必死の訴え | 逆境を逆手に

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脳腫瘍の夫と、小学生兄弟育児日記


次の日の朝、私は先生の回診の際、思いの丈をぶつけた。

「我が子がこんなにおかしくなっていくのに、なにもせず経過観察なんて納得できない。診断がでてなくても、本人見てください。きた時からこんなに弱ってるんです。先生、もしこの子がこの状態で脳症や脳炎以外、考えられる病気あるんですか?!」というと、
「確かに脳炎脳症の症状以外は思いつきませんね…」と答えた。

はぁ???私はずっと訴えているのに…早めの処置が大切とどこにも書いてあるのに…
不信感が募った。

「今からでも打てる手は全て打ってください!!お願いします!」
というと、
「じゃあ、ダメ元で髄液検査してみましょうか。」といってくれた。

そのあと私は、昨日親友から、今日は心療内科にいって点滴と安定剤をもらってこいと言われていたので、夫と付き添いを交代してその通りに動いた。

会計を済ませたところで、夫から連絡があった。
「髄液検査で異常値があったので、その後脳波検査をして、前に取れなかった起きている時の脳波に異常があったから、急性脳炎と診断がつき、すぐにステロイドの治療がはじまったよ!」と連絡があった。

入院から4日も経っていた。

後手後手ではあるけど、私の訴えを聞いてくれて、すぐに検査をしてくれた先生にも感謝した。



お母さんが絶対おかしいと思ったことは、9割方当たっていると思います。先生や看護師さんの言われるままじゃ後悔します。


どんなに先生や看護師さんに、心配性のうるさい母親だなと思われても、我が子を救うために訴えてください。(多分私は思われてました。)

私ははじめにそこを誤りました。素人なんだから、先生に任せようと思ってました。
だから、我が子はこんなに弱ってしまいました。
予後が心配です。