ふと、本年度のオスカー授賞式ってどうなるんでしょう?少ない数で争う?
なら公開だけしてしまえば、なかなか上位に食い込めるかも?
2020年オスカーは2021年と合同に成ったりして?
なので今こそアジア映画よ、その秘めたる情熱と力を世界に見せ付けられるチャンスだぞ。
「ファイアー・レスキュー」
消防士訓練生時代の同期3人組、サム、チウ、イップ。友情を誓い、何があろうと何をしようと連帯責任と、絆を強くしていた。しかし、ある火災現場での独断行動に責任を問われ、責任をサムに押し付けてしまった。そのままサムは異動になってしまう。
時は流れ、友情は立場の違いやしがらみによって歪んでいた。イップは出世し順風満帆、チウは私生活が上手く行っていない。
そんな時、送電所で大火災が発生する。
2014年映画でした。Imdb調べなので香港ではもう少し前かも。でも、おそらく、今時の中国資本やファンドが愛国意識を主張し始める以前の映画なので、とても善き映画に仕上げられています。
技術もセンスも表現への挑戦意欲も素晴らしい。
何しろ、抽象表現が素晴らしい。
炎や煙に巻かれる恐ろしさが視覚的に襲い来る。素晴らし過ぎてホラー映画みたい。それくらい炎や煙の怖さがよく出ています。
煙に巻かれ、視界ゼロの中を勘だけで判断し、遭難者、仲間、そして自らの命を守る事の難しさを丁寧にダイナミックに見せます。
基本、映像はとても良いです。
消防車が高速道を走っていると、発電所が崩壊、消防車の向こうで爆発が起こり、すると高速道の灯りが消えていく...「大変なことに成ったぞ」と消防士たちは気を引き締め、サイレンを鳴らして現場へ走る。
そんな誇張し過ぎない、美しい画になる映像が非常に多い。まあ、さすがの香港映画、誇張するシーンはそこそこ誇張し、しっかり盛り立てる事も忘れません。そうして私達の湧き躍る気持ちを煽り立てます。
何しろ火災や破壊の映像は大迫力。
チロチロ燃えは緊張感を増し、じわじわと導火線を辿るようにゆっくりとタイムリミットまで空気を張り詰めさせる。
そこを遮るのは消防側の見栄や都合。そして更に別の場所では発電所側の見栄と都合が画策する。
時はクリスマスシーズン。停電など起こってはいけない。当たり前に与えられるそれこそが、シティを阿鼻叫喚の事態に陥れる事に成る。
そんな危機を想像し始めた時に、何と空から流星雨が!街は破壊され大パニック!救急ヘリコプターが飛び交うが、世界はもう終わりへのカタストロフが読み上げられている。
と、救急隊員が振り返る。あれ?聞き慣れた音楽...
なんとジャッキー・チェンが「消防士があなたの街を救います」とばかりに話し出す。
...劇中の消防宣伝ビデオでした。
ジャッキー...今でもお遊び大好きです。製作してるのかな?
以前「ツインズ・エフェクト」の救急車運転士役で華を添えていたのを思い出します。"有名"の有効利用が素晴らしい。
で。本作。
話運びも良くて、ドラマも適度に見応えします。
友情、責任、信頼、悔やみ...
様々な思いが、訓練や現場活動の中に上手く描き込まれ、展開が滞りません。
また、音楽も緊急を煽り、盛り立てます。ちょっと煽り目的のコーラスは、勇壮かつ哀感たっぷりなのですが、何か...ホラー音楽みたいで不気味です...
今日の現場は酒蔵。アルコールと廃水、機械用の燃料に満ちた火災現場。
現場は煙が溢れ、いぶされ、爆発まで。隊員たちを恐怖に堕とします。
何とか鎮火しますが、周辺温度が上がり過ぎている。見れば発電所へのパイプラインが走っている。チウらはそれに不安を抱くが、状況を早く鎮静させたいイップは部隊を撤退させようと急ぐ。
発電所側も責任者が「クリスマスシーズンだから」と物事を軽んじてしまう。
それが最悪の事態を招く。
更に発電所には子供たちが見学に来ていて...パニックの気配が満ちていく...
全て事態を悪化させたのは人間の奢りや無責任、そんな不毛な教訓も物語を盛り上げます。
火災は次々と事態を悪化させ、消防は手をあぐねるばかり。消防士は傷付き、命を落とすものも...そして救助すべき者たちの複雑なドラマが交錯し、生き残るために...誰かのために...そんな人の勇気や人情を幾度と無く目撃する事になります。
消防映像は非常に豊か。丁寧に見せるロープワークなどもレクチャーめいていて目を楽しませます。
ちょっと無茶があるかな~と思う箇所は多々ありますが、ここぞ「映画だから」と目を瞑りましょう。あくまでエンタとして見せ場はたっぷりです。
しかし、事故死した仲間の妻に「見捨てたわね」と張り倒される不条理は相変わらず頂けない。消防士でしょ、その家族でしょ、覚悟の上で妻に成れ!といつもの事ながら憤りを感じさせられます。
更に安易な子供を使った二次災害、救出シチュエーション、更に犠牲は微妙でした...
一人のための犠牲..."割に合わない失われる命"は人間社会での命題。「プライベートライアン」でも描かれ、残された男は墓石に問い掛ける「私は生き残って、価値のある人生を生きたでしょうか」
このあたりはもう少し私達の心に刻まれるくらい描いて魅せて欲しかったです。何だかカッコは良いけれど、納得行かない決断にスッキリ爽快に終わりません。
中国らしい如何にも映画的な誇張も恥ずかしいし、ちょっとCGの甘さを感じるシーンも一部有ります。おそらく消防の行動選択にも理屈として有り得ない救出方法も有りそう。
ですが、余りある熱意に満ちた語りに、非常に満喫させられます。
香港に有りがちのド派手エンタながら、地に足が着いた展開なので、気持ち良く消防士たちの勇敢さを楽しめました。
この時期、消防のサイレンを耳にする機会も多いです。ふと、耳にした時、その向こうで命を掛けて炎に挑む消防士が居る事を、祈りを込めて想います。
タイBLドラマ「2gether」を楽しみながら、ちょっとタイ映画が観たくなりまして、探してみますが、なかなか分からない。
意外とタイ映画有りません。
「オーメン、予兆」
デザイン会社に勤める3人兄弟は、ある日、不思議な出会いをする。
ダンは自損事故を起こし老婆に介抱された。
ビッグは道で花売りの子に玩具の車を持っていかれた。
ビームは車に植木鉢を落とされて、オームと言う可愛らしい女性と知り合う。
その中でダンは老婆から予言めいた事を伝えられた。そして後日、思い当たる事態に陥る。ダンは老婆に理由を聞こうとするが、老婆はハッキリしない。そしてまた老婆の呟きがダンの小さな事故に符合する。
恐ろしくなったダンは、また老婆の元を訪れるが...
本作は2003年製作のタイ映画です。
実は、ある映画のシチュエーションが頭から離れず、その映画を探していたのですが検討も付きません...そんな時、タイ映画、それもホラーを観ようとDVDを購入したところ、その記憶に符合してしまいました。
でも、ちょっと記憶と違う印象も有りまして...でも概ね有っているので、より良く脳内補填し過ぎてしまったみたいです。:p
しかしタイ映画って一時期、すごく流行ったようでしたが、そんなに日本に来ていませんね。ブームからもう20年くらいに成るのに、おそらく50本くらい?
今時は「バッド・ジーニアス」みたいな日本映画も敵わないくらいのクオリティ出しているのに。もっと良い映画を輸入して貰いたいです。
「オーメン、予兆」はそんな"今時のクオリティ"は有りませんでしたが、それでもなかなか見応えが有りました。
内容は、おそらく人生における厄?に至った三人兄弟が、出会いの先に起こる更なる事態と、出会いの真実を知る事になる。そんな小さな奇跡の物語です。
如何にもホラーなパッケージは詐欺レベル。しかし、予言の先に有るサスペンスはミステリアスでなかなか惹き付けますし、更に訪れる真実は、結構な味わい深いものでした。
ホラーでは有りません。ちょっと世界の理の隙間を垣間見る程度のオカルト、もしくはSFとも言える感じです。前回の「犬鳴村」からホラーを抜いた、そんな感じとも言えるかも。
気難しいビーム、心優しいビッグ、強がるが気弱なダン。三人は仕事が上手く行かず、社長に怒鳴られて気を落としています。ビームはイライラ、ダンも呼応するように喧嘩腰。場はビッグが宥め、やり過ごします。
そんな三人は三様の出会いをします。
道を車で走っていたら老婆の姿を見て、事故を起こすダン。薄暗い部屋でその老婆に介抱されます。ダンは怪しい老婆と暗い部屋に怖くなり、逃げ出さんばかり。
「今度はいつ会えるかね?」
老婆の最後の言葉が脳裏に焼き付きます。
その頃、ビームは街中を車で走らせていると、停止中、ボンネットに鉢植えが落ちてきます。ビームは謝る女性に怒鳴り付け、彼女は電話番号(住所かも?)を残します。
そしてビッグは渋滞の中、花売りの子にゲームを持ち掛けられます。
「私が勝ったら、玩具を頂戴」
半ば誤魔化しのようなゲームに負け、玩具の車を持って行かれてしまいます。
翌日。ダンは、ビッグと車を回収しに行きます。現場に辿り着くと修理工が来ていて、聞くと、老婆が見張りをしていたとか。
二人は修理を待つ間、老婆のもとへ。
ダンは口少ない老婆に感謝をしながら、やはり、半分逃げ腰。老婆は「階段を使いなさい。狭い部屋に入っちゃ駄目だよ」と残します。
ビームは昨晩の女性の元へ。
彼女はオーム。喫茶店をオープンしようとしています。周囲は建設ラッシュ。酷い振動に轟音が響き、不安が尽きません。
そんな中、ビームとオームは心を近付けていきます。
そしてダンはエレベーターに閉じ込められてしまいパニックに。恐怖に身を震わせながら、ビッグとビームに事情を話します。
ふたりに相手にされなかったダンはら天候乱れる中、老婆のもとを再び訪れます。
ダンが老婆を問い詰めても、老婆はハッキリせず「探しても見付からないものが有るが、誰もそんなこと気にもしない」と意味深な言葉を口にします。そして荒れる天候にパニックを起こします。何とか落ち着いた老婆は、また「あんたは今も早食いなのかい?ゆっくり食べないと体に悪いよ」とダンにこぼします。ダンは困惑するばかり。
今度は予言とは思わなかったけれど、また後日、ダンは麺を喉に詰まらせてしまいます。
更にダンは残業中にビームが連れてきたオームに、不思議な感覚を抱きます。
それに気を悪くしたビームはダンを避けるように。
その頃、ビッグは花売りの子が事故に遭うシーンに遭遇します。
ダンは自分に起こる予言に符合する幾つもの事故に慄き、ビッグは名も知らぬ花売りの子を心から案じ、ビームはオームの喫茶店の行く末を案じます。
そして老婆はある写真を手に、彼等に振り掛かる、ある危機を語り出します...
「私の命を差し出しても、この悲しみから救いたい...」
ダンはビームに電話をしますが、ビームはダンからの電話に出ようとしない。
老婆の予言めいたメッセージは刻一刻と彼等の元に降り掛かろうとしている...
この映画は実は"犬"が重要なキーワードに成っています。三人は子供の頃に迷い犬を拾いました。劇中でも、意味深にそんな回想映像が何度も流れます。
そして花売りの子の事故や、信号待ちをしている時にオームが言う、
「私が飛び出すと思った?」
なんて言葉は、"犬"のことに因果しています。
私がタイに居た時、よく道をさ迷い歩く犬を見掛けました。話によると其々、一応、飼い主は居るらしく、しかし放し飼い。地域犬?と化して居るのかも。
そんな犬たち。殆どが三本足でした。
みんな事故経験が有るんです。
きっとこの作品は、そんな怪我をしながら道をさ迷い歩く犬たちへの、"愛"そのものなんだと思います。そして、輪廻や因縁と言うタイの宗教観が、ある奇跡を起こします。
...勘の良い方は、分かってしまったでしょうか?
このタイの犬事情と符合して行く幾つもの事件を見届けてください。
良い映画です。"思い"が起こした、ささやかな奇跡の物語です。
オチはクライマックスから一気に辿り着きますが、タイの宗教理念なのか、ある意味、巧み過ぎて、ちょっと脳内アシストが必要。でも誰でも「そうなんだろうなあ...」と辿り着けるくらいなので、パン兄弟からの贈り物は誰にも届けられます。
DVDを購入したのがBlu-ray全盛期だったので、レターボックス収録にびっくり。4:3で上下マスキング。ですが16:9に拡大視聴してもなかなか綺麗。ただし、マスターと言うか、おそらく撮影の事情からスカッとした今時の画質では有りません。
しかし、2003年と言えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」「マトリックス・レボリューション」の年。タイ~香港でも有名だったパン兄弟の作品なのだから、もう少しクオリティ高くても... 。まだまだタイ映画界は発展し切れて居なかったのかな?でも、その年の日本の代表作は「ドラゴンヘッド」...アジアまるごとまだまだだったのかもしれませんね。でも韓国は「オールドボーイ」の年でも有るんですよね...
タイの人の日本好きはなかなか強いものが有ると聞きます。この頃のホラーでは親日本を感じるものが多いらしいです。本作でもビッグがウルトラマンのTシャツを然り気無く着ていました。嬉しい。: )
何気無く知ったのですが、ウルトラマンにはタイ版が有り、ハヌマーンと言うらしいです。それが製作されたのは1974年作品だそうで、意外にもタイと日本の親しい関係は長く深かったと知らされました。
今、タイでは軍事政権やタイ王朝の特権に対し、若者が反旗を翻して香港のようにデモを行っています。その際に声高に歌われる歌があります。それは「とっとこハム太郎」の主題歌の替え歌なんだそうです。
ね。タイが好きになりそうでしょ。
映画の中にあちこちにタイの庶民姿が見られるのも楽しみのひとつです。
本作の花売りも風物で、車が交差点で停止すると子供たちが群がって来ます。私もタイで花売りを見ました。その花、車の芳香に使うのだそうです。直ぐに枯れてしまうらしいですが、結構、バッグミラーに下げている様を見ました。
修理工もタイらしさのひとつ。タイの車の多くは日本からの中古車。だからか、何しろ故障が多いみたい。質は高いから好まれるようですが、やはり古いもの。それにスコールも有りますから、故障し易いのかもしれません。タイの道を歩いていると、あちこちで車を停めてボンネットを覗き込んでいる人を見掛けました。また修理工場の多いこと。ひと通りに数件は当たり前でした。
他にも屋台や食堂、喫茶店なども独特なタイらしさに溢れています。老婆の家はスラムの家でしょうか...電気も無い...現地のスラムを歩いた記憶に胸が痛みます。湿地沿いに建てられた家は傾き、4畳半くらいの店舗にさほど変わらない大きさの家屋がくっついている、そんな家がたくさん。狭い狭いと言われる日本の家なんか、豪邸です。(言い過ぎですネ...)
でもタイの人たちはそんな足りない生活の中でも、家族と居る幸せや人と出会う幸せに満たされています。
街には木々が溢れ、でも、あちこちで工事が行われ、常に街が新しい装いに変わって行きます。
そんな姿が背景に描かれています。
これこそ、タイでした。
そして再びタイのBLドラマ「2gether」です。
話が進むと、焦点が定まって来たからか、落ち着いたシーンが増えてきました。
ゆっくりと紡がれていくタインとサラワットの縁。積み重ねる思い出から生み出されていくものにふたりの心は複雑に揺れていきます。
基本は軽音部を中心に、あれこれイベントやら試練やらを繰り返すことが多いです。まるで役者のファンミーティングでも覗いているようで、わいわい騒ぐ如何にもな若者青春物語。
またタイらしく笑いが欠かせません。ジョークのセンスはイマイチですが、その失笑具合もなかなか可愛らしくて照れながら観てしまいます。
更にここで私達に効果を成すのが、意外にも同性愛で有ること。作り手はさっぱり気にしていないようですが、観るこちらはやはりまだタブー視してしまっているのかしら?...と思わされるほど、必要以上に溢れるドキドキ感が堪りません。
またサラワットがイケメン過ぎるんですよね~。それにまたワイルドなサラワットが、タインに素の自分を見せ始め、肩口に寄り掛かって「うちに来てよ」と呟く。離れようとするタインの腕に縋るなんて... そんな姿は、如何にも犬。
タインはすり寄るサラワットを尽く否定しますが、何故か表情は非常に満足げ。
サラワットにはバレバレです。
それでもタインはあれこれ曖昧に成ってきた自分の気持ちをハッキリさせようとして、女性に声を掛けますが、折角、応えてくれた女性にさっぱり気持ちが入りません。喜んでいないのです。"クールな俺様タイン"だったのに...
そして思わずサラワットの筋肉質な上半身を見て、くらくらに成ってしまったり...
またサラワットにはタインに関わらせない事情が有り、それがまたふたりの情を育ませていきます。タインはますますサラワットに心を寄せていきます。
そして第11話。実はまだもう少し手前を観ているのですが、覗いちゃった。
山の中で雨に濡れたタインの元にサラワットが駆け付け、ふたりは廃バスに逃げ込みます。そして...ふたりは本当の想いを伝えます。それはあの出会った日から始まっていたこと...
また、物語は群像劇として幾つもの恋と労りを描きます。タイはホラーでさえも笑いは付き物らしいので、やはりドラマでも結構なボケ三昧。
ちょっと厳つめ兄ちゃんが、面白おかしく純情晒すシチュエーションは、非常に可愛らしく、ライン送るだけで悶え、相手からの返信にあたふたする姿がまた、素敵です。
軽音部だけに歌が挿入される機会が多く、サラワットもギター片手に歌ってくれます。耳心地良い歌ばかり。素敵です。
改めて。男だから恋してるんじゃない、好きな人が男だっただけだ。そんな言葉さえも必要ないくらい、ただ労り合い、ただ寄り添い、気付けば「僕には君が必要だ」そんな想いのドラマはタイに有ります。
個人的好みのタイの街描写が少ないのは、やっぱり寂しいです。でも第一話から懐かしのホース付きトイレの登場には思わず笑ってしまいました。タイはタンクにホースが付いていて、それを手にし、ノズルでウォッシュレットのように使います。初めて使う時は、結構、怖かったです。でも、私は日本のウォッシュレットより癖に成りました。:p
ああ...懐かしのタイ...二倍、いえ、何倍も楽しんでいます。
☆寒くなって来ましたね~日本海側は雪ですか?寒いけれどマスクが暖を手伝ってちょっと面倒くさい気分を癒します。
愛しの姪ゾーイは元気いっぱいに猫をデッサン。驚くべき才能に未来を期待してしまいます。