遥か彼方の銀河を描いた映画2作。と、どっぷり中国ドラマ | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

第93回アカデミー賞受賞式がアメリカで催されました。
今年は如何にもなメジャータイトルが見掛けられない珍しい年に成りました。私も受賞した作品を名前を耳にした程度にしか知りません。
作品賞は「ノマドランド」
監督賞はクロエ・ジャオ「ノマドランド」
主演男優賞アンソニー・ホプキンス「ファーザー」
主演女優賞フランシス・マクドーマント「ノマドランド」
助演男優賞ダニエル・カルーヤ「ユダ&ブラックメシア」
助演女優賞ユン・ヨジョン「ミナリ」
...「ノマドランド」が評価されたようですね。ノマドは"さ迷う者"、"放浪者"のような一定の土地を持たず在る者の事で、多く遊牧民をさしているかと思います。そんな話なのかな?
フランシス・マクドーマント、噂によると凄い演技力を披露しているそうです。
楽しみですね。...でも、私、ちょっと、最近、軽い映画が好みです...

評価でビリオン稼ぐ俳優たちの饗宴より、私は情熱を結集した煌めきを見るが好きです。
「ウォーズ・オブ・ギャラクシー」
1300年(サイクル)以上先の未来。宇宙のどこか、とある銀河系では「惑星連合」がその猛威を奮っていた。
独裁者マラストー卿に抵抗する反乱軍リーダーのコーブリンは、戦況を変える鍵を求めて、惑星ヘイヴンへの脱出計画を進めていた。そこには未知の資源“マナ・コア”が隠されている。
その頃、マラストー卿の娘アステラは父に反逆し、戦いの最中、コーブリンと合流する。
ふふふ。アサイラム映画です。過度な期待をしてはいけません。
とは言え、最近のアサイラムは非常に情熱的で、下手なA級製作会社の作品より"面白い"作品を作るようになりました。が、残念ながら今でも駄目なのは、ディザスターパニック映画(自然災害もの)と、SF。SF!
何故か駄目なんですよね。
本作も、正直、始まった時には「これは駄目~」とこぼしてしまったほど。しかし、不思議と「あえて褒められるところは...」と探し始めたら、小さな欠片が集まり始め、気付いたらそこそこに。
半分くらい観た頃には「駄目だけど、最後までは観なくちゃ」に変わっていました。

コーブリンはエイジャックスと共に連合の支配からの脱出を計っています。しかし彼の船を拿捕するは連合のパラディン。...「スターウォーズ」のジェダイのような存在です。
しかしパラディンはコーブリンを逮捕に来たのでは無く、盗難船捜索が目的でした。コーブリンを前にしたパラディンは、対応に躊躇います。
コーブリンは船のコンソールを破壊し「船を難破船だったと報告して、脱出する時間をくれ」と頼みます。
「連合は悪に染まってしまった」
「連合は強固な力を持っています。戦っても勝てない」
パラディンは冷静な判断をコーブリンに促します。思い揺るがぬコーブリンは、連合が隠している惑星ヘイブンをパラディンに示します。
美しい星...おそらく地球。
パラディンは突き付けられた事実に悩みますが、そこに連合の特務が現れ、彼らは、コーブリンは勿論、パラディンが避難する前に船を諸とも破壊してしまいます。

... 序盤の掴みの銃撃戦は"ごっこ"級ですが、効果音はなかなか、更に宇宙船にしろ爆発にしろ、アサイラムB映画にしてはなかなかのハイクオリティVFXを見せてくれます。
一応、スターウォーズ・エピソード4のダースベーダー襲来を意識してはいるかと思いますが...なにせ1対1なので...

2サイクル後(2年後)。
生き延びていたコーブリンはようやくエイジャックスと合流。同行するノヴァクは「俺は2756人も殺した」と荒ぶる戦士。
ヘイブンへの航路はコーブリンしか知らない。彼はヘイブンを解放しようと考えています。エイジャックスはそんなコーブリンの思いを心から支持はしていません。
コーブリンは、エイジャックスを頼りにはしていますが、2年前のあの日、彼女が数千人を見捨てる選択をしたことに、疑念を抱いていました。エイジャックスは元々、海賊行為を生業にしていたために、利益追求型の選択を重視しがちなようです。
コーブリンは、そんなエイジャックスにもヘイブンにある万能エネルギー"マナ"の事を教えます。何故なら、マナを運び出すために、エイジャックスの巨大な船が必要だからです。
しかし、ヘイブンを目前にしてエイジャックスはコーブリンを裏切り、連合に連絡してしまいます。
「これが海賊なのよ」

その頃、連合のマラストー卿の娘アステラは、船のAI"ヘルパー"をロボットに転送し、共に連合からの離脱を計画していました。
ヘルパーは「船に残るかはあなたが選んで」と言うアステラに「私はあなたに何があろうと同行します」とウインクをして忠義を示します。
... このヘルパー。役柄もありますが、見た目にもクールな女優さんで、それなのに非常に愛らしい方です。

マラストー卿はよほどヘイブン解放に危機を感じているらしく、コーブリン捜索に全力を費やしていました。
...連合の旗艦はスターデストロイヤー並みの巨大船です。外観VFXは逸品ですが、司令室は10畳ほどの薄暗い部屋...映像には窓さえ無く、狭苦しいです。
...アサイラムですから。
卿の片腕のゼロスは野性味溢れる危なっかしい厄介なタイプ。アステラの善き野心を、彼女の亡き母をネタに失笑する悪辣漢です。しかしアステラを後ろに連れて歩くものだから、卿の元に着いたらアステラは既に逃げてしまっていた!なんてドジな面も。
それでも傍らに置いてくれる卿は、もしかしたら人間性は高いのかもしれません。

アステラはエイジャックスを騙し、コーブリンを確保、ヘルパーと共に脱出を計ります。しかし、連合の追手から逃れられる希望は少ない。
コーブリンはある可能性を伝えます。それは2年前から冷凍睡眠を施されているパラディンの存在でした。
...この時、エイジャックスとノヴァクが船を離脱したいのに卿が許さず揉めていると、その後ろを通過するコーブリンたち...なんてコミカルなシーンも。当然、エイジャックスが振り返ると、誰もいません。ドリフターズジョークはアサイラムにも健在でした。:p
コーブリンたちはパラディンを解凍しますが、パラディンは少々、故障気味。「秩序こそ全て」と機械的に振る舞います。そしてコーブリンを卿に引き渡し、交渉を始めるべきだと論じます。
アステラは「父は平和など望まない。それどころか人の命を奪おうとしている」と説きますが、パラディンは聞こうとしません。
パラディンは卿と取り引きを続けようとしますが、アステラによってコーブリンは脱出、卿はアステラを反逆者扱いし、ゼロスがアステラの船を構わず攻撃します。

ヘイブンに降り立ったコーブリンはエイジャックスの一派に襲われます。また、アステラとパラディンもヘイブンへ。そしてゼロスも降り立ち、既にヘイブンに辿り着いていた反乱軍をも巻き込んで、全勢力総掛かりの戦いが繰り広げられます。
... まあ...仮面ライダーの採石場並みの戦場なので、映像は安っぽいです。
行われる戦闘もレーザー銃やエネルギーシールドを使った視覚的な良さは有りながら、迫り来る緊張感みたいなものは感じません。
しかし、実はゼロスがパラディン団を全滅させたことが明らかに成り、紳士なパラディンが怒りに駆られて一騎討ちを挑むなど、心のドラマも繰り広げられます。
演出がチープながら、音楽の盛り立てがなかなかで、結構、興奮させられます。
エイジャックスは、捕獲したコーブリンを盾に自らの利益を模索、卿にコンタクトを取ります。
その傍らで、連合への徹底対抗の為にコーブリンを必要とするアステラ、大局を見る力を持ちながら復讐心と葛藤するパラディン、冷静着実に任務遂行を続けるヘルパー、冷徹にアステラらを追い詰めるゼロス、状況を掌握しマナを我が物にしようと画策する卿...
其々の思惑がぶつかり合い、交錯しながら、時に野心、時により良き答えに向かって各々が選択していきます。
そうして始まる最終決戦。
パラディンVSノヴァク、ヘルパーによる陽動作戦、パラディンによる決死のゼロス再戦、そしてヘイブン軌道上での宇宙戦...
30分あまりも使った最終決戦はアサイラムによる"スターウォーズごっこ"の極致。戦闘映像は動きこそ緩めながら、(アサイラムにしては)結構なクオリティで、魅せてます。
ドラマも盛り上げます。
アステラに救われたパラディン、そして彼の自己犠牲的選択が心を揺さぶります。また、ヘルパーが更なる上を行く選択をして、私たちの心を鷲掴みに。
...ちょっと言い過ぎ。
それでも思いを抱え、しがらみを振り払い、一同に立ち並ぶ終局は、なかなかイカシてます。
フランス映画「アルティメット2」の、社会から見捨てられ更にミサイルで抹殺までされそうに成ったマッドマックス級ギャングたちが、主人公に誘われ、大統領府に一斉に集うラストを思い出しました。
何でしょう...滾る思いが溢れるラストで、あくまで"私"は、大満足に観終えました。
続編を思わせる小さなオチも気になります。
ぜひ、観てみたいです。
... これは宣伝ショット。右からパラディン、ノヴァク、ヘルパー、コーブリン、アステラ、エイジャックスです。あれ?ノヴァク、こんなにデカかった?逆にコーブリン、可愛い(*≧з≦)

...クライマックスに卿と向き合い、我が意志と仲間の存在を力に決断していくキャラクターが、コーブリンでは無くアステラなので、後半のコーブリンの存在感が...さっぱり、主役形無しです。
あ!アステラがルークで、コーブリンがソロだったのね...
本作は確実に「スターウォーズ」を意識しています。オマージュと言うよりはパクり。模倣するシーンもあちこちに見掛けられます。
R2がレイアの立体映像を見せるシーンそっくりの、アステラの母の立体映像メッセージも有ります。ゼロスはフォースもどきを使いますし、クライマックスの戦闘機のコクピットのカットはまんまローグ中隊です。
しかし本作のそんな模倣シーンは、イメージこそ重なりますが、それなりに我が物にしています。
キャラクターが思惑ありげに動き、奮闘し、会話を積み重ね、そしてそれを音楽が盛り立てる。そうなるとそれなりに映画は動き出します。やはり音楽が非常に良く、常に気持ちを盛り立ててくれます。
シーンも頻繁に変わるし、セットは安いながらも数多く、照明は電飾系でなかなか綺麗、VFXもCGまわりが良く、中でも宇宙船などの造形は結構なクオリティでした。エフェクト加工は手を抜かず、エネルギーまわりの"もやもや"なんかも手間をかけて入れられていて、下手なビックタイトルより意欲を持って作られているように思えます。

...なのにどうしてチープさを誤魔化せなかったのでしょう?
もしかしたら...音...でしょうか?宇宙船内部の音が概ね無い。機械音や駆動音、生活音がさっぱりしていない...から?
ノヴァクやゼロスのような野性味溢れるキャラクターも居るくせに、演じのせいか真摯な感じがするのもいけないかも知れません。
みんな綺麗なんだと思います。アステラの脱出挺が違和感有るほど汚しを入れていましたが、リアルさは有りません。ワイヤーが剥き出しだったり、垂れ下がっていたり、落書きが有っても取って付けで、それが生活感を醸さず、不思議と住んでいる彼等が書いた気がしません。
また、地上に降りてからは現代建造物を映さないようにした為なのか、画角が狭苦しく、奥行きが無いカットばかり...
コンセプトが無いのがいけないのかも。タトゥーインやエンドアのように一見で感じる世界観や舞台設定が、地球とは言え、欲しかったです。
また、衣装はキャラ立てとして分かりやすいのですが、基本、ピカピカ過ぎる。更にノヴァク、今時の素肌に鎖巻きとかダサい。パラディンの鎧もひと昔前のセンスで、オリジナル「ギャラクティカ」や「キャプテンパワー」級なのも微妙かと。

低予算でも、そんな映画規模には見えないくらい頑張っているのに、活かす脚本では無いからか、初見、どうなっても良いくらい感情移入をしませんでした。作り手の手の垢は感じるものの、魂を入れ忘れたような軽さは致命的です。
しかし。終盤の敵味方それぞれの思惑ゆえに縺れる混戦具合は、なかなか面白かったです。特にエイジャックスですね。
また、パラディンが、沸き立つ怒りに葛藤し、復讐心に向き合えば向き合うほど、コーブリンたちの思いを理解して行くところも見所です。描きはいまいちですが、受け取る事は出来ます。
アステラによる父との決別のドラマもなかなかでした。
あれこれ足りませんが、想像で隙間を埋め、読み解こうとしている内に、次々と感情移入は促され、気付けばどっぷり入り込んでいる... そんな映画でした。


で。本命。
「スターウォーズ、スカイウォーカーの夜明け」
かつて滅んだ筈の銀河皇帝による帝国は、徐々にそのかつての力を復活させようとしていた。ファーストオーダーと称する軍団は、カイロ・レンによって率いられ、かつてジェダイによって導かれた同盟軍、新共和国を次々と撃滅していった。
そんな時、辺境で細々と暮らしていたレイはファーストオーダーと同盟軍の戦いに巻き込まれ、同盟軍と合流、その秘めたる力に気付き始めていた。それはジェダイの力か?
レイはかつてのジェダイ、レイアとルークの導きにより、力(フォース)を発揮、更なる数々の別れや出会いを経て、レイは己の中にある闇と向き合うことに成ります。
それこそ、ジェダイの意志を受け継ぐための乗り越えなければならない、最後の壁。
その頃、カイロ・レンはその猛追を止めず、同盟軍は追い詰められていた。その危機を救ったのはルーク、彼は自らの命と引き換えにレイら同盟軍を救った。しかし、闇はまだ翳りさえしていなかった... 
レイは己のジェダイの力を高めようと必死だったが、揺らぐ思いが彼女の心を乱していた。それは己のフォースがカイロ・レンと共鳴すること。彼女の内側で蠢く闇の一面が、更にカイロ・レンとの繋がりを深めて行きます...
その頃、同盟はある情報を手に入れていた。それはファーストオーダーの本拠地たるシスの根源への道標だった。
レイは仲間と合流し、その痕跡を探し始める。その旅は、レイの出生に纏わる秘密を明かす事に成る。
そして彼女の前には幾度もカイロ・レンが立ち塞がる。しかし、カイロ・レンは今にも心を砕いてしまいそうなほど不安定だった。カイロ・レンは何かから逃れようとするかのようにレイを一心に求めていた。
それは...悔やみ。
彼の前に現れる、自らが殺した父。そして、彼の怒りのような爆発する力を阻んだのは母の声...
レイはそんなカイロ・レンを倒してしまいます。
レイも怒りを抱えていました。たくさんの愛する人を奪われ、心を疲弊させていた彼女は闇たる力に自らを堕としていました。しかし彼女は瀕死のカイロ・レンを思いの力で救います。
ジェダイの力が新たなるかたちを形作って行く、まさに開眼です。
戦うことにばかり向き合わなければならなかった戦乱の中のジェダイが、見出だせなかった、もうひとつの力の使い方。それはルークにもレイアにも奮えなかった、愛のフォース。
期待とは違へど道標を得たレイは、シスの元へ単身乗り込みます。
シスはレイを待ち構え、全ての真実を語り出すのでした。
レイはその真実に動揺し、ある選択を迫られる事に...
レイが辿った道は同盟軍へと転送されていた。同盟軍はレイを救い、シスを倒すために情報を流布し、仲間を集った。しかし彼等の元にいくら集う者が有っても、おぞましき大軍団を率いるシスから見れば、ひと握りの土塊でしかない。同盟軍はレイと"奇跡"を信じて出撃する。
そこに迫る影が。それは、カイロ・レンだった。
く~!堪りません。
かつて、囚われの姫が王子に救われる"プリンセスブライドストーリー"だったルーカス・スターウォーズは、JJスターウォーズと成って、運命に揉まれ乗り越える"少女漫画スターウォーズ"に成ったように思えます。
これがまた非常に良かったです。
スターウォーズは男性が観る率が高いと思いますが、特に今シリーズは女性に観て貰いたい!
"""宿命に翻弄された力を持つ若い世代、彼等は愛に飢えています。長い間の不遇の中で、子供たちは自らを形作って処世して来ました。
それは、愛の喪失を力に変える。
もう何も無くても、私は無敵だ、負けやしない。そんな、力こそを頼りに生きる子供たち。
ひとりで着実に歩む人生。もう戻れない。例え親に愛されていたと知っても...手遅れだ。
しかし...どうしても晴れない思いが、私を悩ませる。"悔やみ"。
誰か...助けてくれ...この憤りをぶつけるしか出来ないんだ、何故なら誰も分かってくれないから。
そこに現れたひとりの女性。彼女は私と共感する。そして同じ闇をも抱いている。
もう少し堕とせば、私と同じに成るさ。
そうしたら私と共に玉座に座ろう。
しかし、彼女は私に刃を向ける。仕方がない。私がした殺戮は、彼女を傷付けたのだから。
私はどうすればいい...どんなに想っても、彼女は私を、私の全てを受け入れたりなどしやしないだろう。
ならば、私は彼女の為に生きよう。全霊を失ってでも、どんなにはね除けられても、立ち上がってみせる。"""
そんなカイロ・レンの物語は、まさに少女漫画の王道です。最近の、ちょっと鬱有りのベタです。
それ故か?相当な不評を買ってしまった新三部作たるエピソード7~9ですが、やはり私は好きです。
常に、今にも泣きそうな顔のレイが、ルークよろしく運命に向き合い、銀河の理に触れていく。戦いの末に得られるものは、希望。それは彼女の人生を変えられる。そして、レイには知り合った友がいる。そして、人の死を経て生まれた新たなる思いがある。
そう言ったものがレイを高め、悩ませもし、銀河の戦いへと導いていく。更にレイに秘められた運命がレイをジェダイの深淵へと誘う。
そこに待っていたのは、スターウォーズ史上、最も驚愕の真実でした。
ジェダイの力が魔法に成ってしまったと、失望の声を聞いた事が有ります。確かに、やり過ぎは感じましたが、元々、銀河皇帝がベイダー卿とルークと戦う際、手からビビビッと稲妻出していましたし、それがハイパワーに成っただけかなあ...と思いました。
レイが宇宙船を止めた時は「マジ!?」と思いましたし、レイアのスーツ無し宇宙浮遊も驚かされたので、もう何でもござれでありました。

今作は女性が主人公である故の、フォースのあり方と言うものが、新説だったかと思います。前述、愛のフォースですね。
戦うことに無限の力を発揮するフォース。なら癒しや人間の生命維持にも奮える筈です。
レイはルークやオビワンとは違い、愛するを犠牲にせず、慈しんだ故に、"癒す"を信じることが出来ました。
そう言う意味では、かつてのジェダイたちは己が"癒せること"を信じなかったのですね。彼等の悟りの道はまだまだだったのです。

子は親の道を辿るのでは無く、親の手の上から更なる上を目指すべきだ。その機会を得て、我が物にしたレイは、もしかしたら誰よりも強いジェダイと成っているかもしれません。
そして彼女は愛する人の死をも受け入れ、自らの運命を選びます。
ことの始まりの地へ降り立ったレイは「貴女の名前は?」と聞かれ、答えます。
名前。始めて苗字を口にするレイ。
そして"それは伝説へ"...
愛、絆、仲間、友、信頼...そう言うものに悩みながらも、ここぞの躊躇わない姿がたくさん見られます。今時の若者たちに伝えたい"大切なもの"がたっぷり込められています。
こんなにもハグの多い「スターウォーズ」も有りませんでしたね。
恋愛完敗のポー君(写真右)がすがるようにハグしに行くところが可愛くて堪りませんでした。

「ウォーズ・オブ・ギャラクシー」と比べてはいけませんね。やはり「スターウォーズ」は凄いです。まだまだ新作が作られていくそうです。非常に楽しみです。
素晴らしき戦いの軌跡も素敵ですが、私は今回のような、"愛"も好みです。


話は一転。
マイブーム中国ドラマ「王女未央」、多くの韓国ドラマ等で味わった、話数と共に朽ちていくテリングに泣かされてきた、あの不満が...「未央」では話数と共に駆け上がる爽快さに心が満たされています。
凄い、面白いです。20話でようやく未央らは義母と長女を打ち負かしました!
だからって正義は勝つばかりでは無く、信頼する妹の謀や、新たなる難題、悪辣な義母と長女もまだまだ朽ちやしないでしょう、おそらく義母の本家によって更なる複雑な苦難を未央に背負わせる事に成ることでしょう。
しかし、悪い予感ばかりでは有りません。行方不明の弟は実は北西部の国の王子らしい... なんて話も有り、更なる未央の力となる再登場を期待させますし...でも未央を慕う気持ちを弟は抱えていたからなあ(養子なので未央としても血縁じゃないので)...
複雑な思いのドラマが交錯しそうです。
不幸にも?主題歌PVを毎日のように聞いている代わりに、その映像にこの後の展開が明かされてしまっているので、起こる悲劇と、更なる愛ゆえの切なきドラマが待っていると知ってしまいました。涙する予感がむんむんです。

そんな中、1話だけですが、またしても中国ドラマ「シンデレラはオンライン中」を拝見。
イマイチな「花不棄〈カフキ〉」の一点美男子チャン・ビンビンが出ていると聞いたので楽しみでしたが、彼、友情出演でした...
が、なんと主人公のルームメイトに「王女未央」の未央の妹を演じた毛曉彤(読みはマオ・シャオトン?)が!
右の子ね。左は主人公です。
こちらは現代劇だけど、マオちゃん「未央」の時以上に可愛いのなんの。本作では、主人公より可愛いです。私見。:p
お陰で続きが観たくて奔走中。
話も金持ちイケメンによる力押しドラマでは無さそうなので、期待しています。

そして。「運命の桃花」は、正直、呆れてものが言えない失望感にぐったり。悟りの道を超えた神仙が、周りの人を押し退けて、愛をひとりじめ!なんて...何たる、下らなさ...
愛を得たいなら、手つなぎデートを楽しむより、愛する彼女の為に、彼女を狙う魔君を倒してらっしゃい!...もう、馬鹿馬鹿しくてちゃぶ台をひっくり返したい気持ちをギリギリ押さえて10話あまり...
しかし46話!来た~!
景休君!再登!そして節操ない神仙を蹴散らし、叱咤!
しかし、魔君の部下に居場所がばれてしまい、窮地に。命からがら逃げますが、守るべき黙が瀕死に。景休は自らの仙力を注ぎ込んで黙を救います。もう既に大半の仙力を失っていた景休、更にまたここでそれを失った。
...彼、死んじゃうかも...
あわわ... 


☆オスカー受賞式が終わりました。
今年は昨年の「パラサイト」に続き、アジア勢がハリウッドを席巻しました。ヘイトクライムも多かったので、映画が盛り上がらない故もあり、アジアやアフリカ系が実質評価以上に担ぎ上げられることを危惧していましたが...どうでしょう...
本当に演技、良かったのかなあ...
スペインでした?カンヌ?かで日本の芸人タレント?の女性が賞を貰った事を思い出します。彼女、日本ではさっぱり評価されないのは、私たちの目がくすんでいるのでしょうか?:p
少し、私的に、ハリウッドの明日を案じる受賞結果でした。
ぶりぶり。... お見苦しいものを...