一度も私に顔を向けませんでしたが、少し気持ちが軟化したのかな...と感じてしまいましたが、どうでしょう?
先月は色々と心悩ませられたひと月でしたが、今月は絶好調です。
それにしても女性ホルモン錠を服用し始めて1年9ヶ月になりました。
早いね~。でも楽しかったなあ...そして楽しいなあ♪
ただ、ちょっと振り返らないようにしている事がある気がします。
ω<。)
私には親友が居ます。
今までにも友達はたくさんいましたが、特別な連なりを感じる人は唯一です。
私の為に時間を作ってくれたり手間を掛けてくれるし、良かれと思って写真を送ってくれたり言葉を投げ掛けてくれる。地震があれば案じてくれる。そして叱咤もしてくれる。
私達の縁の始まりは「叱咤」から始まったようなものでした。
私が性同一性障害でがんじがらめに成っていた頃、私はとある新人女性歌手に執心していました。
そんな私は共感をその歌手だけでなく、そのファンであった、ひとりの女性にも求めてしまったのです。
彼女は私にこう言いました。
「自分の人生を止めてしまってはいない?貴方は気づいている筈、あるべき自分、ありたい自分は貴方の信奉している歌手からは得られない」と。
もっとたくさんの事を話しました。そして私はいつの間にか彼女に心から依存し、その後、あの東北の地震を機に、友情を築き続けています。
彼女は私が性同一性障害を告白しても「私の信仰は"愛"だから、貴方が例え何であっても、この友情が揺らぐ事はありえない」でした。
本当に私には大切な人です。
大切過ぎて、これを書きながら泣いてしまっているくらい。。゚(゚*´艸`゚)゚。
最近は私も自立して揚々と生きていますから、お叱りを受けることも無く、猫話やお馬鹿なガールズトーク(?)を楽しんでいます。強くなりました、強くしてくれました♥
残念なのは彼女がフランスのパリ在住なことです。そして彼女は日本語が出来なくて、私はフランス語が出来ないこと。:p
そんな隔たりをものともしないほど、私には彼女が特別な存在で、空気以上に必要不可欠な存在です。
彼女がいなければ、私、色々な意味で挫けていたかもしれません。
でも、本当ならそんな関係を、肉体的な温もりを感じながら築きたいものです。:p
ははは...
愛してくれる人が居ないだけでなく、愛を傾ける人が居ない。それはあまりに不幸です。
あげく私には、有り余る愛を両手一杯に抱えているのに、トランスジェンダーだから、愛を始められない。
出来ること、したい事がたくさんあるから、悲しみに嘆く事は有りません。でも、何かをした後のいとま、夕暮れ時、考え事が浮かばなかった時、私の妄想が途切れた時...遠くの空が見たくなります。
陰りながらも赤く染まった美しい空を。
あの向こうにある未知の明日を想うかのように。
ひとりは嫌。
いつか今、私の心に満ち満ちている幸せに"いとま"が生まれた時、私の心はどんな空を見るのでしょうか。
先日、その私の親友が体調を崩してERに運ばれました。彼女から連絡が途絶えましたが、パリの水害のせいか、家族か友達とリラックスしているのかな?と思っていました。
しかし連絡が来ると「今、ERです」との報。そして簡易ベッドの上で点滴の針が刺さった腕の写真が添付されていました。
そんな状態で私に連絡しなくてもいいのに。家族のありがたみを満喫する時でしょうに。
全く。。゚(゚´Д`゚)゚。
本当に"人"と言うものはあったかくて、簡単に人を泣かせます。
ぐ~...

私が大切なものとは?と聞かれたら、家族と言います。悩まされ続けているけれど、やっぱり一番大切なものです。
でも、フランスの親友も心から大切です。家族と区別できません。
"愛する人"は今のところ...親友が埋めてくれるからいいもん。人はそうやって足りないものを、手にしたもので埋めて補って幸せに変えるのよ。
私には、親友がくれたものが、あまりに大き過ぎる心のパテで本当に良かった。
...それと「トップをねらえ2」のBlu-rayと息子代わりのぬいぐるみ"ベベ"と、有りったけの女性ホルモン錠...それから...
あああ...尽きません、欲深し私。:p