秋は食が止まりません。
今までわざわざ好んでまで食べなかった「さつまいも」にはまり、毎日がつがつと食しております。
体重は上がったり下がったりを繰り返し、持ち前の根性が緩みっ放しで、典型的女の子の秋を過ごしております。
秋は太るものよ。:p
そんな私、先日バストサイズを計ったところ、なんと94.5cm!
衝撃の数字に狂喜乱舞、よさこい音頭でどどんがどん♪
しかあ～し、アンダーも81cmに上がり、未だにB80を維持しております。（T▽T）
ドラム缶体型がボンレスハムに成らないかしらとちょっと警戒しながらも、まあのひと先ず、顔に丸さが戻って来たように思います。私は羨まれるような美しさより、如何にも女らしい体の方が好みなので、これで良いのだ。
肌艶良いし、何しろ女性らしい「丸く横に広い顔」に成って行くのが嬉しくて堪りません。ちょっと元々大きい顔が更に大きくなってしまうのが難ですが…
ええい、私はブスでも気にしません。女の子に成りたくて、必死で頑張って、余計なものが有っても女として生活している。それが何よりも素晴らしい事なのだ。中途半端?いいえ。今までの足を引き摺りながらの人生に比べたら、おブスなんのその、股間のちっちゃな異物なんぞなんのその。涙のひとしずく、吹き荒ぶ人生の木枯らしに払い飛ばして、逞しく生きるのだ。
…でもね。
昨日、漫画「放浪息子」の第十三巻を読み直していて、思わず泣いてしまいました。ちょびっとですけどね。
読まれた方は、分かりますよね。あそこです。
妻に先立たれた子連れ年配男性の、美しくない女装に対する嘆きです。
エピソードそのものも良いのですが、その中のモノローグ「せいぜい許されるのは美人のニューハーフと芸のあるオカマくらいだ」が私の胸の隙間にするりと入り込んで来て、心揺さ振り、もう、いやん。
最近、そこそこな「女性っぽいもの」に成って来て、つくづく感じさせられる「隠せない男」と覆えない「男の痕跡」にちっちゃく挫けていたので、心のツボにすぽんと入っちゃったようなのです。
私は髭に関して、「抜く」と「剃り隠す」で何とかして来ているのですが、どうしても肩を落とさずには居られないのは、その痕なのです。毛穴が肌を滑らかに見せず、小さくぼこぼこしてしまっているのです。
本などのアドバイスによると「コンシーラーで潰す」とあるのですが、コンシーラー、そんなに上手く潰せます?それに私の肌色に合うコンシーラーがどうも見付けられないのです。
こんなですから、みんな私を見たら、違和感を感じてしまうでしょうし、きっと私の胸の膨らみも偽乳だと思っている事でしょう。
「本物です」と言いたい。
ちょっとね、筋肉が残っているのか固めですけどね。でも、なんでぷるんぷるんとまで柔らかくならないんだろう。他の筋肉は落ちているのに。くう～…
私みたいに、そして「放浪息子」の男性のように、限界や困難に嘆いておられる方もいらっしゃるでしょう。
でもね、もし、貴方が失うものに覚悟が出来たなら、それをながくながあく悩んでも揺らぐ事が無かったなら、女性ホルモンをお試しなさいな。
乳、出るぞ。腹も出るけど、体全部が丸くなって、かわあ～いく成るんだから。
でもまあ「女の形」より「朗らかな笑顔」が一番女らしく彩ると信じております。
前にも書きましたが、乳の下部はあばらが浮くほど筋肉がごっそり無くなり、下腹部の脂肪の奥も貧弱化し、尿漏れと残尿が頻繁に有ります。恥ッ❤
何処も彼処もくたくたなのに、胸だけはぷりぷりに張ってます。94.5cmまで来ると、服の上からでもとても目立ちますしね。
ちょっと感動しています。…ふふふ、ちょっとな訳無いですよね～、人生の至福の象徴です。
綺麗な瓜型シルエットは無いのですが、いかにもティーンの張りの有る突き出た乳です。多分。見た事無いし。:p
毎日、たっぷりとマッサージ、そしてよく食べよく寝て、あとは女性ホルモン、お頼み申す。
相変わらず、朝7時頃にプレモン1.25mgを1錠、15時頃にスーシー1錠とプレモン1.25mgを半齧り、23時頃にマレフェ1錠とプレモンの残り半分を服用しています。
充分な許容範囲。まだ余裕が有るくらい。それでも確実に変化します。無理せず、健康を何より大事にして素敵なトランスジェンダー人生を送りましょう。
女性ホルモンは8時間くらい効果を持続するらしいので、この間隔で良いかと思っています。
情報では油に弱いと聞いたり、食事と同時に服用すると吸収率が高いとも聞きました。色々と試してみましたが、実感が無くて分かりませんでした。現在は食事と被らない様にしていますが、結果を出しているので、油に弱い説の方が有力なのかもしれませんね。
さて。
大好きなアニメ「K、Return of Kings」が始まりました❤
アニメ「K」大好きなんだ。クロ君大好き、でもネコも好き❤ただね、コスプレでネコをするには可愛過ぎるワンピースやガーリーな服なので、私には無茶かもしれないのだ。
コスプレって色々とお金が掛かるものです。人に見られて堂々としていられる程度の服を用意するならば、最低1万円程度のお金が掛かります。でも、大概の衣装はそれでも精度が悪いので、修正手直ししていたら、手間も、更なる資金も掛かるんです。
また、人に見られる撮られると考えると、結構な勇気と努力も必要です。
わたしゃ、コンプレックスをどっちゃり背負っていますが、お馬鹿体質が手伝って、なんでもござれよ。
にひひ❤
そっ。だからネコちゃんコスプレ、トラブル無ければ年末コミケでやっちゃいます。:p
コスプレってやり始めると止まりませんよね。
アニメ「トップをねらえ2」の主人公ノノちゃんに親近感を感じる私は、手製コスプレであのメイド服を再現するのだ。
Blu-rayディスクを購入し、現在、早速、お勉強中です。まあ、来年に成っちゃうでしょうけれど、ミシン買ってやっちゃります。
トランスジェンダーの限界をもっともっと挑んで行きたいのだよ。
まあ、見た目以外には「性別」を必要とされる事って無いですから…今はコスプレくらいしか思い付きませんけれど。
そっ。それくらい男女の違いなんて求められない。隣りに居る人が男だろうが女だろうが人生においては楽しければいいのだ。
友達に、愛する人に貴方は何を求めますか?
そうして貴方もトランス差別から逃れて行くのです。ついでに愛しちゃいますか?
こほん。
理想の女の子に成りたい。でも、成れない。
それはちょっとだけコスプレで癒されるのです。
ちょっと戻って「トップをねらえ2」。今までは「可愛いノノちゃ～ん♪」くらいにしか観ていなかったのですが、改めて観て、ふと思う所が有ります。
主人公のノノは特別な「ノノリリ」なる存在に成りたくて、自分専用のバスターマシンと言うロボットのようなものが欲しくてたまりません。しかしノノは命懸けで冥王星に眠るバスターマシンを手にしようとして悟ります。
「バスターマシンが有るとか無いとかは関係ないんです。何故ならば、自分の力を最後まで信じる者にこそ、真の力が宿るからです。本物のノノリリは心にバスターマシンを持っているのだから」
人も星も何かが壊れて死んで出来た分子の粒子が再構築して出来上がったもの。成りたい姿に成ろうとして形作られた「ある形」。私たちみたいに「性別」とかそんなものを間違えて、ちょっと失敗する事も有るけれど、そんなものだってどんどん進化していくのです。その進化とは、信じること、必要とすること、そして全力で願うこと。
「胸が有るとか無いとか、女の形に成ったか成ってないかなんて関係ないんです。何故ならば、自分が女だと信じる者にこそ、真の「女」は宿っているのです。本物の「女」は既に心に「女」としての全てを持っているのだから」
そして「努力と根性」それが私達を最高の、女を超越した特別な存在にするのだから。
今も「トップをねらえ2」を繰り返し観ています。荒唐無稽なアニメだけど、私の心のアニメです。ノノみたいに生きたい。
そして苦しくても出会えた素晴らしさを大切にして生きたい。ううう、「トップ2」に出会えて良かったよお。
何故ならば、こんなにも人恋しくて、あったかい気持ちに成れるアニメはそう無いのだから。
今、ラスト。涙が止まんない。ロボットとか宇宙力学とか、そんなものはどうでもいい。ただひた向きに、それが何で有ってもどんなで有っても、誰かの為に、そして自分の為に人は生きて間違いではないのだ。そして「願い」の為に全力で挑む事は素晴らしい事なのだ。