寒い~。
タイ国で体が温暖体質に成っちゃったのかと思うくらい、寒さに挫けています。コタツで亀さん状態。人に見せられません。:p
今年は例年に無い雪降りの様ですね。さすがに来月は関東でもしっかり降りそう。雪かきしなきゃ...去年は「手術後なので...」と誤魔化したものですが、今年は誤魔化しも出来ません。母も怪我をしているし、無理はさせられないので頑張らないと。
でもその母の怪我も落ち着いて、もう、せかせか動き出しています。ほっとするけれど、こんな時の母はよく体調を崩します。暇あれば気をつけて~と念を入れる毎日です。
先日。そんな母とちょっと買い物に出掛けました。手は包帯でぐるぐる巻き、体はよたよたなのですが、我ら母娘はお転婆なのです。
買い物を2時間程楽しみ、程好く良い気分で早々に帰宅。その途中のことです。
私が自転車で走っていると2人の女性が前を歩いていました。2人は歩道の真ん中辺りを歩いていましたが、そこの歩道は自転車も走っていいので、広く、余裕たっぷりで脇をすり抜けられます。
追い越そうとした時、ひとりが私の方に身を乗り出して来て、私を睨み付けました。そして怒鳴り上げます。ただしマスクをしているので良く聞こえません。何かを訴えているみたい。私は自転車の速度を止まりそうなくらいまで緩め、耳を傾けました。
すると「...このブスー!」もの凄い金きり声を私に浴びせました。
母は目を丸くします。私は「いいのよ。大丈夫だから。問題無いから」そう母に投げ掛け、そのまま自転車で緩く走り続けました。
私は頭を巡らせました。
彼女は、きっと辛い事が有ったので心を潰してしまい、憤りを抱えてしまったのよ。そしてそれを私にぶつけたの。その切っ掛けは、きっと私達を少し前に追い抜いていった女性の駆る自転車が彼女を煽った為、その連れのように見えた私に怒りをぶつけただけなのだ。
...なかなか理解は難しい。でも、そうなのだ。きっと。
しかし「ブス」とは...私、女の子として見られちゃったんじゃない?(* ̄∇ ̄)ノ☆
浮き浮き。でもしょんぼり。(。*T^T)
感情に振り回されて、私、ぶっ倒れてしまいました。
冗談です。最近、震災の教訓も忘れてしまったかのようにお店は暖房を過剰にかけています。比べて外は凍えるような寒さ。お陰で体が参ってしまったようです。
帰宅してから調子が悪いの。
食したものや飲んだものを喉に通す時、胸が締め付けられるように痛むのです。
調べてみると当て嵌まるのは食道癌!Σ( ̄□ ̄;)
いやなに、どうしたものか。胸は苦しいし、心弱し私の体は次第に傾いて行きます。
思わず考えてしまう現実的なこと。終活とか。
しかし、次第に喉が荒れて来ました。まさに風邪のように。(´TωT`)ナハハ
多分、風邪の症状で、喉奥、肺の入り口辺りが炎症を起こしてしまったのかな...と思います。それから風邪薬を欠かさず服用していますが、徐々に苦しさも和らいできました。
流行っているようなのでインフルエンザだったのかもしれません。もしかしたら黄体ホルモンが私の体を守ってくれたのかもしれません。だって妊娠ホルモンですものね。子供も母体も守ります。
癌かと思った時、ちょっとばかり人生を振り返ってしまいました。
"私の人生とは?"
しかしいつも通り、悩んでも必死で考えてみても、さっぱりなのです。私って幸せなんだなあ...と心から思います。
念には念を入れて更にお休みモードしてます。
前回はやっつけダサダサな着物と巫女服で失礼しました。もう少しマシに見えるよう女子力上げて頑張ります...日々、精進。
さて。今年はトランスジェンダーが見定められる年だと思います。気を引き締めて、誰にも恥ずかしくない私で居たいと思います。
その見定められ第一弾、NHKドラマ「女子的生活」第二話を観ました。第一話で築かれた△なものがそのままなのは仕方が無い。期待はそこに追加される歩みと悟り。
で。結構、良かったです。
尺の問題か、新キャラ同窓生小山田君を女装させる件で、決め付けで進めてしまったのがちょっと気になりました。ひと先ず本人が話そうとしない心的問題をある意味、強引に曝してしまうのは"アウティング"っぽくてハラハラしてしまいました。
大袈裟ですが、今回のテーマとして上げられていたのが「アウティング」"本人の意思に反して性的意識などを公にしてしまうこと"でしたので、小山田君が隠したかった事なのかもしれないのに、本人の意思より決め付けで進めてしまったのはちょっと危うく見えました。
"結果良ければ全て良し"では有りましたが、小山田君が後にネットで馬鹿にされてしまって悔やんでしまったら...そう案じてしまう。
社会も人間もそう言う事に強いようなら良いのですが、最近はそうもいかない。とは言え、内容的に変にトランスジェンダーが誤解される事も無いでしょうし、小山田君なら大丈夫よね、と信じる気持ちで見届けました。
でも明るい描き、前向きな描きはとても良かったです。
難は..."さつき"の演技くらい?:p
頑張れ、さつき。
この作品、同窓生の後藤君に支えられてます。ダサ男君で、時々、ちょっと良い意味で"男"していて、良いキャラです。それに良い演技してます。
今回も立ち位置が良いので物語が愛らしく進みます。
ただ、どうも主人公に惚れてません。私。
...すみません。
第三話は録画したので今晩観ようと思います。
前回、性別適合手術の保険適用が決まったと記しました。なんと今年の4月かららしいです。
3箇所の大手病院のみで、その病院での最低1年の診断期間は必要なんだそうです。
「中途半端」とお思いの方も多いでしょうが、私は思います。安易には進まない事で、後悔などのトラブルを避けられるだろうと。
良かった。
やっぱりつくづく思うのです。例えあなたが性同一性障害であろうとも性別適合手術をしないで済むのなら、しない方がいいって。子供は人生において、これほどにも素晴らしいものはありません。血が繋がっていたならば、あなたを絶対的に愛し、そしてあなたが絶対的に愛することの出来る存在なんだからね。
でもね、その片隅で、ふたつの事が起こっていました。
ひとつは性別適合手術をしないFtMの方に対するバッシングです。
子宮を残したまま性同一性障害として生きる事に対しての否定的な意見があるようなのです。
「男性は子宮を欲しいとは思わない。子宮を残す事を選択するあなたは、男の振りをする女だ」のようなもの。
私は思うんです。
確かに遺伝子性に違和を感じながら妊娠するFtMトランスジェンダーには、私でも違和感を覚えます。しかし"誰もが願う"ように自分の血を継ぐ子供が欲しいと思うのは、"誰にだって"当然なのです。ね?
そしてもうひとつは、性別適合手術やホルモン治療をしないで戸籍性別の変更する事への危惧です。
性同一性障害ながら、何らかの心的、もしくは社会的問題で対処をしたくない方も少なくないと思います。その為に性別適合手術に拘らない性別変更が叶えられれば、性同一性障害の方々が救われる...と言う事なんですね。
こちらは特に否定意見が多いようです。
正直言うと、私も悩みながらも肯定は出来ません。
手術無しに性別を変えるとどうなるでしょう?
私は思春期の男性的性衝動がとても嫌でした。でも起こるんです。抗えず、どんなに否定しても、嫌性交渉で無い限り、この衝動は体に確実に起こります。
ならホルモン治療をしていないトランスジェンダーは?当然、性的欲求に晒されます。
そんな状態で性別は女なんだからと、女性更衣室や女風呂、トイレ、様々な場所に入れるように成ったら?
私達は私達だけの倫理と感情だけで生きてはいない。"嫌"と"大丈夫"の間で時に踏み込んだり遠慮し過ぎたりしながら労りあって生きているの。
私たちの願いが叶うなら、みんなの願いも叶わなければ成りません。
踏み込み過ぎです。
人生には不可能がある。100の可能性を100可能にしたら絶対に誰かの不可能を生んでしまう。
絶対に必要な50の"可能"を探して、最高の人生にしましょう。
私も女風呂には入りません。嫌がられるものね。
誰も居ない時は...ごめんなさい:p
偏見?平等でない?
世界はそんなものです。私の権利はあなたの権利と共に在るのだから。
前回保留した大晦日の映画三昧は邦画閉めでした。
「幕末高校生」
「破門、ふたりのヤクビョーガミ」
「阪急電車、片道15分の奇跡」
「レインツリーの国」
最近の邦画、役者第一なものが多くて10分観られたらマシなものばかり。でも、この日の4本は面白かったです。
「幕末高校生」はアプリの暴走?で幕末の江戸にタイムスリップしてしまった高校生と女教師が動乱に巻き込まれる話でした。
かの「戦国自衛隊」のような崇高さは無く、あくまで軽快。ちょっと物語的にも役者的にも難有りでしたが、玉木宏くんが演じた気弱な勝海舟が逸品で楽しかったです。
蕎麦屋で西郷隆盛と勝海舟が合い見えるシーンは印象的で、「このシーンを観る為にここまで観て来た」と自分を納得させられたくらい素敵でした。まあまあです。
「破門」は不動産の仲介屋とやくざが詐欺に有って起こる友情コメディです。原作ファンには大不評のようですが、私、すっごく楽しかったです。
ドタバタ走り回る内に育まれる絆はとても微笑ましく、癖のあるキャラクター達の騙し合いがとても痛快で清々しいエンターテインメントでした。
主演は関西ジャニーズの横山君。とても良い演技をしてましたよ。めっけものです。
「阪急電車」は阪急電車上の群像劇で、邦画に有りがちな恥っずかしいエピソードが羅列します。ううう...胸がむずむずするくらい。
でも中谷美紀さんの結婚破棄のエピソードとその後日談の話があまりに秀でて素晴らしく、全てを飲み込んで、後味爽やかでした。
みんなちょっと傷付いたり挫けたり...でも少しの勇気でささやかな充実を手に入れていく...そんな姿があまりに微笑えましかったです。
"ひた向きに生きる全ての人達"が救われる世界に成ったらいいな、と願いたくなる、世界の片隅のちいちゃな話です。私も彼等と同じです。救われたい。:p
そして「レインツリーの国」。
これ。生真面目なラブストーリーなのですが、感音性難聴と言う障害を丁寧に社会の中に描いていました。
性同一性障害にも思い当たる、漫然として在る不都合と、複雑に入り混じる"善かれ悪かれ"、そんな心の葛藤が直情的に描かれます。
またキャラクターを美化しないところが良くて、彼氏は彼女を理解する神様のような人では無く、怒りますし頻繁にふてくされます。彼女も悲観や悲観故に割り切った思いを、いけないと思いながらぶつけてしまったり逃げてしまったりします。
乗り越えるのは病気では無く、人が思い込んだ偏見なのですね。
"偏見"とは偏った見方。当然、嫌悪や差別も有るけれど、強がったり避けたり庇ったり庇われたり、そうして生まれる心の思い込み。
時には優しさからも生まれてしまうもの。
それは加害者だけで無く被害者にも有るのです。
私達にも有るのよ。
この映画に有る優しさや厳しさは、特別な善や悪では無く、普通の事なんです。
私達は偏見と共に生きているの。形や想いが違うだけで偏るものはそこに在る。
でも、もし、嫌わない生き方が出来たら、偏らない労りで繋がれたら、みんな幸せになれるかもしれない。
やっぱり偏見なんて無い方が良いに決まってる。
だから、私は私に「ブス」と言った彼女に"愛"こそあげましょう。...でも...(。*T^T)。