イタリアの旅!遺跡&パワースポット&宮殿めぐり
10日目
12月28日
今日も世界遺産めぐりです。
昔からある城や街は、
どこも、標高が高い所にあって
車で山道をくねくね
上がった先にある
今日行く最初の街は
490、492、493年と
大天使ミカエルが舞い降りたといわれている所で
一大巡礼地として栄えた街です。
この街にある
Santuario di San Michele Arcangeloは
世界遺産だよ。
さてっ、駐車場に車をとめると
正面に見えたのが
モンテサンタンジェロ城 Monte Sant'Angelo castle,
おお!さむさむ。
やっぱり、標高高いと寒いわぁ〜
あれ?
なんだか空から・・・降って・・・
って!?
これって
ヒョウ?!
ぎゃーっっ、ヒョウが降ってきた!!
丸い粒々のアイス
発泡スチロールみたいだけど
つっつめたい、寒い~~
入場料、2ユーロ
お城に入っても
さむさむさむさむ・・・・
吹き飛ばされそうな強風
髪の毛が荒れ放題。
前が見えなーーい。
Google翻訳してみたけど
イマイチ、よくわからない文章だったので
このまま。(笑)
室内で
ホッと一息。
城からは絶景ですが
ビュービュー吹き荒れて、嵐のようだよ・・・。
穏やかだと、山間の絶景
エメラルドの海も
きれいなはずだけど
ぎゃ・・・っ
外出る気になれな~~~い。
ちょっと、外に出ると
こんなにヒョウだらけ。
これは
うん、次行こう~。
『ねぇ!私、ミカエルに会いたい。
教会、いこいこ~。』
『おっけー。』
教会なら、室内だから大丈夫、なはず。(笑)
・・・っと
出口と書いてある方に行くと
地下に続くような道。
なんだか牢獄みたい、
ふぅ。
お城と教会は、
歩いてすぐの距離。
Santuario di San Michele Arcangelo サン ミケーレの聖域
アッパーアトリウムという
ここ、広場に入ると
突然太陽が!
晴れてきた~よ~~。
なんじゃこりゃ。
嘘みたいな天気。
私達、早くこっちに来るべき・・・
だったのかな。(笑)
こちら、フランスのモンサンミッシェルから続く
『ロンゴバルドの聖なる道』の巡礼路の
最終地でもあるんだって。
モンサンミッシェルに行ったら
こちらもこなくちゃ、ですな。
あっ、教会の12時の鐘が鳴り響く。
建物の雰囲気も鐘の音も
すてき・・・
中に入りま~す。
入口には、物乞いの人が
子供を連れている。
ペコリッ。ごめんね。
アンジュヴィンの階段を、
わぁ、マリアさまだ・・・
目がいきてるよ。
目の玉が、動きだしそう。
広そう。
教会の中は・・・
うわぁあああぁぁ・・・
大きな岩の洞窟
そのものが教会なんだ・・・。
すごい。
例えるならば、
宮崎県の鵜戸神宮のような感じでね
岩肌が向きだしの広い洞窟
その真ん中に
サンミケーレ アルカンジェロの祭壇がある。
そこに立つのが
黄金の装飾、ミカエルだ・・・。
大天使聖ミカエルは、悪魔の敵、
サタンと彼の支持者に対する
最後の戦いの勝者 なんですって。
この洞窟に、
ミカエルが出現したんだね・・・
充満する神聖な空気
うん、と納得してしまうわぁ。
あっ、
たくさんの参列者がいると思ったら
結婚式だったんだ。
ヴィーナスのような美しい花嫁さん
イタリアのモデルさんなの?というくらい
スタイルから、お顔立ちから、
本当に美人さん。
ギリシャ神話の彫刻から
出てきたような姿だよ~。
せっかくなので後ろで見学
お祈りが始まると・・・
さわさわさわさわ~
ぎゃぁぁっっ
なにこれなにこれ
腕や足元、全身鳥肌が立つ〜
その鳥肌が上下に動くような・・・
何かにそ~っと触れられているような・・・
あぁ、鳥肌がとまない~。
なんじゃこりゃ
なんじゃこりゃ
『ねぇ、鳥肌が・・・』
『私も』
『私も』
ぐるぐるぐるぐる~~
洞窟内を気が流れ動く。
素晴らしい音楽をきいたときの、
ゾクッとする鳥肌より、もっとすごい。
はぁぁ・・・・
天の目(おでこ)が刺激されて、
自由に広いていく
視界が広がっていく、解放感・・・。
密封された空間だから、
気の動きが、音の反響のように、ぶつかってくる。
もうすごい気のカプセルだぁ・・・
本当に神様が降臨し
洞窟全てを包み込んでる、そんな感じ。
・・・っと
今度はパイプオルガンの演奏が始まり
洞窟内に響く倍音。
ざわざわざわ~
きゃぁあ~、また、鳥肌がぁぁ~~~。
ここまでおさまらない鳥肌ってある?!(笑)
そして、結婚式のサインを
二人が交わすと
気もおさまり、鎮静、落ち着いた。
はぁ~
洞窟内の気は明るく優しくなり
光の輪に包まれる。
すごい。
夫婦になるって
生まれ変わり・・・
神様に祝福されて
新しい扉が開いていくことなんだ・・・
そんなことを思った。
すてきな結婚式。
言葉がわからなくても
伝わるものが大きかったよぉ。
↑案内の裏
洞窟の奥に進んでいくと、
小さなミカエルの石像発見。
これが元・・・なのかな?
ケースに入っている。
ここも
ぐるぐる気が強い。
おやっ?
ここに訪れる人たち
壁に触れてる~。
そんじゃ
わたしもっ。失礼します~。
ペタッ。
わっわっわっわっ
このケースの下の部分。
蓋の下の壁が
びりびりびりびり~
強力な電気みたい!!
ダウンロード
触れたあとは
ぐるぐる~
つうじる。
離してもエネルギーがつうじる。
ミカエルはとても力強い大天使。
不動明王の地の力とはちょっと違って
もっと高い種類の気かな。
神道の神様のほうが近い感じかもね。
結婚式が終わると
洞窟内の電気がきえて、
厳かで荘厳な空気に変わった。
この洞窟内で行われる結婚式
素敵だったなぁ。
結婚式ってさ、
日本だとなんちゃってチャペルも多いけど
こういう聖なる地、いいですね。
日本だと、神社とか。
その意味、みたいなもの
今日すごく感じたよ。
神様の祝福を受けるんだ・・・。
キリスト誕生のお話しを描いた模型もあります。
・・・っというわけで
強風とヒョウが降ったお蔭で
たどり着いた教会。
しかも結婚式までみれちゃった。笑
私にとって
Santuario di San Michele Arcangelo は
きっと、忘れられない教会だなぁ。
パワースポット、聖地巡礼好きな方
ぜひぜひぜひぜひ
訪れてほしいです。
さっ、お昼ご飯だよ~。
Tenuta Tre Mariti
こちらの地元料理
ニョッキみたいなパスタで
もちっとしていて
魚介、特にムール貝の出汁を吸って
すごくおいしい。
これで、33ユーロ。安い~。
最終目的地へは
車で1時間半ほど~。
ゴミだらけの高速を抜けると
大地の絶景。
ひたすら続く草原
ぶどう畑やオリーブの木が一面広がる
雄大な大地がつづき
運転も楽しい~
その高原の中に
ぽつんと
街でもないのに
みえてきた丘にあるお城が
カステル・デル・モンテ Castel del Monte
八角系のお城
ここにみちこさん、きたかったんだって。(笑)
堂々としてるけど
上品、女性的。冠のようなお城~。
1229~49年に、神聖ローマ皇帝フリードリッヒ2世が
建設した軍事施設。
八角形なのはフリードリッヒが、
エルサレムに入城したとき
そのイスラム教の岩のドームの寺院が、
八角形の建物でその形に魅了されたため、
ともいわれているみたい。
世界遺産になっているよ。
みちこ『西ローマ帝国は、476年に滅亡、東ローマ帝国は、1453年に滅亡したの。
神聖ローマ帝国というのは、ドイツを中心にした連邦国家で、フリードリッヒ2世は、シチリア王でもあったんだけれど。
ちょっとややこしいのよね。
いわゆるローマ帝国は イスタンブールのビザンチンしか この11世紀あたりはなかったの。
十字軍の時代ね。
ちなみにエルサレムへは、十字軍で行ったけど、戦わずして、エルサレムを奪還。
それがローマ教皇のお気にめさず、フリードリッヒ2世は破門されるという 馬鹿げた時代なのよ。』
ほぉ!!
みちこ『私は、フィードリッヒ2世の大ファンなんだわ〜。
タイムマシンで戻れるならば、会ってみたい人の一人!
ラテン語、ギリシャ語、アラビア語など6つの言語を操っていたのよ〜。』
あははは〜
みちこちゃん、仲良くなれそうよ。笑
10ユーロ。
ではっ
中にいきま~す。
中庭も八角形
天井も八角形にあいてる。
こんな形なんだ~
気持ちがいいほど正八角形。
八角形の各部屋は
どこも同じ感じ。
大理石の柱、壁面は
ほとんど持ち去られて、
全面こんな色合いなの。
元は華やかだったんだろうね。
この鮮やかな装飾が
元々はあったみたい。
今は色合はないからなぁ・・・
このクッキー色ではなくて、当時の姿みたいわぁ。
ふぅ〜
このお城は、とても穏やかな空気だなぁ。
ネガティブな感じも一切なく、
綺麗で、特に質感もないというか。
要塞としてというより
ただ趣味で建てられたお城ともいわれているから?
どうなんだろうね。
・・・って
窓から外をみると雪が。
きゃっ、これ積もったら大変。
はよかえろ~~。
あぁ・・・
夜もライトアップされて
きれい。
・・・っというわけで
ホテルへ。
Appia Antica Hotel,
もう一つ部屋があるよ。
もう予約で席がいっぱい。
ということで
テイクアウトをお願いしたの。
La Polpetteria - Apulian Street Food,
お酒を買いたかったから
スーパーを探したけど
これが、やってなーい。
スーパー難民です。(笑)
そんなわけで
イタリアに来て、初めて
お酒を飲まない日になったのでした。(笑)