私の家のそばの

里山は

 

河津桜が散って

もぅ葉桜に。

 

梅も、少し散りかけです。

 

 

 

先日

 

ぺちゃと

お散歩で里山に向かっていたら

 

 

 

 

ん? 何かおちてる?

 

 

ふと、

横をみると

 

 

あ・・・

 

 

鳩より

少し小さい鳥が

ひっくり返って

 

お亡くなりになっていた。

 

 

何かにあたって

しまったのかなぁ。

 

山に入る入口の道端。

 

電信柱かなにかに

あたってしまったのかもしれない。

 

 

 

このまま・・・どうしよう。

 

 

 

 

ぺちゃは

鳥が見えていないみたいだけど

 

わたしが立ち止まってるから

待っててくれてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは

 

ブログに書いたか

忘れちゃったけど

 

カラスが亡くなるのを

看取ったことがある。

 

 

 

住宅地の

歩道に

 

なにか、黒いものが

落ちてる?!

 

っと歩いていったら

 

カラスがひっくり返っていて

でも、そのときは、息をしていたの。

 

 

 

4世帯くらいの

アパートの入口の前。

 

 

 

 

なんとなく

 

玄関あけて

カラスが倒れてて

 

 

「きゃーやだー」

 

とかなったら

カラス、かわいそうだなぁ・・・

 

 

と思って

 

 

でも、なにかできないか・・・

 

役所とか、いろいろな所に

電話をしてみたけど

 

野生の動物に関して

結局なにもできないことがわかって

 

でも、どうしても

放置できなくて

 

ただ、隣にいて

チョコンと座ってた。

 

 

 

カラスは

目はあいていて

 

動いてる。

 

 

 

水飲むかなぁ・・・

 

 

 

持っていた

ペットボトルの蓋に

 

ミネラルウォーター入れてみたけど

 

飲ませてあげることが

できない。

 

(もちろん自力では飲めない)

 

 

 

 

たぶん、1時間くらいたったころかな。

 

 

 

 

ランドセルを背負った

男の子二人が

 

小学校の帰りに

 

 

「どうしたの−???」

 

と近づいてきた。

 

 

「あのね、カラスが亡くなりそうだから、見守ってるの宇宙人

 

 

「あ、ほんとだ・・・、生きてるんだね。」

 

 

「そうなの。だから、ここで一人でいるのかわいそうだから。宇宙人

 

 

「うん、かわいそうだね。」

 

 

「いろいろ電話して、きいたんだけどね、何もできなかったんだ〜

病院つれていくこともできないし。宇宙人

 

 

「そっかぁ・・・。」

 

 

 

 

男の子たちは

カラスを見つめる。

 

 

カラスは

 

目も口もあいていて、

目はちょこちょこ動いてる。

 

 

でも、もぅひっくり返ったまま動かない。

 

 

 

「つらいのかなぁ・・・。

痛いのかなぁ・・・。

 

ぼく、これからは、カラスにやさしくしよう。」

 

 

「うん、ぼくもそうする。」

 

 

なんか、子供の純粋さに涙がでそうになった。

 

 

「わたしも、そうする。宇宙人

 

 

 

男の子たちも

私と一緒に

 

しゃがんで

カラスを見守った。

 

 

「もう、いいよ〜。わたしが見守るから。大丈夫だよ。

ありがとう。宇宙人

 

 

「うん・・・。」

 

 

子供たちが

名残惜しそうに離れようとした瞬間

 

 

あ・・・

 

 

 

スーッと、

 

カラスが

 

深呼吸をするような

息を一息ついて

 

静かに、息をひきとっていった。

 

 

 

不思議と・・・

 

男の子と私の想いを

受け取ってくれたような感じがして

 

 

なんだろう

きづいたら 

 

ポロポロと涙がでてきてた。

 

 

 

「かわいそう」

 

 

ではなくて

 

「ありがとう」

 

 

そんな感動に近い感情で

 

カラスの魂が

スッと抜けていく

 

 

その瞬間は、私がお世話になった

おばあちゃんが亡くなる瞬間と

 

とっても似ていたんだ。

 

 

 

うまくいえないけど

尊くて、あたたかい、優しいもので

 

 

それを最後に

カラスから与えてもらった

 

魂に触れたんだと思う。

 

 

 

 

 

 

カラスが亡くなった時は

 

よかったら

連絡してください

 

 

と役所の方にいわれた

 

番号に電話をして住所を伝えると

20分ほどできてくださった方に

 

カラスの事情を説明して

 

ビニールをだされたときに

 

ちょっと

見るのが悲しくなって

 

その場を離れた。

 

 

 

 

もう、3年以上たっているけど

よく覚えてる。

 

 

 

 

そんなことを

思いながら

 

ぺちゃのお散歩から帰って

 

 

 

気になって

 

里山のほうへ

一人で歩いていったら

 

 

その場所に

鳥の羽が散らかってあるのがあって

 

 

が、び、ん  絶望

 

 

 

 

お墓

 

作ってあげれば

よかった・・・・

 

(でも、あの状態じゃできなかったか・・・)

 

 

 

ごめんなさい・・・。

 

 

 

手をあわせて

 

 

 

そのあと

 

仕事の前に

 

ルーティーンの

氏神さまにお参りして

 

帰りに参道の階段を

降りているときに

 

 

 

 

 

 

 

 

命は循環 です。

 

人は

火葬をして

止めてしまったけれど

 

亡くなっても

何かの命、存在の役に立つ。

 

命が

再生になり

 

何かが

その役目をもって

生きていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ???

 

 

 

ひらめきのような

 

 

誰かが

 

教えてくれたような

 

 

きづいたら

 

あぁ、そうか・・・

って、自分で思ってて

 

 

 

時差で

 

あれ?

 

何、今の? 

 

 

って、じわじわ、実感。笑

 

 

 

 

そういえば、

 

沖縄で聞いた話も・・・

 

 

 

昔は、崖のくぼみとかに

亡くなった人を葬り

 

動物や虫たちに

たべてもらったあと

 

土葬したり

 

土葬してから

何年かたってから

 

骨をひろって洗う

儀式もあったり

 

 

そういったことを

話を思い出した。

 

 

 

 

命の循環。

 

 

それは

何かに命の一部を渡して

 

生き続けるってこと。

 

 

 

そうか・・・

 

 

あの鳥も

何かの動物の命となって

 

生き続けていくんだ。

 

 

 

 

そう思ったら

心がスッと上を向きました。

 

 

 

 

どなたか

神さまかな?

 

ありがとう。

 

知恵を

ありがとう。

 

 

 

 

ほんと、命は、尊い、ですね。キラキラキラキラ