素晴らしきアジアドラマ。タイだけに有らずゾ | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

梅の花が咲き始め、春の気配があちらこちらに。温かい日も増えてきて、楽しみな反面、痛めた足が相変わらずなのが辛いです。
お陰で、しばらくドラマ三昧しています。
前回はアメリカのドラマでしたが、今はも少し近場です。そう、まだまだアジアも奮闘中。いいえ、負けてません。
アジアらしいドラマを紡いでいます。

中国ドラマ「あったかいロマンス」
大学生の、モーモーことスートゥー・モーは、専攻とは違う広告業界に気持ちを傾けていた。お陰でなかなか内定が貰えない。
そんなある日、高校時代からの男友達フー・ペイと自転車2人乗りをして移動中、原子物理学専攻のグー・ウェイイーの自転車と接触してしまう。その時、モーモーとグーは荷物を取り違えてしまう。そのせいでモーモーは面接に失敗し、グーはテストに参加すら出来なかった。
最悪の出会いと成った二人だったが、その日から人生が交差したかのように、ふたりの縁が始まります。そして、ちょっとしたことで思いかげず、2人は一つ屋根の下で暮らすことに成る。
非常に愛らしいドラマです。どうすればこんなに柔らかく、優しい雰囲気が醸せるのか不思議なくらいです。
以前紹介した、金城武主演の映画「恋するシェフの最強レシピ」同様に人間の可愛らしさに満ちた素敵なドラマです。
先ず、何より、主役のモーモーが可愛い。
見た目も非常に可愛らしいのですが、背が低いのも手伝ってか、"美しい"や"羨望"なんて言葉はさっぱり似合わず、明朗快活で巷の元気な小娘さんと言った感じが良いんです。
そんな彼女は高校時代にフー・ペイに恋らしき感情を抱いていました。しかしその想いは実らず、しかしふたりは良き友達と成りました。
そして今、大学生として新たなる旅立ちの時を迎えようとしています。彼等は社会に出るのだ。
人生はいつまでもそのままそこに在る訳じゃない。それに気付いたかのようにフー・ペイはモーモーに対してささやかにも感じていた心の繋がりを意識し始めています。
そんな時の思わぬ事故。
モーモーはグーと出会ってしまいました。
グーは他人との関係が苦手です。したいことがあるせいか、煩わしいとさえ感じています。そんな彼には挙動不審ぎみのモーモーは厄介者でしかありません。小動物のように身のほど知らずで自然に飛び込み、壁にぶつかり道を見失い、ふらふらおろおろするモーモーは、なんて愚かで不器用な...僕の人生に絡む筈がない。
...そう思っていました。しかし、モーモーの厄介さは不思議とグーの人生を巻き込んでいきます。
ここ、韓国ドラマのような偶然や運命で片付けません。モーモーには心があります。自分の面接の失敗が大変なことだったように、きっとグーだってテストを受けられなかったのは大変なことだった筈だ!そう思ったモーモーは、教授に直談判、そしてグーに再度チャンスの機会を勝ち取ります。
グーは怪訝な態度を見せますが、モーモーの"けしかけ"が大成功、グーは教授の出した難題に挑むことに成ります。グーはその類い稀な才能を遺憾無く発揮し、晴れて彼は教授のアシスタントの任を得ることが出来ました。
そうなったらもう始まってしまいます。モーモーとグーの心は、ある一本の糸で繋がってしまいました。"縁"です。
現在、4話。
誰かが図ったのか、偶然か、とうとう、モーモーとグーの同居が始まります。
また始まりがインパクト絶大。
モーモーは母の知人に、ある部屋の管理を任されます。彼女はそこを自分色に染め上げ、快適な部屋に代えてしまいます。自分に最適に。
そんなある夜、部屋に来ない筈だった主が来てしまいます。その人は... なんと...グー!
焦るモーモー、ノーブラ、部屋着でリラックス生活を享受していたものだから焦る焦る、更にあちこちに大好きな"ドラえもん"のグッズだらけで、また彼の自室をモーモー色に完全デコレートしてしまっていたものだから、立場無し。更に、グーが臭いを嫌うタニシのビーフンを食べていたものだから、もう第パニック!
「すみません...明日には出ていきます...」
その夜モーモーは胃腸炎に倒れてしまいます。原因はストレスも有ったかもしれませんが、衛生状態が悪かったタニシのビーフンのせい。
「ほれ見ろ」とばかりのグーですが、こんなドジな小動物は愛らしくもある。また彼女はひた向きで優しくもあった...
グーは彼女の為に髪をゆわくゴムをプレゼントしようとします。しかしそこに現れたのはフー・ペイ。思わぬふたりだけの時間に、傾いたグーの気持ちは、そっと封印してしまいます。
しかし、胸に湧いたこの想いは、そう容易くは消せません。
モーモーはグーとの同居を早く終わらせないといけないと慌てますが、二人が同居している事を知ったフー・ペイが二人の間に入って、嫌みたらたら、モーモーは傷付いてしまいます。
どう言ってよいか分からないグー。
「泣きたい時は声を出して泣けばいい...」
非常に愛らしく労りに満ちたドラマです。
男は女を労り、支える。女は自らの想いに真っ直ぐに、でも男を理解し、時にそっと一歩下がる。そんな女に気付いた男は、女の背中をそっと押してあげる。「さあ、行っておいで」
女は笑顔を残す。
そうなったら傷付いた女には帰る場所がある。喜びに溢れたら伝えたい相手が居る。
それが幸せ。"あったかいロマンス"なのかもしれません。

おそらくそんなドラマ。全24話。まだまだ序盤なので、今後が非常に楽しみです。
毎回、あっと言う間に終わっちゃうくらい楽しいです。


同じく中国ドラマです。
「新・白蛇伝、千年一度の恋」
白蛇の妖怪は、千年にも及ぶ天上での修練により、人間の女性の姿に成る力を手に入れる。そして人間の世界で善行を積み、仙人と成ることを願った。
彼女は白素貞と名乗り、臨安の町にやって来た。そこで白素貞は、医者の許仙を知ることになる。彼は妹と詐欺まがいの診断競いをし、ある症状に悩む男性に、最適な処方を施して自らの信頼を高めようとしていた。
白素貞はそんな彼に釘を刺してやろうと挑むが、その行為の裏には"ある思い"が有ったと知り、複雑な思いを抱えることに成る。
許仙はある患者の症状に悩んでいた。彼女は不思議な毒に晒されていて、危険な状態だった。
白素貞はその症状を怪しみ、お参りに行った日から症状が出たと言うので、その祠に向かう。
そこには青蛇の妖怪が居て、白素貞は妖怪に治療する薬を求め訴える。
こちらはまだ第3話。全36話なので展開はまだまだ序盤の序盤です。「あったかいロマンス」もそうでしたが、展開が非常にゆっくりゆったり。「あったかいロマンス」に比べ、武侠エンターテイメントの部分も有る割りに緩いので、ちょっと毎回、呆気無くも感じさせられます。
しかし、ある闇の陰謀が動き出し、更に白と許の恋の傍らで育まれる青蛇の物語が露に成ってくると、途端に物語が動き始めました。
青蛇は天上で母と暮らしていました。しかしその母は某かの理由で青蛇を置いて、去ってしまいます。青蛇は、胸に誓います。
「修行し男の人間に生まれ変わろう。そうして強くなれたなら、私がお母さんを守るんだ」
長い年月が経ち、青蛇は男の体で人間の世界に降り立ちます。彼は手下と共に祠で貢ぎ物を漁って、時に街で盗みなどをしながら気ままに生きていました。
そんな時に現れた白素貞。気丈で真っ直ぐな白素貞に青蛇は惹かれてしまいます。
その頃、街に「妖怪は絶対悪」と信じる僧侶が立ち寄ろうとしていました。彼はその持ち備えた霊力で妖怪の気配を察知し、退治を試みます。街では謎の子供の誘拐事件が発生しており、祭りの日に現れたムカデの妖怪と僧侶は激しくぶつかり合います。
また、火事が発生し、許仙は巻き込まれた人を助けようとして日に巻かれてしまいます。
白素貞は、お釈迦様に観限られることを覚悟して、人々の為に霊力を使います。そんな白素貞でも僧侶からすれば疚しき存在、白素貞の人を救いたい気持ちを阻むことに。
僧侶の強力な霊力は激しく白素貞を虐げますが、その盾となるのが青蛇です。
青蛇は、死力を尽くし、僧侶の霊力から白素貞を守ります。白素貞はその思いに応え、全力で人々を救うために力を奮い続けます。
そして、いざ青蛇が限界に達した時、白素貞はその身を呈して、青蛇を守ろうとします。
白素貞は持っていた髪飾り?お守り?によって命を救われます。それは天上に居た時の良き友、景松からの贈り物でした。

そして、青蛇は白素貞の傍らに居る為に男性として生きることを諦め、小青と名乗り、女性の姿で生きる事を決意します。
「お母さん、ごめん、守りたい人がここに居るんだ」
そんな青蛇の思いが、非常に胸に響きます。
白素貞はたくさんの人から守られ、慕われ、そして人々の為に尽くし、仙人への道を辿ります。
裏話ですが、話によると白素貞と許仙は結ばれるようです。しかしやはり白素貞は妖怪。ふたりの"乗り越える愛"がこれからの重要なドラマと成るのかと思います。

また白素貞役のジュー・ジンイーは非常に愛らしい。「あったかいロマンス」のモーモーとは違う、清楚で凛とした、美しさをも兼ね備えた愛らしさ。とは言え、結構ないたずら娘なところもあり、生真面目な"善さ"だけでは無い親しみがあります。そしてまた彼女の行うことの根本的な正しさは私達の心を惹き付けます。
また、許仙の、精悍で知性を振り撒きながら結構なドジ男な部分も愛らしく、非常に肩肘張らないドラマを紡ぎます。
何より、私的には小青です。彼女が非常に魅力に溢れています。もうその一挙一動が可愛らしいのです。キャラはゴロツキ。でも秘めた想い、そして今、抱える"白素貞への想い"は非常に切なく、観る方も堪りません。
また命を掛けて白素貞を守ろうとする姿は、彼女の想いが叶わぬこともあり、虚しくもあり、ささやかにでも報われる事を願わずには居られません。
もしかしたら白素貞の傍らで命を落としてしまうのでは...と恐れながら、目が離せません。
小青。可愛いでしょ。

妖しい裁縫師の存在、ムカデの正体、まだまだ序盤の難題もたっぷり。小青の母の話、天上の景松も恋路に絡みそうで気になります。
ちょっと第2話くらいまでは「緩いなあ」と思いましたが、エンタ性も上がり、スリリングで先行きの分からない展開に成ってきました。
でもやはり小青なんですよ。良きカタルシスの持ち主で、ちょっと彼女の顛末を観逃せません。
また、偏った考えを持つ僧侶の立ち位置も見所かと思います。
当然、白と許の愛の育みと深まり、そして顛末も期待せずには居られません。
切ないです。この「美男と野獣」の物語はきっと更に切なく成ると思います。だからこそ、想像が物語を超えて私の心を感動へと導きます。
以前、ジェット・リー、ビビアン・スーによる映画「白蛇伝説」と言う作品がありまして、よくある垢抜けた武侠アクションなのですが、その切ないドラマ部分が愛らしくて何度も観た記憶があります。
ジェット・リーは僧侶を演じていました。
きっと中国のベタなお伽噺なのでしょうね。映画版はちょっとVFXまわりが安っぽかったし、時間の関係で急ぎ足だったので、より透明感があり丁寧に綴られるテレビ版は、味わうのに最適かと思います。
中国ドラマに有りがちの長過ぎないところも良いですね。


で、第四話まで来ました、タイドラマ。
「I'm tee, Me too」
今作のことは前回書いたので控えめに。
家主の母が亡くなり、家を守りたいからとハウスシェアをすることに。条件は男性で名前がティーであること、他人を呼ばないこと、汚すな漁るな、深夜には部屋を出るな、等、そこそこな厳しさ。ですが、何らかの事情持ちの6人は共同生活を始めます。
えと...BLでは無いようです。ただキャラの際立った癖を、独りでなくみんなで向き合う事で解決し、前に向かって歩いていけるようになる、そして"みんな"が大事になる、そんな話のようです。
まあ、ちょっとその癖は漫画的で難題過ぎ。
一人目は"美人恐怖症"、美人を見ると怖がり、嘔吐し、痙攣、卒倒します。
二人目は"音に敏感"、それも人の出す言葉以外の音に敏感で、中でも咀嚼音が非常に駄目。
三人目は極度の"お化け恐怖症"。亡き人の気配、逸話は勿論、想像してしまうと影も怖くて、独りでは寝られません。

咀嚼音恐怖症はちょっと無理だよね。人とは暮らせないレベルです。でも彼はある答えを出します。それは"愛こそが恐怖を乗り越える"。
美人恐怖症は未完。まあ、ある女の子は大丈夫だったので「治った?」と思ったら「美人じゃないから」と惚ける始末。なんと無礼な。
まあ、その女の子にはしばらく赤みが取れないほどひっぱたかれたので許してあげましょう。お陰で解決法は分かりました。美人は避けろ。

みんなバタバタして、癖の対策もイタズラめいていますが、それでもその合間に見える友情や愛情は、物語の締めを魅力的に仕上げてくれます。
今後は他の子の問題も描かれるようです。
そうそう、家主は対人関係が苦手。ここが詰めのミソ。
そんな問題は、誰かの労りの言葉や行動によって、軟化していきます。そしてまた、返す労りによって彼等の絆が築かれて行きます。
ちょっとジョークが空回り気味ですが、第3話はなかなかの感動の欠片を頂けました。
みんなが協力してくれる愛らしさと、問題に向き合おうとする思いが、ささやかに心を掴み、温かくしてくれます。
友達って良いね。


最後は日本。
「サトリの恋」全5話。
サトリは地味な美術部生。焦がれの水島君はサトリの事など見向きもしない。
しかしある日、水島君の心の声が聞こえることに気付く。
本作はTVドラマ「SPEC」の番外編です。ちょっと古い作品なのだと思うのですが、本編も今更に観たので、今更です。(`ー´ゞ-☆
で。一応の説明ですが、よくある、新人類として世界の片隅に生まれている能力者たち。そんなスペック(能力)を持つ者、スペックホルダーに纏わる物語です。
オリジナルの基本は、警察が殺人事件を捜査しますが、その状況があまりに異常で、その捜査は特殊部署に任されます。
そこには過去ある変わり者が集められていて、彼等はスペックホルダーによる陰謀と、その強大な力に挑むことと成ります。
結構なシビアなSFドラマなのですが、何しろ「TRIC」の堤監督作品なので、始終、軽いノリです。その真面目とジョークの落差が凄く、更にちょっと着いていけなくなるほどの堤ワールドがたっぷりなのですが、何故か中毒に成るのは「TRIC」然り。私もどっぷりでした。
その中で、どうも好きに成れなかったスペックホルダーがサトリでした。
サトリは手で作った覗き窓から相手を見ると、その心や過去、未来を、見透かす事が出来ます。
その力が非常に無敵に感じ、更にキャラが垢抜けていながらなかなかのしたたかで、ちょっと...個人的に?好感を感じませんでした。
しかし。本作「サトリの恋」では、そのサトリの開眼までの日々を描きます。正直、ため息混じりで観始めました、が、結果、非常に面白かったのでした。
サトリこと星慧は冴えない地味子ちゃんでした。根暗で、苛めの対象。「昭和か!」と突っ込み入れる古くさいヤンキー集団に嫌がらせを受けながら、健気に?日々を生きています。
舞台は埼玉県宇都宮市、名物の餃子溢れる陽気な街が舞台です。
サトリはある日、焦がれの水島君と群がる群衆を見て、水島君の心の声を聞きます。足を痛めたらしい。サトリは絆創膏を手に水島君の元に駆け付け、それを渡すと、逃げるように立ち去ります。
それからのサトリの日々は一気に好転、水島君がサトリに声を掛けてきて、なんと、交際が始まります。
「やった!」
しかしサトリは思い上がってしまいます。私の力は水島君の為に奮うべきだ!と彼の望む漫画、食べ物...と揃え、渡します。
当然、気持ち悪がられて、瞬く間に失恋。
サトリは投身自殺を計ります。
が。目を覚ましたら、そこは病室。
ひとりの医師がそこにいます。
「何故、私、生きてるの?」
「それはな俺が優秀だからだ。さあ、早く元気に成ってもう一度、自殺すれば良い。ただな、どんなに計画を練ろうともお前はここで目を覚ます事になる。何故なら、また俺が救うからだ。痛みにいくら苦しんでも楽には死なせない。この死に損ないが!お前が自殺をする度に救ってやるからな」
サトリは呆れ、圧倒されます。
その堂々とした医師、鷹村健太郎に。
サトリは思います。「ムカつく」
でも、張り合いと成り、サトリはリハビリに挑み、瞬く間に回復していきます。
また鷹村先生はサトリがいくら疑っても、その心には裏表が無く、真摯な男だった...
サトリは鷹村先生に自分の力の事を相談します。鷹村先生は世界の論文を掲げて「実証はされているが、相手にされない難しい理論なんだ!」と意気を上げますが、サトリは躊躇います。そんなサトリに鷹村は、
「俺は君を救いたいだけだ、理由が分かれば安心するだろう?君の事を論文にする気は無い。約束する」
サトリは鷹村先生の背中に、思います。
「私、もう透明人間じゃないよね」
そんな二人の二人三脚の日々は、回復と共に終わる。
サトリはイメージチェンジをして学校へ。羨望を集める事に成ります。
「うちの学校にあんな美人、居たか?」
サトリは東京に上京、占いで稼ぎ出します。
ちょっとした縁で信奉者が寄り添うように成り、変な友情が築かれていきます。
そんな彼女の一番の楽しみは、鷹村先生に会うこと。
しかし、サトリの能力に目を付けた"疚しき者"たちは、そんなサトリの恋さえも利用し、無情な方法で彼女を孤独に追いやろうとします。
しかし私の能力を甘く見るな!とばかりに、あるスペックホルダーVSサトリの対決がクライマックスに成ります。
ちらちらと関わるのか関わらないのか分からずにいた謎の少女(オリジナルを観ているとその名前や能力にドキリとさせられます)や、雷を操る"雷電"がどのような立場に在るのか?そしてサトリが愛した鷹村先生や仲間たちは闘いに巻き込まれて、どうなってしまうのか?
サトリは孤独に戻ってしまうのか?
サトリの恋は果たして...

結構な切ない物語に決します。
またサトリは本編にて命を落としています。前述、その本編では厄介でちょっとムカつく存在だっただけに...その知られざる過去に、心、ちょっとだけ濡れました。

本作の魅力はサトリ以外にも有ります。
先生です。鷹村健太郎。この人の性格が最高です。自分に自信を持っていて、言葉は粗暴だったりしますし、相手の嫌がる事を平気で言う人。でも何故、彼の言葉が嫌なのか?
それはあまりに正論だから。
正論は貫き通すと、嫌みでは無く力に成ります。どれだけ嫌がられても、どれだけ無意味でも、そこに正論が待っていてくれる安心感は何にも代えがたい力でした。サトリはだからこそ飛躍したのです。
また彼は嫌みなこともします。それは叱咤激励。そしてサトリは体だけでなく心までも、更にひとりで運命に立ち向かうまでに、立ち直ります。
嫌みは笑うためにするのでは無い、相手のためにするのだ!そう彼は貫く。そして有言実行のごとく、彼はその行動力と確かな医療技術でサトリまるごとを救っていくのです。
世界一、素晴らしい男でした。
また演じた竹財輝之助さんがなかなかの滲み出るイケメンで、アイドル上がりのエポックイケメンとは違い、良い感じで心を掴んでくれます。惚れます。

前述、相当な堤監督節が強烈で、ボケかましな荒唐無稽ジョークのオンパレードなので、着いていけない人は白けてしょうがないかもしれませんが、ストーリーの軸が、ひとりの女の子の運命に纏わる厳しい話なので、極真面目に描いてしまったら、X-Menに成ってしまうだけ。
そこまで高尚じゃない。
あくまでSPECは、私達の現実世界の"異質"が自らを投影できるキャパシティを孕む、平凡な"化身"なのです。
例えば...トランスジェンダーとか?:p
あなたは特殊能力をお持ちですか?


今回は韓国ドラマが抜けました。幾つかを試し観をしているのですが、残念ながらちょっと面白く有りませんでした。
ちょっと極んだ手直し顔ばかりの韓国ドラマがちょっと観ていて辛くて...スミマセン... 
またジョークに糞便系が多く、また男尊女卑激しく、シングルマザーは蔑まれ、ゲイに関しては社会倫理的に有り得ないこととドラマで語り尽くされるものだから、楽しめなく成ってしまいました。
まだまだ見捨ててはいませんが、それ以上に中国やタイのドラマが面白いので、今は韓国ドラマの優先順位が低いです。
何よりタイ、中国では、感動が出来るところは貴重です。韓国のドラマ、最近、感動要素が無理矢理でさっぱり泣けないのが辛いです。お気に入りの「キム秘書はいったい何故?」も、今でも好きですが、泣けなかったし、社員の恋愛や木っ恥ずかしいプロポーズと結婚式はダサくてぶっ倒れましたもの...
残念ですが、韓国ドラマ、観る機会は少なくなりそうです...


☆良きドラマのお陰で、結構、心は充実しています。でも体は...
ううう...このままではいかん!と痛む足を引き摺りながら運動をしていますが、どうも駄目。何を拗らせちゃったかなあ...
果てて、ごろん。

で。PS4「ドラクエビルダーズ」、ストーリーはクリアしました~!
第三章は木材確保に焦り、あるミスをしてしまい、そこそこからのやり直しを経験。そしてVSボス敵の秘密兵器、なんて操作が面倒か。泣きそうに成りました。
第四章は食事素材に困窮。城の湧き水にカエルが居るのにそこそこ終盤まで気付かず、非常に苦労しました。
更に悪の権化"りゅうおう"、負けると第一形態の始めから再戦なので、何度も泣きました。また、ヒントか直感が閃かないと第二形態はちょっと難しい。しかし私の直感が利いて何とかクリア、晴れてフリービルドに。
しか~し、何と、ストーリーでチャレンジ項目を達成していないと、全てを楽しめない?!
でもまあ、概ね出来るので、ひと先ず、始め。
が、これまた問題。フリーでも素材集めに結構な苦労をすることに。
仕方無く、さあ、本腰入れて素材を集めるぞと勇んでみましたが、ストーリーでぽんぽん落としてくれた素材がさっぱりだったり、意地悪な地形に苦しめられることに。何しろフリーでもお腹は減るので、食材が大変。早めに調理場を作って、訪れる住人を待ちわびて、そんな過程だけで相当な時間が経ちました。
またフリーの島が広いのなんの。何処から手を出して良いものやら。なのに、セーブをする旗の周辺はネットコミュニケーション用のエリアが有り、建築には向いてない!何処から作り出せば良いのやら...
難はあれ、それでも、楽しいです。
タイ風(のつもり)寺院を作り、今は温泉を作っていますが、何故か温泉認定して貰えず、頭を抱えて改良する二日間。さっぱり駄目。
そんな矢先にPayPayフリマでクーポンが出たので、思い切って「ドラクエビルダーズ2」を買ってしまいました。あああ...フリービルド、どっちでやるべきか。
「ドラクエヒーローズ」なる作品も2作買ってそのまま、未プレイのままなのに...
で。「ドラゴンクエストビルダーズ2」到着。
始まって、チュートリアル、有り過ぎです。試行錯誤しながらモノにして来た、1での我がスキルが無駄に。更にチュートリアルを物語に盛り込んだ為か、さっぱり自由度が無い。どうしたものか。
あっち行って!こっち行って!とお使いごとばかりを淡々と為しています。
... さっぱり楽しくない。また便利機能や便利操作が全て、贅沢にも親切過ぎて使い辛い。仲間が居るのも厄介。「あの木は残しておこう!」と思っても勝手に切り倒してしまうお節介。でも戦闘には心強い...かと思いき、敵も体力が高い。仲間居ること前提、スライムさえ一撃無理。ビルドでレベルが上がらず戦闘で上がるのは本末転倒。足も遅い、新機能のダッシュをさせる為に遅くしたみたい。
... 前のシステムのままで良かったのに...
でも、そのダッシュ、アラレちゃんの「キーン」です。可愛い。
出来る事は多くなっているし、あれこれなんとも華やかに。ビルドも増し増しらしいし...
でも私は新機能は総じて無くても良かったです。また時間を取られそうです。(人´∀`)♪