今回は、

雑談が苦手で、職場の人間関係にお悩みの方に向け、

ご参考にしてみてほしい考え方をお伝えします。



繊細なグレーゾーン発達障害の方は、

雑談が苦手な傾向があります。


 

これは前頭前野の

ワーキングメモリのはたらきが弱いことによって、

 

話題やエピソードを思い出しにくい

特性が関係しています。


また、興味の対象が人と違って限定的なところも、

原因にあります。


大半の人が面白いと感じるものに対し、

興味を持てず

雑談が苦痛になってしまうのですね。



確かに、

雑談によって人間関係が

円滑にすすむことはあるでしょう。


しかし職場の人間関係は、

あなたが思うよりドライな感じでよいのです。



職場の人たとちとは、

友人のように仲良くなることが目的ではなく、


仕事を円滑に進めることが最大の目的です。




「仲間」と思える人たちと

仕事ができれば理想ですが、

 

大半の会社勤めをしている人は、

きっとそうじゃないはず。


自分で決めた職場とはいえ、

関わる人を一人一人選べるわけではないですよね。



全ての人と

良好な関係を築けたらベストでしょう。

 

しかし合わない人にも好かれようとか、

仲良くしようと無理をすると、

 

繊細な人の場合、

メンタルに影響を及ぼす可能性があると思います。



かつての私は、

周りの人たちと同じように雑談ができるよう、

無理してがんばっていたことがあります。

 

 

けっこう暇を持て余す時間がある職場で、

その度、同僚の世間話に必死で付き合っていました。



同僚はとても良い方々ばかりだったにも関わらず、


結果的に1ヶ月ほど経ったころ

ストレスから自宅で大声を張りあげるほど、

精神的に不安定になってしまいました。



脳機能を酷使した結果だと思います。


自分の心を壊してまで、

相手に合わせる必要はないのです。

 


それ以降

 

「挨拶と、仕事に必要な最低限の受け答えを

ハキハキとできていればいいや」

 

と考え、

それ以上の心の交流を無理に求めるのをやめたら

とても楽になりました。

 

 

 

それと、思いやりや助け合いは理想ですが、

職場の他者にそれらを期待しないことです。


不快な態度を誰かにされたとしても、

 

職場では仕事が第一の目的なんだ、と考え、

スルーできるものはスルーしてみてください。



あくまでも自分は

ここに仕事をしにきているんだ。

生活費を稼ぎに来ているんだ。

と考え、

淡々とやるべきことをこなせるようになれば、

 

メンタルが1つ強くなった自分に気づくでしょう。



心優しい繊細なあなたは、

 

割りきれる力を身に付ければ、

もっと人生がうまくいくはずです。