春のお彼岸
秋のお彼岸と少し違います。
天地自然の世界ではこの様に分類されています。
東=春・木性・未来の始まり・肉体の誕生。春分
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西=秋・金性・過去・結果・肉体が滅びる。秋分
太陽は東から昇り西へ沈む
阿弥陀如来の「西方極楽浄土」
薬師如来の「東方浄瑠璃浄土」
真東から太陽が昇り、真西へ沈む春分。
春の春分をとらえれば、東、肉体の誕生、夢や未来の始まりを意味します。
ですから今年2015年の春分をテーマにすれば、草木と土の気が宿る年ですから、
「芽吹くもの」「成長するもの」「始まるもの」「育成するもの」といった
自然や人や環境に対する感謝をするのが春分の意味するとも考えられます。
春のお彼岸も、自分の命を生み出してくれた、つないでくれたご先祖様に対する
先祖崇拝、自然崇拝の心が大事です。
放射能によって汚染された土、海、大気。
地震、自然災害、火山。
自然に感謝する春のお彼岸です。
春夏秋冬ある日本ですが、毎年毎年、季節の移り変わり、変化も毎年違うわけです。
同じ木でも、目が出て、膨らんで、花が咲いて、枯れ落ちる。
そして、また芽が出る・・・・
同じものはなく、絶えず生まれ変わっている姿があるのですね。
人間は、死んで生まれ変わる輪廻転生だけではでなく、
感情、人間関係、環境、肉体、
生きながら常にこれらの変化、生まれ変わっていることに気が付きましょう。
春のお彼岸は、自分供養でもあるのです。
運気を上げる、開運する、良い縁を得る、とは、
何かに頼りっきりでも、依存しても、こだわりすぎてもならず、バランスですよ。
多角的な視点を持つことでしょうか。