昨日のヨーガクラスは、ほぼ固定メンバーだけだったこともあり、

開始前のおしゃべりにも花が咲いてしまった。

(それぞれ体調など聞かれるが、話が長い人も^^)

 

○○:整形では‥職場では‥と言われるんです

歩き過ぎてから左足痛いんです‥(と言いつつ笑顔)

講師:でも○○さん、なんだか表情が明るくなりましたね

 

なかなか始まらないけど

たまにはそんな時間もいいでしょう。

 

 

そんな中、やはり昨年春頃から通い始めた80代のT子さんは、

今までここで、一度も不調をうったえたことはない。

 

若い頃に(出身地で)体を鍛えていたせいか、

体はかたいけどシャンとしている。

 

いつも笑っているわけではないが、気持ちの浮き沈みも感じられず、

マイペースで肚が座っている感じ、その姿勢は見習いたい。


私は年末にWSに参加したこともあり、

 

生きかた、人との関わり方に大きな変化が期待できる講座です

 

今度始まるこの講座にも興味があるが、

夜2時間(~22:00)の zoom 受講とのこと、

 

やっぱり居眠りしちゃう自信があるなぁ。。。

 

せめて先生のメルマガで学ばせてもらいます。

 

 

二重丸 備忘録として

(1.16のメールより)

 

今回のテーマは、
「年齢を重ねる真の意味」ですが、
束縛の解放と創造力の開花がポイントです。


つまり、それは人間の創造性には限界が無く、
無限であるということです。


しかし、それはある条件が整ってのみ、
可能なこととなるのです。

今までのメール講義では、
前回のメールが、次回のメールに引き継がれる構成でした。

しかし、今回のテーマが、
前回の「アウトプットするコツ」と、
一体どのような関係なのか、
疑問に思った方も、いらっしゃるかもしれません。


前回のメールでは、
アウトプットすることで、
自分自身の「12の歪んだ考え」に
気づくことができるとお話しました。

実は人間の進歩とは、
この「12の歪んだ考え」を、
年齢を重ねるに従って、
修正して正していくことなのです。


◆━┓
┃ ┃「脳の成長と老化」
┗━◆━━━━━━━━◆

人間の脳の成長は、
受精後4週目から加速され、
脳神経細胞は、1分間に25万個増加されて行くそうです。

そして、新生児の脳の重さは、約400gですが、3歳では約1100g、

6歳になると成人のおよそ90%にも成長して、
脳神経細胞はほとんど完成されます。


しかし、脳そのものの機能は、
13歳まで成長し続けると言われています。


なぜ、脳神経細胞自体はほとんど完成されているのに、成長するかと言うと、
脳神経細胞同士を結びつけるケーブル(シナップス)が、まだ完成されていないのです。

この情報をつなぎ合わせるシナップスは、様々な経験をすることで、
ようやくつなぎ合わせることができるのです。


自分自身の人格も、
そうした経験を重ねシナップスが結合していくことで、
ようやく確立することができるのです。


その意味では、

自分自身のアイデンティティは、
自分が経験して得た情報処理の組み合わせ、
即ち記憶によって形成されととも言えるでしょう。


コンピュータで言えば、
ハードウェアが脳細胞で、
情報をつなぎ合わせて人格という意味を持たせるのが、
ソフトウェアという位置づけになります。

そして、脳の老化現象とは、
40歳ごろから前頭葉を中心として萎縮が始まり、
側頭葉、後頭葉へと進行していきます。


しかしここで大切なのは、
1つの神経細胞には、情報を結びつけるシナプス連結が、2万から4万もあり、
それは刺激を与えることによって成長し続けるということです。

その為、新しいものを単に暗記する能力は、年齢とともに低下していきますが、
積み重ねた経験や思索から生じる創造力は、無限に伸び続けることが可能だというこです。

江戸時代の浮世絵師として、世界的有名な葛飾北斎は、
その代表的な傑作「富嶽三十六景」を、70歳を過ぎてから発表したものです。

そして、80歳を過ぎて、
「猫一匹すら描けないと、涙を流して嘆き、何事も自分が及ばないと自棄になる時が上達する時なんだ。」と言ったそうです。

ただ誰もが、北斎のように、脳を成長させ続けるとか言うと、そうではありません。

それには、
2つの条件が満たされた時に、脳は無限に成長するのです。

◆━┓
┃ ┃「脳が成長する条件」
┗━◆━━━━━━━━━━◆

脳を無限に成長させていく条件として、
前回のメールの内容が、活きていくのです。

つまり、2つの条件とは、
 

「意欲的にインプットとアウトプットをする」ことと、
「自分の12の歪んだ考えを捨てる」ことです。


脳神経細胞間の情報を伝達する、
シナプスと呼ばれる神経細胞と神経細胞をつなぐ構造は、

様々なことを学び、そして経験することで、
成長し続けるのです。

芸術家など創作活動をする
画家や作曲家や小説家など、

年老いても意欲的に学び、
そして作品としてアウトプットしていきます。


北斎は日本画の流派や派閥にとらわれず、
様々な手法を身に付けて、


自分のスタイルを確立して行ったので、
年代によって全く作風が異なります。

しかし、
絵を極めるという一点に於いては、

軸が揺るぐことなく、
飽くなき探究心を持ち続けました。


同じように、ヨガに於いても、
ヨガの本質を極めようとすればする程、

毎日の体験から来る学びが楽しいものとなります。

カンフーの道を極めた
ブルース・リーは、次のような言葉を残しています。

「根本を理解することに努めろ。
どの葉、どの枝ぶり、どの花が好きなのかを言い争っても無駄だ。

根っこを理解すれば、
咲き乱れるすべての花を理解できる。」

ブルース・リー


そして、次に大切なのが、

自分を束縛する既成概念を
壊すと言うことです。


新しいことを創造するのに障害となってしまうのです。

実際に、ハーバード大学などの研究チームの発表によると、

年齢を重ねた頭脳は、認知制御はゆるくなるが、

反面、創造性が高く、

常識にとらわれない問題解決を
得意とする可能性があるという研究結果が発表しています。


人間は若い頃、自我意識が強すぎて、
それを簡単に壊すことができないけれど、

年齢を重ねると、
所謂人間が丸くなるというようになり、

自我意識が弱まり、
高い創造性を生むと言われています。


ですから、
人間にとって年齢を重ねる本当の意味は、

歳を重ねることによって、
様々な経験の中で、自分の12の歪んだ考えに気づき、
それを捨てて行くこととなります。


常に過去の自分を捨てて、
自由自在の境地で、


新たしい自分を創造していくことが、
非常に大切なのです。

この点に関して北斎は、
その生涯で浮世絵師しての名前を30回近く変えているのです。

ですから、いわゆる「葛飾北斎」と名乗っていたのは、ごく僅かな期間のみです。

また、引っ越しの回数が生涯で93回にも及び、

ひどい時は一日で三回引っ越しをしたという記録があるぐらいです。

これだけ潔く、過去に拘らないからこそ、
北斎は70歳を過ぎても、次々と傑作を生み出したのでしょう。

過去に囚われず、未来を恐れず、
常に自分がやるべきことに全力を尽くす生き方が、
本当の意味で人生を輝かせることとなるでしょう。


■ 

因みに、北斎は死ぬ92歳まで、創作活動を続け、死の間際に次のような句を残しました。

「人魂で 行く気散(きさん)じや 夏野原。」

意味は、「人魂(ひとだま)になって、夏の野原へ遊びに出かけよう」です。
本当に、一切執着するとこ無く、絵に命を懸けた見事な一生ですね。


┌─┌─┌─

 メールマガジン 【スダルシャナヨガ通信】

 

―――転載終わり―――

 

次に、前回のメルマガより抜粋します

 

その「気づき」の材料として、
※12のポイント


1.感情的決めつけ
感情に状態によってのみある出来事の結論や推論をしてしまうこと

2.過剰な一般化
1回だけ、あるいはごくわずかな経験で得られた事実から、すべてに対して普遍的に結論づけること。
例えば、犬に噛まれて、すべての犬が噛むと考えしまうこと。

3.破局的思考
明らかに否定的な出来事や経験の印象が極端に 増幅されてしまうこと。
例えば、就職に失敗して、人生すべてがダメになってしまうと考える事など。

4.全てか無か(白黒、絶対的)思考
限定的な結果から、訳もなく両極端に分けてしまうこと。
例えば、自分の周囲の人間関係で、敵か味方に区別してしまうようなこと

5.すべき思考
自分自身に対して、かたくなに基準を指示したり、命令的な言い方をすること。
例えば、自分は男または女なので、このようにすべきであるという考え

6.否定的予測
早まった、あるいは誤った悲観的な考え方。
例えば、以前に叱られた人から、また同じように叱られると予想してしまうこと

7.心の先読み
他人の考え・意図・あるいは動機に対して、否定的に推論すること。
例えば、大好きな異性に対して、自分は嫌われるのではないかと考えしまうこと

8.ラベリング
人あるいは物事の好ましくない特徴によって、その人や物事を決めつけてしまうこと。

9.個人化
ある出来事・状況・行動などに際して、それが特別に、自分の否定的な面を示していると考えてしまうこと。

10.心のフィルター(選択的否定的焦点化)
肯定的な情報があるのに、それを思い出さないで、望ましくない、あるいは否定的な出来事・記憶・暗示などにばかりに焦点を あててしまうこと。

11.認知的逃避
快くない考え・感じ・出来事などを、途方もなく克服できないものだと誤認して、積極的に抑圧したり避けたりすること。

12.(誤った)身体焦点化
心拍、動悸、呼吸困難感、ふらつき、うずき、といった内的な刺激を、決定的に破局的な出来事、たとえば心臓発作、呼吸困難、循環虚脱などが襲ってきたと考えてしまう傾向のこと。

以上が、12の歪んだ考えですが、

☆☆さんも、結構思い当たる事柄もあったかと思います。

 

――――――――
 

以上 

 先生、ありがとうございます。