻害していた

まさに、「高慢は倒れに先立つ」を地で行く斜陽振りに、尊敬していた先輩の言葉を思い出した

早稲田大学6回生で、本社採用となりながら、関連会社に研修に来ていて氣に入られて、そのまま配属され、紆余曲折の末に、志半ばにして、会社を去った先輩

「本社は腐り切っている。数年後にはこの会社は必ず斜陽する。お前も一刻も早く辞めた方が良い」と

当時、名古屋で奮闘していた自分には何のことか分からず、「そうなる前に兆候があるのですか?」とお聞きしたところ、「やたら、提出書類と会議が増えてきたら、危ないと思った方が良い」とアドバイスされた

果たして、その通りとなり、破綻寸前でカラくも、倒産や身売りは回避され今に至ったが、いつまた自分の出世のことしか考えない、口先だけの指導者に取って代わって、破滅するかも知れない危うさを感じた

【熟語】魑魅魍魎(ちみもうりょう)

【意味】さまざまな妖怪変化(ようかいへんげ)や化け物の総称。転じて、私利私欲のために悪だくみをして、人を苦しめる悪人のこと。

【解説】「魑魅」は山の氣から生じる化け物。「魍魎」は山の川や木石の氣から生じる化け物の意。

【類似語】妖怪変化(ようかいへんげ)

一部上場企業であろうが、潰れる時は古きはあの安宅産業や、JALの名で親しまれた日本航空でも、一夜にして倒産した

企業だけではなく、個人にしても然り

《今日の名言名句》

【名言】およそ何事をなすにも、至誠をもって基礎としなければ、成功させることはむずかしいのである。

【解説】「たとえ一旦は成功しても、砂上の楼閣のようなものである。」と続く。仕事は誠実さが重要である。顧客や取引先とも信頼関係があるからこそ成り立つのである。

【誰の】ガレ(''?波多野鶴吉さんの言葉。明治、大正時代の実業家。高等養蚕伝習所を創設し、指導者養成に尽力。郡是製糸を設立。養蚕から製糸までの過程の組織化に尽力。

まさしく、我が社の先代の創業社長の思いや姿勢(=至誠)を、如実に現した言葉

Android携帯からの投稿

今日はツートップ揃い踏みで、分娩舎の改修工事中の自分に科せられた仕事は、餌箱の穴開けで、軽快に進めていたが、途中で微妙に合わないとのことで、中止となった

中国製の新しい豚房の不具合は、想像以上で、今日もそのやり替えに四苦八苦した一日

この日斡旋した種豚提供会社の人が来ていて、現状を実際に見てもらったが、呆れ返るほどの不具合に、お手伝いしながら、盛んに写真を撮っていた

月曜日と木曜日は、ヨーグルトの搬入日で、今日も大量に入り、うらなりさんに救援の声を掛けたが、野だいこさんの許しがなければ手伝えないと言うので、仕方なく、スナフキンさんに手伝ってもらった

これすら、いつの間にか、野だいこさんの子分のようにされていて、今日もひっきりなしに、交配舎で農場長に代わって仕事をしているうらなりさんを見に来ていて、「よっぽどすることが無くて、暇なんだなあ~」と思ったのは、自分だけではなかったようだ

分娩舎と離乳舎は、一日にやらなければならない仕事が、タイムスケジュール化されていて、スナフキンさんも言うように、無駄口を喋(しゃべ)る暇も無いほど

野だいこさんにとっては、自分だけが肥育舎の責任者と云う肩書き(実際にはないのだが…(^^;)と共に、ユニクロさんに実務を任せて、雑務はうらなりさんにやらせて、楽をしたいだけのようだ

とかく、口先だけで、実力の伴わない、プライドばかり高いが、精神レベルの低い輩(やから)は、指導的立場と云う便利な言葉にかまけて、人にやらせて、自分は絶対に動こうとしない

本社で見た光景もそれに近く、肩書きのある人間ほど、実際に仕事をしない者が多かった

そんな中にも、職責(給与)に見合う仕事(実務)をしておられる人もいたことが、せめてもの救いだが、自分のことしか考えない、口先だけの人間が、支配すれば、真っ先に、そうした真っ当な人間が、切られることになるので、由々しきことだ

なぜ、仕事のできる人間がターゲットになるかは、精神レベルの低い口先だけの人間が妬(ねた)むから

二代目が陥ったように、イエスマンばかりを身のまわりに侍(はべ)らすと、間違った判断を咎(とが)めることができず、抑止力となる危機管理がまったく機能せず、「破滅」へと一氣に加速する

だからこそ、松下幸之助氏のような人でも、年齢に関係なく、苦言に真摯に耳を傾けて、自らを律した

例えクレームであっても、素直に誠実に応えようとする姿勢は、そんな仕事は誰かに任せて、責任を取ろうとしない無責任者(=口先だけの人間)には到底できることではない

なぜなら、責任転嫁して、人の揚げ足を取ることだけに執着してきたカラスには、真逆の姿勢(=至誠)だから

今日「ビートたけしのTVタックル」で、中国産の食料品の危険性を論議していたことが、シンクロニシティ

更には、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、優れた指導者の指導法を特集していたが、共通する事は、その人間を信じ寄り添って、その自主性に任せて、肩を押してあげる事

すべては、神様の意図(思し召し)するままに、TVを見て、伝えている