クリスマスコスプレとばかりに秋葉原に赴こうと計画していながら、イヴ?クリスマス?どちらに行くべきか考えあぐね、結局、おうちでぬくぬく、地味でほっこりする映画を観賞し、続けてアニメ「トップをねらえ2」マラソンして聖イヴの夜を過ごしました。
翌日は母と寿司を食べに行き、そのままショッピングをしました。また4つも帽子を購入、母にもクリスマスプレゼントとして鞄をプレゼント❤
驚きも意外性もない、平凡なクリスマスを送ってしまいました。街はいつも以上に明るくて、恋人達はいつも以上に輝いて見える。
恋も愛も無くたって幸せだけど、やっぱり、クリスマスだけはちょっと寂しいものですね。
ただ、思い切って、プチコスプレ(?)して街に赴きました。:p
こんな感じ。準備中なので髪ボサです。…なんか太って見えますね…

平凡なので誰もコスプレだとは思わなかったようです。
巨大バウムクーヘンを食べて、なんとなくクリスマスを楽しんだ頃、思わぬ話の中で、母と揉めてしまいました。
母が「スカートは嫌」とか言うんですもん。その上、話が膨れ上がって、精神科に通院して診断書を貰う事や性別適合手術に対する受け入れられない気持ち(もう少し嫌な反応でしたが)を伝えられ、浮かれた気持ちがぶっ飛んでしまいました。
正直なところ、そのくらいはどーでも良かったのですが、ただ「何故?」を聞きたかったくらいでした。
しかし母に「理解しようと思う」と言われた時、私の目から涙がボロボロと零れてしまいました。
嬉しかったのでは有りません。
私は常に、ただ、私でしかないのに、そんな私を「理解出来ないもの」から「理解しようとするもの」に格上げに成ったと言われたように思えてしまったからです。
私はテレビなどでも「理解しなくてはいけないですよね」と少数者に対して語る人をよく見ます。ですが、私達は「理解」されるほど難解なものなのでしょうか?
私は私、何も変わらず、今も私です。
スカートを履いたら私ではないのでしょうか?性機能が無かったら私ではないのでしょうか?言葉遣いや身のこなしが変わったら私ではないのでしょうか?
あなたの愛する人が宇宙人だったと知ったら愛せませんか?実は黒人だった、血が繋がっていなかった、否、愛する恋人と血が繋がっていたら?
条件や視点を変えるだけで、この世に「偏見」など生まれ様が無いのです。当然「理解」など示す必要は有りません。
例え言葉遣いが変わっていても、あなたの前に居るあなたの知る人は、永遠にその人なのですから。
私はこの一年が、意味が無かったものだと言われたように感じてしまい、心が潰されてしまったのだと思います。
私の性質か、瞬く間に落ち着いたのですが、少し話している内にもう一度、波が来て、ボロボロと涙が零れました。
ひやあ、女性ホルモンってすごいですね。私は幼い頃、すっごく泣き虫でした。だからなのか、10代になった頃には映画を見て涙を流す事は有っても、失恋をしても、友に裏切られても涙を流す事は有りませんでした。それがこの一年、溢れる涙と沸き起こるその衝動を体感しています。
すっごく清々しいです。体の奥底から熱っぽい感情が湧き出して、声が震え、目が潤むと同時に、涙がボロボロと零れ落ちるのです。熱っぽい滴が頬を伝い、頭を垂れると、ぼとぼとと音を立てるほどに大きな滴が太ももにいくつもの丸い跡を描きます。
そんな時でも、私の意識は冷静で、その様をただ見詰めていました。
私と母の関係は少し変わってしまったように思えます。何かが不可能になったり信頼や絆を失った訳では有りません。
ただ、こうして心の底から話す度に、何かが変わっていくのを感じます。
不安です。でも、常に不安を抱え、それを誤魔化しながら不完全を生きていくのがトランスジェンダーの宿命であり、実は、全ての人の「人生」と言うものなのではないかなあなんて、悟ったように語るお馬鹿の聖夜でした。
楽しくないなら辛いだけかもしれませんけれど、私はそんな「不完全」を楽しんでいます。憤りも涙も悲しみも失望も、全て楽しいのです。絡んだ誤解を解く明日を楽しみに出来るのですから。
私は母を愛しているのだと思います。気を遣い、我が侭を言い、我を貫きながらも躊躇って、信頼を裏切ったり応えたり、時に傷付け合って、それでも傍にいて欲しい。
母だけじゃない。愛する人達と、もっともっと笑って毎日を送りたいです。
しかし、週末、コスプレの最終合わせを母が手伝ってくれる約束だったのですが、すっぽかされてしまい酷く落胆してしまいました。
心と言うものは思わぬ作用を引き起こすもので、私はその晩、トイレに篭りっきり、2キロ痩せました。
最近、お肉が付き気味だったのですが、目で分かるほど下腹部は凹み、あばらが浮いてしまいました。
お腹の子供が……心配です。:p
心が荒れているのかな…上手く文章が組み立てられず、すみません。乱文です。
これは恋人たちの詩なのですが、私は全ての人にこの中の一行を人それぞれに切り取って配りたい。
“君の瞳の中に楽園が見える
こんな素敵な世界が有ったなんて
ずっと隣に居て、愛を注ぎたい
君への想いが、この胸を満たして行く
イカれているって言われたって平気
私の手を握って、後ろは見ないで
周りの世界が崩れ落ちようと
あなたと心が通じていれば怖くない
共に夢を築いて、永遠に強く生きるの
もう何も私たちを止められない
世界中の恋人が別れても、私たちは一緒
もう何も私たちを止められない
見つけたからには、もう離さない
何があっても君と一緒に居るよ
良い時も、悪い時もあるけれど
君のためなら何だってするさ
バカにする連中に何が分かるの?
私を抱き寄せて、決して離さないで
周りの世界が崩れ落ちようと
あなたと心が通じていれば怖くない
共に夢を築いて、永遠に強く生きるの
もう何も私たちを止められない
世界中の恋人が別れても、私たちは一緒
もう何も私たちを止められない
必要なのは君だけ
私を生かしてくれる人
この心が求めているのは
あなたを抱きしめること
もう決して離れはしない”
母との仲直りの時、この詩を聞きました。私はまた涙が零れ、そっと拭い、隠しました。
私は今、私と言うものを定義出来ません。性同一性障害である事は確かでしょうけれど、診断書はまだ無く、性別適合手術はおろか戸籍も男なのです。今、私を定義するならば、「女装した、ただのおっさん」です。
だから、もっともっと美しくなって、女としか見えないようになって、いつか診断書を貰って、性別適合手術をして、戸籍も名前も変えて、心の底から自分に「良かったね」って言ってあげたい。「女」として親しまれ、そして愛されたい。
はあ…聖夜(+3日)の妄言、終っわり。
この一年、色々と有りましたが、あと僅かで終ってしまいます。
毎日がイベントだったけれど、結局、これをしたぞと言う思い出は無く、自分が変わる過程を受け入れ、それを満喫した一年でした。
女性として周囲の目など気にせず堂々と生きられている「現在」を、この一年でしっかりこの身にしました。
もう恐れません。躊躇いません。ああ、素晴らしき哉、人生。
何度も何度も、同じ事を書いてますね。
でもね、本当に一年半前までの、どんどん自分を追い詰めてしまった日々の辛さと言ったら、私はいつ「悲観」を抱え込んでしまうのかと不安に苛まれるだけの日々だったのです。もし、私が「お馬鹿」で無かったら、人に声が届かなくなってしまったようだと気付いた日に、私は絶望に陥ってしまった事でしょう。
今や、ほんの「思い出」です。軽いのだ。
来年は、今年出来なかった事を全部やります。そして自分が何者かを胸を張って言えるようになります。言ってるかな?(*´▽`*)♪
おまけ。
前回「胸が痛む」と書きました。その痛みは2日でほぼ沈静したのですが、その辺りの事で少し気に成った事を報告します。
先ず、その前後からの事なのですが、肌の調子がとても良いのです。
乾燥はします。ですが、触れた感触が潤っていて、滑らかと言うのか、とても気持ち良いのです。母が思わずびっくりしたくらい肌の質感が良くなったのです。
そしてもうひとつ。痛みが消えた後の事なのですが、バストサイズが93cmに減りました。1cm減ったのです。
ただし、胸が今まで以上に柔らかくなりました。少し前から感じていた柔らかさより遥かにくにゃくにゃぷりぷりです。
あの「痛み」は女性ホルモンが胸を大きく成長させようとしているのか、もしくは男性ホルモンが最後の足掻きをしたのか…と思っていましたが、胸部の最後の筋肉が脂肪に分解された証拠だったのかもしれません。
サイズが減ったのは、胸の張りが減退し、垂れたのかもしれません。その為にトップの位置が下がったので、ウエストに近付けば近付くほど細くなるのは当然ですものね。
嬉しいやら悲しいやら。
女性ホルモンと付き合って来て15ヶ月半を超えて、迷うことなく、私の女性化も極まれりと言ったところでしょう。
今までも何度も「私はほぼ女の体に」と書いてきましたが、体とは奥深いですね、日々、まだまだ変貌して行きます。そして、私の知った「女の体」と言うものは、私が思っていたより、そして期待していたより麗しく素敵なものだったと実感しています。
本当に女性ホルモンって凄いですね。まるで、「私」を浄化して行くようです。
と、ここまで書いた時に「妊娠すると胸が痛む」と言う事実を知りました。
何?!と言う事は、私、妊娠してる?!そう言えば下腹部がぽっこりと出ていたし。
ふふふ。…有り得ないとお思いやも知れませぬが、待たれい、こんな私でも「想像妊娠」と言う技が有ります。いかにも女に成った私の何かが私に奇跡を見せたのかもしれないのです。
...と冗談はそのくらいにして、来年は、バストサイズE80、そしてトランスジェンダーのファッションリーダーにでも成りたいね。:p
妄想です。♥(^∀^;)