先日、ケイト・スペードさんが自ら命を絶つ方法で亡くなられたそうです。
少し前からブランドが経営不調で、コーチが買収していたらしく、その為の心労からなのでしょうか?
とても残念です。
私、ブランドとかさっぱり知らないのですが、それでもケイト・スペード・ブランドは好きでした。
少しレトロでありながらハイセンス...知識の無い私がそう言うと、お叱りを受けるかもしれませんが、私も未熟ながらケイト・スペードのファンです。
自ら命を絶つ行為は、如何なる理由であれ美化するべき事では有りません。しかしながら、彼女が次の世でまた素晴らしい活躍をされる事を祈ります。
そして彼女のブランドは永遠に記憶されて行く事でしょう。忘れません。
そんな矢先、私、初めてドレスを買いました。
ドレスと言っても高価だったりエレガントなものではなくて、ちょっとしたディナーくらいは赴ける程度のものです。
たった一着。
思ったより気に入ってしまった"それ"、着ていることを想像していたら、もっと欲しいとせき立てる我が私をそそのかします。私は平凡ですから、まさかお洒落なんて...と普段着ばかり山と買ってしまって収納にも困るほどなのですが、また私の欲が部屋を狭めてやろうとその禍々しき顎を研いでいます。
あああ…
女とは。何たる欲深く、手間もお金もかかるものか。
いろいろと女ぶりを上げようと頑張っているようですが、まあ前回のフォトを見れば一目瞭然、残念無念。私って「パタリロ」に似ているなあ...と。
実写版パタリロするなら任せて。
ホウ素を服用してからと言うもの体調は非常に優れているのですが、体重が3キロ増えて減りません。お陰で「つぶれあんぱん」街道をまっしぐら。
マライヒに成りたかったのに、パタリロに成っちゃった。
...気~にし~ない...(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
ここ数日、不思議と私を見る人が多いので、ちょっと何か変な変貌でも起こってしまったのか...と焦っていましたが、ある少女のお陰で真実が分かったみたいです。
それは私が外国の方に見えたようなのです。
写真では分かり辛いかと思いますが、今、私の髪は茶髪なのです。そして画体が良く彫りの深い顔立ち...。だから外国人に見えたそう。
嬉しいのか悲しいのか...
まあ、タイでタイ人の血を譲り受けたかもしれないですし、私の血はトムヤムクン味かも...な~んてね。:p
この一週間はとても騒々しく過ぎて行きました。
この季節は瞬く間に散り行く儚き花々を見届けなくてはいけないんだもん。
これはもう使命です。
梅雨入りですね~。じめじめ鬱陶しい毎日ですが、それでも、しとしとと降る雨音を聞いているのは好きです。
私にも"人生の言葉"と言うものが有ります。それは先日、記したミーガン・フォックスの言葉。
「私は真面目な生き方をしていると書かれるよりも、イカれていて淫乱と書かれる方が嬉しい」
まあ、よく哲学者や大統領の言葉を心の言葉とする方が居ますが、私の心の言葉はちょっとね、レベルが低い?でもまあ、心に響いちゃったんだもん。
そして新たに私の心に棲み付いた言葉が出来ました。
「手持ちのささやかな胸を、ある意味、寄せて上げたってわけ」
これはアリシア・ヴィキャンデルの言葉。彼女が映画「トゥームレイダー」の撮影を終えてインタビューの際に言った言葉。
見栄を張る事は無い。嘘をつく必要はない。ありのままは貴方の真実。無理に変えるより程よく時には寄せて上げてやれば良い。でも私はささやかなものよ。
勝手に盛り上がる私でした。
もう私は貧乳を嘆きません。それどころか貧乳に誇りさえ感じています。有りのままに生きよう。
そんなかんなで今の私はアリシア・フィーバーなのです。
前回、アリシア・ヴィキャンデルへの愛しみを綴りましたが、あれから「コードネームU.N.C.L.E.」の再見と「セブンス・サン、魔使いの弟子」を観ました。
そして「エクス・マキナ」をイタリア盤Blu-rayで再視聴しました。
最近、Blu-rayは面白い。多言語、地域コードの自由化が多く、そこそこ海外盤でも日本で観られ、そして日本語字幕や日本語音声でも楽しめます。
私も20本くらい日本語仕様の海外盤Blu-rayを所持しています。
パッケージこそ日本よりチープですがが、内容は問題無しなので良いですよ。
中でも4Kに関しては欧州盤に多く日本語が収録されており、とても喜ばしい環境です。
「エクス・マキナ」。Blu-rayにしては映像が精細に欠くものでしたが、素晴らしい映画でした。
観る度に色々なものが見えてくる、そんな魅力に満ちた映画です。
で、アリシア主演の「ロイヤル・アフェア、愛と欲望の王宮」。この作品、二度観ても感動的でした。
最近の私はちょっと実話ものと歴史ものが面倒くさくて避けていたのですが、私、マッツ・ミケルセンが好きでして、つい観てしまいました。
マッツは映画「偽りなき者」の方です。この「偽りなき者」、必見です。
離婚と失業を乗り越えて幼稚園教師となったルーカス。ある日、彼は親友の娘クララがした嘘が切っ掛けで忌まわしき人物の烙印を押されてしまいます。
町は彼を避け、かつての親友たちまでも彼を敵視するように成ります。
ルーカスは必死で無実を訴えますが、誰も信じてくれない…
この映画は私の人生観を変えるほど素晴らしい作品でした。いいえ。人生観など変えられてない。あなたにも有る、私にも有った「信じる気持ち」や「慈愛」の気持ちを疑わなくて良い、と教えてくれた作品でした。
この作品はルーカスが「偽りなき者」だと提示してくれるものだから感情移入はし易いのですが、お陰で、私達はあまりにもおぞましき「もし」を見せられる事に成ります。
私は今、現実でも起こる様々な事件の報せを見ながら、いつも思う事があります。「もし」と。
世界は長い年月を経て、葛藤し、妥協し、経験した上で「疑わしきは罰せず」と言う概念を法に記しました。しかし今の日本の司法は疑いを残したまま処罰に晒される人を多く見かけるようになりました。
ごめんなさい。私は極刑を否定しています。だからこそ、この映画は胸に重く圧し掛かりました。
「人は人を裁く無かれ」
この社会では無理かな...でも、そう有ってほしい。
詳しくは書きません。ぜひ、観てほしい作品です。つくづく思います。誰も傷付かない世の中に成りますよう。
もとい。「ロイヤル・アフェア、愛と欲望の王宮」ではマッツはかつて活動家だった医師を演じています。そんな彼が王宮に返り咲きたい貴族に唆されて王の専属医師と成ります。
彼は後に王女と縁を持ち、心の置き場所の無い同士が惹かれ合ってしまったかのように、心と体を交わします。
ちょっとその惹かれ合う情愛の描きが甘い気がしますが、あまりに醜い王宮の権力争いの中で、ひと時の安らぎのように行われる情事は、あまりに愛らしくほっとさせてくれます。
マッツは無骨ながらその遥か遠くを見るような切なげな表情に哀愁を携えています。
もうね...「偽りなき者」のお陰なんです。「007カジノロワイヤル」で悪役を演じても、彼を見ただけで感情移入と共感が溢れてしまう。
私にはこの「ロイヤル・アフェア」はただの映画じゃないんです。親しみを感じた近所の優しいお兄さんが、今、辛い思いをしている...そんな気持ちで観ていました。必要枠の不実こそあれ、またもや"偽りなき者"たる運命の顛末は涙無くては観られません。
アリシアの不遇さも堪らない。胸が痛いくらい。しかし、マッツはもっと痛々しい。
終盤は辛いけれど、とても素晴らしい。デンマークの大いなる変革の行方を見届けて欲しいです。
それから「コードネームU.N.C.L.E.」観ました。
一度目は途中断念。私にはガイ・リッチーのセンスが合わないとつくづく思い知らされたものです。
ですが、"好き"の力を思い知ります。
アリシア・ヴィキャンデル。あなたの魅力は私に必要なものです。
あああ...もう出て来た瞬間からぽっとなりました。いつもと違う跳ねっ返りの有るじゃじゃ馬娘。口は悪いし、態度も横柄。これがまた可愛い。
話は、ベルリン分断の時代。ナチスの残党が核爆弾を手に入れようとする計画があった。CIA諜報員のナポレオン・ソロとKGB工作員のイアン・クリプキンは核のエンジニアの娘を争奪。ソロが一歩勝って奪取した。
しかしソロとクリプキンは大いなる陰謀を前にして、手を組んで計画を阻止する作戦に挑む事になる。
で、その娘役がアリシアなのです。
私はガイ・リッチーの暴力的世界観があまり好きではなくて「ロックストック・トゥ・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」はセンスこそ嫌いではないのですが、噂ほどには満足出来ませんでした。と言うより、もう一度は観たくない。
何とも男むさい映画。
でも「シャーロック・ホームズ」辺りになると彼の癖はなりを潜めますが、故にかテリングがただの道辿りと化してしまい、深みが無く、魅力に欠けました。
ですが「コードネームU.N.C.L.E.」。シンプルなスパイものに、お洒落な台詞とアクションが詰め込まれ、ビートこそ控えめながらも、独特なセンスに満ちていました。
決して傑作ではない。それがまた魅力なのです。
英国映画らしく音楽のセンスは抜群。映像も良好。友情、裏切り、駆け引き...スパイ映画としてのエッセンスは充分でした。
そして何より、アリシア・ヴィキャンデル。レトロファッションで身を包み、その可憐さを魅せつけてくれました。でも存在感は薄かったかな…
もっとキャラクターの個性を引き立てていれば傑作に成ったかもしれません。あくまで良質止まり。
身長190cmのオーストラリアの女優さん、エリザベス・デビッキまで投入して、このくらいなのは頂けません。このエリザベス、ドラマ「ナイト・マネジャー」では何倍もの可憐さを披露しています。190cmですが、本当に可愛らしい。主演のトム・ヒドルストンが霞むほど、素敵です。
もとい。内容は有りがちなもの。でも故に軽快で楽しく観られるアクション・コメディでした。
噂の続編は絶対にアリシア出演でよろしくお願いいたします。
「セブンス・サン、魔使いの弟子」は、ついディズニーの「魔法使いの弟子」と勘違い。実は「魔使いの弟子」でした。
世界を滅ぼさんとする魔女が封印を破った。かつて彼女を封印した魔使いは弟子と共に魔女に挑むが弟子を失ってしまう。彼は伝説に従い7番目の息子の7番目の子を捜し求める。そしてトムを見付け出す。
彼は町で魔女として処刑されかけていた子を救ったり、ゴーストの森を超え、巨大なモンスターに襲われ...と数々の難関を乗り越え、魔女の棲む山へと向かいます。
しかし、魔女は先手を打ってくる。
この映画、何しろCGがすごい。驚異的です。数多くのモンスターなんて「指輪物語」に引けをとらない存在感でした。
ただね~。すごいハイスピードな映画でした。余韻が全くない。展開もご都合主義で、失敗すらも道を進む為の都合のよう。
ここまで安易だとすごいもの。テンポの爽快さだけは他に類を見ないくらい一流です。しかし、シーンが次から次へと呆気無く終わり続けます。
魔女との因果も口でさらっと言うだけですし、恋の始まりも電気がびびっと走っただけで切っ掛けに実感が無い、ある重要な魔女の死はあまりに容易いし、移動も謎解きもみんなショートカット。時々、派手なCGシーンが挟まれながらも、後に繫げていかない...
つまらなそうだよね…
でも、怒涛のように繰り広げられる個性的な敵との戦いは、退屈させません。
残念ながらこの映画ではアリシアの存在はあまり強く有りませんでした。ちょこちょこ出て来るのですが、印象に残らない。彼女の母の娘への愛はテーマを象徴していて、その活躍たるや見応え有りました。まあ、アリシアもそれなりには頑張ってます。
裏話として、この「セブンス・サン」ではちょっとしたエピソードが有ったようです。
あるスタッフの方がアリシアの風貌や訛り英語をネタにジョークにしたんだそうです。アリシアは「すごく恥ずかしくなって、笑って凌ごうとした」そう。
すると現れたジュリアン・ムーアは「もう一回、そんな事を言ったら、私はここを出て行って戻ってこないわ」「二度とそんな事を言うんじゃないわよ」と言い放ったのだそうです。
またアリシアの思ったことがすごい。「彼女に力があると分かったし、私にはとても意味のあることだった」と。
私が感じたのは、アリシアは主張のある女性だということ。きちんとした自分の立場を主張し、確立していきたいのではないかと思いました。
今、彼女は母国で映画製作会社を設立し、映画を作り始めました。本当にやりたい事を実現していこうとしています。
意志ある人生とは、とても素晴らしく、素敵なことですね。
そのアリシア。新作はサマンサ・ジョーンズ原作の「ザ・アースクウェイク・バード」。日本が舞台でエグザイルの誰かれと共演とか。
撮影風景も見ましたが、先日にご主人のファスベンダー氏と日本を訪れた際の笑顔が彼女に全く無いのが気に成ります。
NetFLIX映画で日本人カメラマンを含む三角関係を描いたスリラーだとか。こう言う企画でもBlu-rayに成るのかなあ…
アリシアは私のファッション、そして生き方の理想。アデルやダコちゃん、ミーガンともひと味違う焦がれ人。いつまでもそこにいて欲しいな