たらちねの夢「昔だに 昔と思ひし たらちねの なほ恋しきぞ はかなかりける」 (新古今集)以前でさえ、昔のことと思った亡き親が自分が老いた今もやはり恋しく思われるがそれもはかないことであるよ。たらちね(垂乳根)とは親のこと。10歳で父を、26歳で母を失った作者77歳(私と同じ)の作。夢を見た。いくつになっても親のことを思い出すものですね。 戦後の何もない時の苦しい生活を思い出して親への感謝をしています。古代も人の心は変わらないものですね。親に感謝。