5月3日
疲労がピークに達している為、爆睡できると思っていたが、目をつぶるとサポートして下さっている方々の期待やリハーサル・本番に対する不安等、色々な感情が湧き起こり、途切れ途切れの睡眠となってしまった(2〜3時間)。
時差、言葉、食生活、文化、環境の違いを短時間で克服しない限り、『世界で闘う超一流!』にはなれないと自覚した。
この辺りから『弱い自分との闘い』を再認識し、新たな課題である『メンタルトレーニング』の必要性を感じた。
8:00 ホテルロビー集合
我々の集合時間は午後からだが、早朝よりGroup ActiveとGroup Blastのフィルミングが行われるので、場の雰囲気と空気感を肌で感じてこよう。
ちなみにホテルからMOSSA US本部まで徒歩1分。
本当にありがたい!
8:15 Group Activeのフィルミングスタート。
凛と張り詰めた空気感。
百戦錬磨のCathyがリテイクする程、あのステージには何かが住んでいるように見えた。
撮影手順や場の雰囲気を把握した瞬間から、あの不安が一気に加速する。
Group Activeフィルミング終了。
緊張から解き放たれ、達成感に満ち溢れたCathy、Nikky、Mikeの笑顔がとても印象的だ。
10:00 Group Blastフィルミングスタート。
Megan、Erikaは、常に堂々とし、安定したパフォーマンスを発揮していた。
経験値から醸し出す、自信。
ピカピカに輝いて見えた。
正にプロフェッショナル。
AJ Jenningsは、少し慣れていない様子でリテイクが多く、他人事には思えなかった。
そして、大きな声で応援していた。
『頑張れ、AJ!』
いよいよHide登場!
常に堂々と立ち振る舞うHideの姿に一流を感じた。
ダンスエアロの世界大会で経験値を積み重ねている男の背中はマジでカッコイイ。
『Hide、頑張れ!』
心の底から叫んでいた!
Hideの最初のリードが終わった瞬間、訳の分からない涙が溢れてきた!
さぁ、次は我々の番だ!
2:30 待ちに待ったGroup Fight開発者のMikeと再会
『ヤバーイ!』の日本語から挨拶が始まり、相変わらずお茶目なMike。
何とも言えない安心感があり、Mikeに会う事であの不安が一気に吹っ飛び、再びやる気モードのスイッチがオンに!!!!!
スケジュール上、Mikeは途中で『JAN20 音源打ち合わせ』があるにも関わらず、我々の練習を最優先にしてくれ、親切、丁寧、そして情熱的に指導してくれた。
ファンクショナルなカラダの使い方やインパクトの創り方等、『やってきた男』からの直接指導は、頭もカラダも超刺激的であった。
『こうやってインパクトを出すんだよ!』と言いながら、私とYuyaのボディに本気で『ボディフック』と『ボディリップ』を数発打ってきたMike。
本気で痛かった。
けど、カラダで理解した。
明らかにYuyaの方が打数が多く、マジで笑えた(Yuyaごめん)。
3:30 Group Grooveフィードバック
テクニカルエディターのLeslieから、多岐に渡る詳細なフィードバックがあり、明日の本番までに修正しなければならない。
これがトッププロの世界。
『Hide、頑張れ!』
我々Group Fight Teamも、今日やれることは全てやり切り、明日のリハーサルに備える。
ホテルでやる事は同じ。
スクリプトの見直し、発音練習、軽いフォームチェック、温冷交代浴、セルフケア。
立派なテレビがあるが、見る余裕はない。
今夜も練習中に寝てしまったYuya。
(この後、ムクッと起きて、練習(笑))
Yuyaの存在が、不安な気持ちを緩和してくれる。
本当に良い奴。
明日も頑張ろうぜ、Brother!
『5月4日』に続く