一昨日は7月7日。七夕でした。
いくつに成ってもちょっとセンチメンタル感じてしまいます...ってよくよく考えると何で願い事を叶えてくれるのかしら?自分たちの愛を叶えられなかった彦星と織姫は私達の夢を叶えてくれるの?...などと無粋な事を考えず、願っちゃえ。と言う事で。
...小さな事から大きな事までたっぷりお空にお願いしてみました。欲深ッ(///ω///)!
何より。手術痕が日に日に回復の兆しを見せている事が何より嬉しく、まだ今年も海とプールもお預けですが、今年中には治る事を心から期待しております。
...年に一日の再会でも、彦星と織姫には最上の幸せだから...なのかな。ギリシャ神話でも女神の母乳が七夕の星の道、天の川たるミルキーウェイなんだよね。
でもこの話、ちょっと背徳な香りが有って、実はゼウスは妻ヘラが居ながらも外に子供を作っていて、ゼウスはヘラの母乳には不死の力がある事からヘラが眠っている内に、その子ヘラクレスに飲ませようとします。しかしヘラは目を覚まし、ヘラクレスを跳ね退け、零れた母乳が天の川に成った訳ですね。
ロマンです...そうか?!Σ( ̄□ ̄;)
ふえ~、暑いです。夏です。更に風が強い日が多くて外出もまま成りません。
多少は運動をして、ダイエットを効率良く進めたいのに、これでは…ちょっと数字だけは滞り気味。でも内臓脂肪辺りは落ちているようで、お腹がぺっこり凹み始めました。腹部には右に左にと影がちらほら出て来ていて良い感じ。見ているだけで気分も最高です。
「痩せられない」と嘆く子を見掛けると、つい「努力していないからだぞ」と呟きたくなります。些細な努力で良い。やればきっと還って来る。
現在スタートから3~4kg減の辺りでふらふらしています。体力不足で倒れたくないので、食を程々摂取しながら進めようと、お肉や炭水化物も頻繁に摂取しています。この3週間でピザも2回食べました。それでも増えない。
...でも3週間。もう過ぎちゃった。7kg減を目指してリバウンド計算して5kgダイエットは出来るでしょうか。いやいや数字より”かたち”。良い体形を目指して、そう、”体作り”をして行きます。(*>∀<*)ア~...ニゲタ~
体調良好。ちょっと別な事情で体を傷めてしまいましたが、それでも、最高の毎日を送っています。痩せるっていいわ。余裕をもって2Lを買っていたズボンやジーンズがゆるゆるに。着られても苦しささえ感じ始めていたMやLのトップスやシャツも、良い感じに着られるようになりました。
何と無く、街で行き過ぎる方々の優しい視線を感じるよう。ふむふむ。たかが3kg。侮る無かれ。
先日、ある呟きを聞いて、あれ?と思った事が有ります。
大阪府が行っている「パートナーシップ条令」に関してなのですが、よく見ると「パートナーシップ宣誓書」と記載されています。「宣誓書」?これって、ただ「宣誓しましたね」と了承しただけってこと?
結婚は「結婚証明書」でしたっけ?宣誓書とはちょっと違うよね。何しろ「パートナーシップ」には何も恩恵が無いですし。病院で面会出来ると言いますが、可能に成った訳では無く、判断は病院に任せていますので多くでは実質不可能。
更にカードも貰えるそうなのですが、「パートナーシップ宣誓書受領書」と記されているそうです。??これ、受領書って...レシートなの?
呟きの主も嘆いてらっしゃいましたが、数万円払って、気分満足出来るだけのものらしいです。無念...
先週末、フランスのパリで「レインボーパレード」が催されました。パレードは例年以上の盛り上がりで、過去最大規模だと報じられています。
私も何枚かの写真を観ましたが、先日、映画「フランス特殊部隊RAID」の中で観たパレードなんて非じゃないくらい、驚異的なほどの人々が大通りを埋め尽くしていました。本当にすごい。日本もあれくらいに成ればいいのに。
さすが世界最上級の市民革命を経験した国。平等と博愛と自由を謳う国、伊達じゃありません。でも。
ブリーフ一枚姿の男性達が街を練り歩く姿は...ちょっと微妙かと。どちらかと言うならば「平等を謳い、博愛で受け入れて貰い、故に自由を得る」それこそがレインボーパレードが目指すものではないか。
...とは言え、何故、人は人を隔てるのか?
ブリーフ兄ちゃんには嫌がる権利は有ろうものの、せめて、あるがままの”人間”くらい受け入れられる世の中に成って欲しいものです。
あるがままの人間とは本当に美しいんだぞ。そんな、人の姿を楽しむのは当然...ダンス映画。:p
以前、観て、心に残っていた作品「ステップアップ」。今や売れっ子のチャニング・ティタム主演作。
バレエで才能を開花させたいと願う女子学生とヒップホップが好きな男子学生が手を組んで、バレエとヒップホップの融合ダンスを目指す。そんな青春映画。
でも今さら観ると意外に地味め。
しかし、その4作目「ステップアップ4、レボリューション」が払拭する素晴らしさでした。「マイアミ・ヒート」とも称される今作は、マイアミを舞台にしたダンスチームを描いています。
ダンスチーム「モブ」は街でゲリラ的に突然踊りだす”フラッシュモブ”で話題をさらっていました。彼等の目的はネット動画サイトで催されたアクセス数一位に送られる賞金。そして得られる知名度。
彼等のダンスは思惑通り人気を得て、アクセス数はうなぎ登り。しかし猫動画に敵わない事に焦れていました。
そんな時、彼等の住む街で大型開発が着手される事に。彼等は憤りをダンスにぶつける。
その最中、主人公はある女性と出会う。彼女は開発を担う父親の意に反してバレエで自分の可能性に挑んでいる。二人は意気投合。そして、彼女はモブのダンスパフォーマンスに強く共感して行く…
もうダンス!ダンス!ダンス!の爽快青春映画です。
もう次から次へと繰り広げられるダンスが華やかで目も心も吸い込まれます。たくさんの本物ダンサーが参加していて、もう圧倒的。ダンスで口説かれます。:p
「ダンスは世界共通の言語」まさにです。
中でもヒロイン、エミリー役のキャサリン・マコーミックが本当に素敵で、しなやかで表現力の有るバレエダンスには、もう惚れ惚れします。バレエって素敵ですよね。最近ではチュチュとトゥシューズでは無いかたちのものも多く、音楽もマイケル・ジャクソンやレディ・ガガでも踊っていますし、肩肘張らず観られて純粋に楽しいの。それを味わうにも「ステップアップ4」は最適の映画です。
物語そのものは有って無いようなもの。故に、立て続けに繰り広げられて行くダンスが見物です。
主演のショーン役ライアン・ガスマンもなかなか良い男で、見所満載...。ゴメンちゃい。でもやっぱり私の目はキャサリンなのよ。あんな風に育ちたかった。
焦がれのアリシア・ヴィキャンデルもかつてバレエダンサーだったのよね。怪我で断念し役者の道を選ぶことになるのですが、バレエをしている人の立ち振る舞いって本当に美しい。体のしなやかさや体付きだけじゃない、その所作やぴんとした背筋があまりに美しい。
アリシア然り、シャーリズ・セロンも同じ経験をしてる。彼女も美しさには隙がないよね。
ああ、そんな風に育ちたかった...まあ、我が家庭はバレエを観ちゃいけないような暗黙の条理のようなものを抱えていまして、幼い私はこそこそ映画でささやかに胸の内を癒していたものです。
私の最大の癒しは「ダーティダンシング」。この映画は本当に大好き。私にダンスを学ぶ事を諦めさせ無かったのは、この映画のお陰でしょう。
親が与えてくれた安泰な人生より刺激的なものを願ってしまう冴えない少女ベイビー。彼女はダンサーのジョニーに「ダーティなダンス」と言う新しい世界を見せつけられる。ベイビーは彼等の世界や生き方に惹かれ、のめり込んでいく。
ふとしたトラブルからベイビーはジョニーとダンスをしなければならなくなり、それはベイビーの可能性を気付かせてくれる。ベイビーの真摯な想いはジョニーにも影響を及ぼし、生きる中で見失った大切なものを思い出していく。
私にはジョニーのような支えてくれるパートナーが居なかったので結局はダンスを諦めて行くのですが、ふう...今でもダンスへの焦がれは尽きません。まあ、体がしなやかでは無いので、限界有りますけれどね。:p
もとい。「ステップアップ4」は「ダーティダンシング」に負けず劣らない、愛と青春の物語です。と言うか「ダーティダンシング」にテリングが似ています。立場とか練習シーンとかまんまです。中でもラストの全身で支え合うダンスは愛と信頼の結晶。まさに「ダーティダンシング」でも例えられる、信頼無ければ完成しない"リフト"に他ならない。
夕日に照らされて、本当に美しいシーンでした。
今作は続編的な5作目「ステップアップ5、アルティメット」も有り、こちらもなかなか面白いです。主人公らは同じですが、ヒロインだけはチェンジしてしまいました。これはすっごく残念。
今回の子も良いのですが、前回のバレエダンスがあまりに美しかったものだから比べちゃうのよね。代わりに4ではゲスト程度だった天才ダンサーのムースが、すごくかっこいいダンスを披露してくれます。
ただ、前作に比べ、ちょっとドラマパートが多くダンスもカット割りが少なくキレに欠けるので、ちょっとだけジレンマとストレスを抱えさせられるでしょう。しかし溜めたストレスを爆発力に変えたかのような最後のダンスは驚異的に素敵なので、ダンスに興味が有ったなら続けて一見あれ。
私は社交ダンス講師のチャドがお気に入り💜
"ありのまま"は美しい。
以前「後程」と保留していた私の心の映画「フィフティ・シェイズ・ダーカー」。ついつい4Kなんぞに手を出してしまい、頭を抱えていた日々。
だって第1作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」はBlu-rayディスクで所持してしまっていたから。
「まあ、いいじゃない、大作映画でも無いし」と自分を言い聞かせたかったのですが、観れば分かる。前作の偉大さを。
...買っちゃった。4K買っちゃった。
私がタイに居た頃、MP3プレイヤーに入れて何十回と聞き流していた主題歌とドラマ音声。人生を変えるその瞬間に立ち会い、私を彩ったひとつめの装身具。
そう、この作品は、私の一部なの。
人間は生まれ、育ち、偏りを持って大人のかたちに成る。しかし、大人として人と対等に触れ合う中、不自由を感じてしまう。それこそが自分と言う個。
その"らしさ"と言う偏りを解し、そして触れ合い、溶け合い、全ての縛りを解き放つ。絡み合った観念と言う生き辛さと頑なな保身を相手に委ねる。
それこそが誰かと共に生きると言うこと。
その入り口が「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」。入り口です。ただの。
よく”甘いソフトポルノ”とか”SMを知らない者が書いた不謹慎な物語”のように示す方々が居りますが、この作品はあくまでメロー。その心の解き方が他の作品と違うだけ。
性描写や性倒錯に目を背ける人も少なくない。でもどうだろう。
多くの映画では、純粋な主人公が、まるで修道女のように服で体を締め付けていたのに、男性と向き合った途端「いいの、あなたでいい」そう言って、体を合わせる。不思議と何でも知ってる"聖女"は、今まで男を見て何を思っていたのか、はばかられるほど情熱的に行為を成し遂げる。
ジェイン・オースティンの描くロマンティックな愛のかたちに焦がれ、触れ合いさえも躊躇う「フィフティ・シェイズ」のヒロイン、アナの方が遥かに等身大だ。
そして「フィフティ・シェイズ」では心さえ知らぬクリスチャン・グレイがアナを労わると言う決断をして行く。心の傷に喘いでいて、それを性倒錯でしか癒せなかった男が、アナの愛で埋めようとする。それだけアナを愛してしまったのだ。失いたくない。それは暴君的男性主権を振り翳す事ではない。クリスチャンはそれに気付く。
この作品では暴君的女性主権も露にされて行く。そして従属に自分を見出している女性も現れる。彼女はその"関係"でどれだけ救われたのだろう。愛の無い関係。それは長く続き、ある日、終わる。契約だから。
ただ終わった筈だった。しかし、それは心を強く傷つけていた。形が変わり、不安が心を占めた時、女は生きていけないくらい絶望に取り付かれる。その手が何も抱いていない事に気付いてしまった。
クリスチャンも同じだった。初めはアナを茶化し、自分の力でねじ伏せてやろうと思っていただけかもしれなかった。しかし。想いは突き詰めると原点に回帰する。
クリスチャンとアナはただSMを試していただけではない。心のズレを労わりで補いながら"2つの理想の形"を、”2人の形”に変えて行く。
それこそジェイン・オースティンの小説のよう。
第2作は思ったより良く感じませんでした。性的描写や台詞は極端になりを潜め、1作目で残したクリスチャンとアナの確執も容易く乗り越えてしまう。慎重で焦れるほどの繊細さは何処へか?
ただし。クリスチャンの秘められた因縁が露に成り、過去が襲い掛かってくるくだりは、緊張感も伴って刺激的でした。:p
性とは。肌だけではない、心を曝け出し、そしてあなたの彩りを変えて行く。運が良ければあなたを解き放つ。彼らが辿り着くのは、ただ普通の人間に成る事。幸せと笑顔に満ちた今日を送ること。互いの求めるものを知っている関係。
それは誰にも理想な筈。
クリスチャンの胸の傷を乗り越えて行くエピソードはズキズキ来ちゃいました。誰にも触れてほしくない秘めごとがある。それを相手と共有する。
クリスチャンのそれはあまりにおぞましい禁忌。そんな深刻で最難関だと思われていたしがらみが紐解かれ、彼等は心から結ばれる。
ただし、扉を開ければそこからは無数の災厄が飛び出して来る。きっとクリスチャンとアナは想像もしないほどの苦しみに晒される事になるだろう。その果てには何が残っているか、それは最終章の「フィフティ・シェイズ・フリード」までお楽しみ。
今秋、日本でも公開されます。私はとっても楽しみです。私の心の旅がひとつ終着駅に辿り着きます。
女って、ドレスを着ていても裸みたいじゃない?
正直、服を脱ぐと言う事にステップが少な過ぎる。
でもね。と言う事は、たった一歩の勇気が、もう性交渉なんだってこと。心の準備なんてそう簡単に出来るはずが無い。だからじっくりゆっくり時間掛けて心を温め、和ませ、優しく撫でて緩く柔く解して欲しい。
「いいか」と聞かなくても、その時には肩紐は外れている。そっと潤む唇、揺れ動く瞳、吐息は生々しく匂い立つ。
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の4K画像は「フィフティ・シェイズ・ダーカー」に比べ、さほど大したものでは有りませんでした。4Kはやはり大作に合う。
しかし薄暗い部屋の中や、人間の肌の凹凸や丸みは光と影が織り成す芸術。時々、思わぬ煌きを放ってくる。人間こそ、究極の芸術品。それを味わってこそ、私達は人間らしく生きられる。性と言う有りさまに囚われず、その美しさをこう言う映画から味わって欲しい。
性依存症を題材にした「SHAME」や人の好奇心と抑圧された若き衝動の行方を描いた「DREAMERS」はメローの次の段階を魅せる。
私はそのどれにも、飲み込まれ蹂躙され、ほだされた。