天気が悪いと何も出来ませんね。
気分を上げる為にも映画とドラマ三昧です。
...Amebaのアプリが不安定で、またもやアップ直前に下書き消滅...緊急書き直しした為にちょっと乱文の可能性が...
(T□T)oオユルシメサレ~
題名が古くさいですが、映画はしっかり今風です。
「サンダーストーム、特殊捜査班」
香港で暗躍する犯罪組織。組織は法外の方法で得た膨大な資金をマネーロンダリングする。その為に税関職員を収賄し、金を動かしている。それを摘発しようと特殊捜査チームICACが徹底捜査する。
しかしチームリーダーのルクが嵌められてしまう。
ルクはJFIU(マネーロンダリング対策組織)のリーダー、ラウの助けでなんとか内務捜査チームから身を守り、自分を追い詰める切っ掛けと成った証言をした女、エバを突き止める。
ちょっと堅めな内容に思えますが、実際はなかなかの犯罪捜査エンターテイメントです。
序盤は聞き慣れぬチームと名称、言葉が乱立するので、若干、混乱気味。ですが、顔を覚えて、後は流れに任せるままに、楽しめます。
チームはキレ者たちが集い、巧みかつ、大胆な捜査と追い詰める執念が凄くて、カンフーでは有りませんが、狭い通路をハイスピードチェイスし、ビルの屋上もジャンプ、さすが中国、パワフルです。
しかし犯罪組織も負けていません。次々と作戦を練り、裏をかく攻防を繰り広げ、結構、捜査チームはしてやられます。
更にチームリーダーのルクが嵌められて、捜査は八方塞がりに。内務捜査チームによる粗探しが始まってしまいます。
これが非常に厄介。ルクの後輩サニーがチームリーダーで、嫌味たらげに執拗にルクを追い詰めてきます。しかしアメリカドラマの話数稼ぎみたいな、書類ばかりの安易な内務捜査では有りません。徹底的に調べあげ、尾行し、ルクは身動き出来なくなります。
しかし、ルクはJFIUのラウの助けで内務捜査の手から身を守ります。
このラウ、彼の立場と存在が非常に良いです。当然、普通に考えたら手柄争いのライバルなのですが、同じ目的こそ彼等の正義、その信頼が非常に頼もしいです。
犯罪組織との戦いは、混戦に混戦を重ね、しかし小さな光明が集められ、捜査は着々と悪を追い詰めて行きます。しかし...
なかなか一筋縄では行かない状況が常に緊張感を醸します。
そこに現れる悪最大の一手、謎の殺し屋。正体不明の殺し屋は、その格闘術も残酷さも有り、捜査官たちから瀕死の負傷者も出てしまいます。
奴は何者なのか!?...まあ、犯人らしき存在は概ね提示されますし、鍵の人物の正体も直ぐに分かります。マネーロンダリングの方法も分かり易く...それで出来るの?とは思いますが、アナログとデジタルを上手く使い、映画を盛り立てます。
更なる見所は、豊かなキャラクターでしょう。味方は勿論、憎むべき悪役も非常に愛らしく造形されています。
エバがまた良い子で、自分の為に「このくらい良いかな~」と吐いた嘘がルクを追い詰めたと知ると、早朝から警察署へ赴いて、無実を晴らしてあげようとします。でもまあ、信じてもらえず、更に尾行されてルクを逆に追い詰めてしまったり...
如何にもな駄目子を披露しまくります。見た目も可愛らしいので若干重苦しい映画に華やぎを振り撒く担当でした。
また、香港らしい足を使ったチェイスアクションと、クライマックスの映画「ヒート」ばりの銃撃戦は迫力満点です。配分も良く、全編、途切れること無く楽しめます。
香港の風景も久しぶりに観ました。その風情も人の愛らしさも、絆や信頼の在り方も、如何にもなあの頃の懐かしき香港が垣間見えます。非常に味わい深かったです。
ルイス・クー扮するルク捜査官はクールでカッコいい。対してラウ捜査官はワイルドでパワフル、バディもののような背中を合わせた戦いを披露してくれませんでしたが、ふたりの支え合いは非常に魅力でした。
また内務捜査班のリーダー、ケニーも如何にもな嫌らしさを振り撒きますが、ことの真相が分かれば敵対する必要はない。その潔さも、カッコ良かったです。
更にプロに徹した女性捜査官たちのクールさ、またその合間に見せる愛らしさも、また素敵でした。ブランド品の知識が打開の鍵となる件りは愛らしさ抜群です。
鍵の男ヤウもなかなかのイケメンで物語を彩ります。
偽証して巻き込まれたエバは、キャラが非常に良かったのですが、ルクは真面目、ラウは仕事邁進型なので、さっぱりメローが有りませんでした。ちょっとその辺の可愛いオチくらい有っても良かったかなあ。
あくまで真面目な犯罪映画でした。
本作は2014年「Z風暴」、2016年「S風暴」、2019年「P風暴」に続く「L 風暴」。
人気シリーズみたいです。
記憶に刻まれるほどの個性には欠いていますが、とても面白かったです。
中国ドラマ「大唐見聞録、皇国への使者」が観終わりました。
考古学調査による遺跡発掘が行われた。その折、雲府器は愛する人の片身である"かんざし"を落としてしまった為に、遺跡内部へ侵入、そこで仕掛けを起動してしまい、唐の時代にタイムスリップしてしまう。
彼は砂漠のど真ん中に。さ迷い、町へ辿り着くと、そこで男装し都"長安"を目指す安瀾と出会う。不器は行方知れずの雲燁と間違えられ、仕方無くそう名乗ります。
その後、戦地から都へ向かう一団に遭遇。雲燁と安瀾は同行することに。
帰都の最中、敵の襲撃に遭い、太子の承乾が負傷する事態に。このままでは命が危ない。
雲燁は持ち前の医学の知識で、輸血を提案、しかし王族の血に王族以外の血が混じる事を善しとしない将軍は拒否します。
そこに名乗り上げたのは安瀾、彼女は唐の第二代皇帝李世民の娘だと証明します。
そうして雲燁は、承乾を救います。
雲燁は都に戻ると賞賛の的に。更に王宮に召し抱えられ、現代的知識を奮い、大活躍。政策の助言をも求められる立場にのしあがります。
しかし、王宮では、安瀾が都にやって来た件が複雑な因縁を浮かび上がらせていました。
そして、北西部を征している突厥との関係に悩まされ、更に飢餓に苛まれ、故の識者、盧寿による反目は、また更なる難題を引き起こしてしまう...
また安瀾は母を殺した人が、父、皇帝なのではないかと疑念を抱く。
...この作品、非常に1シーンが長い。無駄にべらべら話してくれます。不思議と退屈はしないのですが、ひと話が終わる度に「さっぱり話が進んでない!」と毎回溢してしまうほど、展開が緩いです。
また主人公たち、雲燁も安瀾も意思力は有れど、執念が強くないので、どうも物語を牽引してくれないのです。皇国の危機に恋愛ばかりしています...
物語を一番、牽引しているのは、起こる事態。盧寿の反目は盧寿の孫、辛月と心を通わせた承乾との縁をぶち壊してしまい、そして皇帝によって辛月は盧寿諸とも死罪を言い渡されてしまいます。承乾は辛月を救おうと雲燁に頼み込み、雲燁と辛月の婚姻と言う方法で辛月を死罪から救います。しかし雲燁は安瀾と愛を紡いでいましたが、やはり当然の破談、そのせいで承乾と雲燁の関係も傾いてしまいます。
父に対して憤りを払い切れない承乾は、王宮での立場を上げようと企みを抱く侯君集に唆され、弟の魏王、父たる皇帝に反意を抱くように成ります。
更に北方の民族、突厥による策略により戦争が勃発、様々な問題が山積します。
ふたつの難題は更なる縺れを引き起こします。後継ぎ問題が助長され、兄弟間のいさかいを招き、王宮に血が流れることに...
序盤の緩さは、どれだけの展開を見せても、基本は最後まで緩かったです。ですが、終盤には迫る危機が後押し、先がどうなるのかが楽しみに成ります。
また、恋の行方もどうなることか...ただ、雲燁は辛月と婚姻してしまったし...
なかなか安瀾と結ばれるにはハードルが...そう思っていたら、雲燁は辛月との関係をあくまで「救うため」と割り切り、辛月との離縁をも口にします。そして承乾との、結ばれる事の無い縁に悲しむ辛月に、田舎に行って人生をやり直せと促します。
また辛月も「尼寺に」とまで口にするので、可哀想では有りますが、安心しました。
... が、辛月と結ばれない事で承乾は悲しみ、大酒を飲み、大荒れ。正直、大酒飲みたいのは雲燁なのに...と呆れます。更に承乾は侯君集に酩酊状態を利用され娘、小妹との"床の関係"を結ばせられてしまいます。
始めは政略、しかし小妹は兼ねてから好意を抱いていた承乾と体を交わした為に、心を傾けてしまいます。しかし人の心はそう容易くは引き寄せられるものでは無く、愛されていないと悩む小妹は、承乾の母の計らいで決まった別の婚姻話にショックを受けて自殺未遂をしてしまいます。
更に愛ゆえに承乾の元へ押し掛けてしまい、承乾周りでのいさかいを隠滅しようとした別の思惑から、小妹は暗殺されてしまいます。
その死に際、小妹は執念で承乾を求めますが、承乾に問題が振り掛かるのを恐れた辛月によって見殺しに...
思いが犇めいて泥々です。この辛月、外面が良く、しかし非常にしたたかで、さっぱり愛せませんでした。
更に、このあたりから承乾の無責任ぶりが暴走を始め、やる瀬無く成ります。
前述、承乾は、雲燁と安瀾の愛を自分の愛する人の存命の為に引き裂きました。ならば出来ることをし、雲燁と安瀾に報いるのだろうと思いきや、酒飲んで暴れてどツボに堕ちる。最悪なのは「しっかりしろ」と諌める雲燁を邪険にしたくせに、戦争が起こり、対策に全力を尽くす雲燁に対し「私を避けるのか?弟と手を組んで私を蹴落とすのか!」と因縁つけてくる。当然、雲燁は勿論、観客も呆れます。
ここで雲燁と組んで戦況改善の為に一大作戦を画策する魏王こと承乾の弟は、非常に愛らしい弟君だったのに、やたらとキレ易く無礼に性格修正、承乾のイメージダウンを避けているみたいで可哀想でした。
しかし、やはり魏王は決して悪意どころか、後継ぎ争奪など考えても居なく、問題を拗らせたのは、承乾の考え過ぎだと明かされます。
あまりに傍若無人に成った承乾を止めようと皇后や皇帝、雲燁、安瀾も諌めますが、怒りに囚われた承乾は聞く耳を持たない。
更に辛月が、承乾を諦める筈が、誰彼に嘘を吐きまくり、雲燁どころかその家族まで犠牲にしてまで承乾に寄り添い、周囲を裏切ります。
躊躇いが全く無いその様はちょっとおぞましいほどです。なのに何故だか命の危機はするりと彼女をすり抜けて行きます。
その傍らで無実の人達がバタバタと命を落とし、そして皇帝の皇位転落をかけた侯君集による最後の一大決起が行われます。
承乾は自ら先ん立ち、皇帝に内紛を起こしますが、皇帝との一騎討ちに敗れ、捕縛。
その裏で侯君集は軍勢を従えて王宮へ進軍。僅かな王軍と対峙します。そして侯君集の最後の盾で有り武器が、なんと、辛月の命。
え?皇帝に関係無いし。
承乾は皇帝に「辛月を救ってほしい」と願い出ますが、当然、皇帝は王宮の何百の宦官や兵と、辛月を秤には掛けられません。
しかし、辛月は自らを脅す刀に首を宛がい自決。承乾は泣きわめきます。...泣きわめくだけ。
...私が作り手なら、全てを失った承乾に我を忘れて、城壁から飛び降りさせます。それくらい愛が強かったと描きます。「ナウシカ」がオームの大群に軽く弾かれるあのシーンのように戦場の片隅で地味に一滴の血の滴にしてしまいます。
そうすれば無常感が引き立ったでしょうに。
結局、承乾はそのまま退陣、後始末も有りませんでした...
終盤は残す話数の割に、やはり緩い展開が続きます。何しろ陰謀やテロ、勝手な行動をする安瀾...とあれこれ動いているくせに雲燁と安瀾が会うと、伝えなければならない筈の重大事実を話さず恋愛モード。おふざけ言って、笑ってる。で、いざ話そうとすると邪魔が入り、言えなくなって、安瀾は決死作戦実行して仲間を死なせてしまって...
そんな無駄死にが有ったり。
承乾と安瀾が手を組んで、爆弾仕掛けて皇帝殺害テロを行うつもりが、承乾の判断でテロは中止に。しかし実は爆弾は安全弁を嵌めたままでは使えず、元々、爆発しなかったなんて良きオチが。
...でも、ふと。承乾が爆破を命じ、爆発しなかったら、安瀾たちは決死の暗殺作戦を行ったのでは?と疑問に思いました。
失敗してから雲燁が「実は狙うべき本当にね敵は別にいる」とみんなに伝えるなんて...
順番違う!
そうしてこうして時間は稼がれて、気付けば山場に。
最終二話は戦争そっちのけで怒涛の内紛が始まります。結構、派手にやってくれます。
しかし。結局、悪役以外、誰ひとり責任を取らず、間違いを咎められもせず、さっぱり終わります。
シェイクスピアの悲劇を意識してる?ハムレットみたい?なら、みんな命を落とす?なんて見当をしていましたが、非常に温い終わり方でした。
ひと先ず、タイムスリップネタだけは帳尻を合わせましたが、墓(遺跡)のこと、その位置(長安より離れ過ぎ)も含めて、更に何故、タイムスリップしたのかも不明点がそのままです。
時代を繋いだ"かんざし"、誰かの思いが奇跡を起こした...ような気もしていたのですが、そんな"もしかしたら"は描かれませんでした。
テーマは...政が人を狂わせる?
おそらく。しかし、ちょっとその辺りに説得力が有りません。間違いの権化が、信じ、応援してきた承乾なだけに、終盤は落胆の溜め息ばかりです。
また、戦争が苦境に在り、また誰彼にも命の危機が!と言う状態なのに、真実の探求より恋愛選ぶ主人公を含めた若者たちに、たっぷりの溜め息を溢すことに成りました。
また、侯君集の決起の最後の弾みとなる、"小妹の死体発見"の流れも、異常なほどのご都合で、有り得ない無茶苦茶ぶりでした。
打ち切りで帳尻合わせた?と思うほど、バタバタする終盤、なのに相変わらずの展開の緩さも手伝って、嫌いじゃないし悪くもないのに、終盤は惰性で観ているような気になっていました。
ただし、急展開を詰め込んだ故に、展開が読めず、どうなるの?ああなるかも?... そんな予想をすり抜ける予測難儀さで、一気に押し切り、それなりに観られちゃいました。
主人公のタイムスリップ設定が序盤以降、さっぱり展開に活きて居なく、そこを軸にすれば、もっと楽しく作れたのにと思いました。
それでも「運命の桃花」よりは、確実に記憶に刻まれる作品では有りました。
メローの歌がまた良くて、終わった今でも、時折、思い出しては口ずさんでしまいます。
「♪不會下雨的云」... 心に沁みます。
☆こんなコロナの時期に母の病院診察の日が。息が途切れ途切れの方や咳き込む人が居ると、ドキドキしてしまいました。
医療関係者の方々が、どれだけ緊張の中に在るかと実感させられます。でも表から見える方々だけでは有りません。バスの運転手さんや警備の方、清掃員、通用口?を守る方々も、みんな、心労堪らないとつくづく思います。
母の診察も次回から一年に一度に成ります。みなさんのお陰で順調に回復しております。心から、謝謝。
ワクチンが有るから...では無く、心構えと我慢で、世界を守りましょう。
些細なことですが、私はホルモン治療をしている為に、大好きなお酒を7年一滴も飲んでいません。飲んではいけない訳では無いんです。でも肝臓に余計な負荷を掛けないために自ら選んだんです。
独り身の私だから、母に「私が死ぬ一日後まで生きていて」と願う代わりに、飲みません。
家族のために。明日の愛する人のために。
今を守りましょう。
先日、LGBTプライドの催しが有ったのでしょうか?タイのBrightことワチラウィット・チワアリー君がそんなフォトを上げていました。
こんなコロナ危機が有っても、世界にはまだ変わらず差別や偏見は絶えません。
イスラエルは戦争を始め、香港はこの機に乗じるかのように、規制を強化しています。
世界よ気付け、今こそ、この一世紀を愛と労りの世紀に。*。・+(人*´∀`)+・。*