イタリアの旅！遺跡&パワースポット&宮殿めぐり
3日目
12月21日
前日ポテッと気絶するように
寝たせいか
朝の目覚めが
いい感じ。
『おはよう～。』
みちこさんは
ベットで何かきいてる。
『ともちゃん、まだ早いから
Podcastの話する？』
うん！
ツアーのプランニングをしている
みちこさんの最新の提案
Podcastで、新たな発信をすること。
『私はともちゃんの生き方って
すごく楽でいいなって思うのよ。
それでわたしも楽になったの。
だから、そういうこと、
話して伝えていけるといいなって。
ブログは、聖地の紹介じゃない？
もう一つ、自分が発信するもの
日常的なことを話して発信するといいなって。
そうしたら
思わぬ展開がある気がするの。
その予感がするのよ。
Podcastなら
海外の人だってきけるしね。』
みちこさんは、いつも私に
ワクワク胸が広がるイメージをくれる。
その提案力は力強い。
仕事仲間でもあり
人生の先輩であり
お互いのことをよく知る、尊い親友。
なにより
『ともちゃんといて楽になった』
その言葉は
私を丸ごと抱擁してくれる
幸せな言葉。
あぁ・・・
これは、どうしたら実現できるか・・・
私は誰かと話すほうが
生かされる人間。
どうしたらできるかな～
誰と一緒に？？
さて、朝食をたべたら
みちこさんとまみちゃんは
今後の宿探し＆
今日行く美術館の予約タイム。
『朝ご飯さ、チーズあるといいよね～。
プラッタチーズおいしかったね。』
うんうんっ
生ハムや
イチゴと一緒に食べるとおいしいの。
『買っておいたほうがいいかもね』
『あ、そんじゃ、わたし今いってくるよ～。
』
『本当？おねがい～』
『はーい。』
はじめてのおつかい。
るんっ
霧雨が暖かいなぁ。
今日の気温、16度ほど
日本よりよっぽどあったかい。
あっ、ここだここだ。
ワインやお惣菜、生ハム、チーズも種類豊富なお店
『ボンジョールノー』
『ボンジョールノー』
うれしい、わくわく。
えっと・・・
『これ、これ、ブラッター』
『ブラッター？』
うんうん
『それとね・・・
どれがいいかなぁ。
あっ、サルシッチャ』
これね？
おじちゃんが、
イタリア語＆ジェスチャー。（笑）
うんうん
それそれ
『グラッツェ～』
『グラッツェ～』
たのしい。
小さなことに
ほっとする。
袋をうけとって
レジでお会計へ。
ん？
なんか
後ろからツンツンされた？？
振り向くと
あら？
チーズ売り場のおじさん。
わたしがもっていた
袋から中身をだして、
なにするんだ？
ほら。みて。
・・っという視線の先
ビニールを見ると
あっ、袋やぶれけてる～！！
あはは～
ありがと。
きづかなかった。
おつかい嬉しくて
ﾌﾞﾝﾌﾞﾝふって帰ったら
チーズなかったかもね。笑
みんな、見守るような笑顔
『グラッツェ。ばいばい』
いい朝だ。
一人の時間もたのしい。
この時間に感じる、見えるもの、
それも楽しいから
誰かといる旅も楽しくなるのだな。
貴重なはじめてのおつかいです。（笑）
玄関の鍵を開けて、
階段を上がっていき
お部屋のドアのカギを開けようと準備すると
『おかえり～』
あら、みちこちゃん！
自動ドア。
『おかえり、大丈夫だった？』
にゃん！
心配してあけて迎えてくれたのね。
ありがと、ほんと優しい。
そういうところ。
『だいじょぶだよ～。たのしかったよ～。』
『よかった～ありがと～。』
『美術館予約も終わったよ～』
『ありがと～。』
うん、いい朝だ〜いっ。
さっ、いよいよ、今日の観光出発！！
雨が降ったり止んだり
ときどき風がある雨にかわるけど
あったかい。
『わたし、たまには
雨の方がいいなぁ。楽になるの。』
『なんで？』
『土地のリリースになってね
空気も土地も綺麗に清まり潤うから。
霊的な気が残る場所は
綺麗にするのと潤いを与えてあげた方がいい。
遺跡もそのままじゃなくて
ほどよくちゃんと整えてあげることで見た目もそうだけど
エネルギーも落ち着いてきたりするよ。
不思議だよね。』
そんな会話をしながらの
道のり。
うん、今日は体、大丈夫そう。
早く寝て、体を休めたのも
よかったかな。
昨日わたしがダウンした
バス停そばの遺跡近く
カピトリーノ美術館 Musei Capitolini へ。
・・・っと
手前にみえてきたのは
カンピドーリオ広場
古代ローマ時代、ローマの7つの丘で
最も神聖な地として、神殿がおかれたという
ローマの中心にある広場。
ミケランジェロによって造られたそう。
中心には、マルクス アウレリウス帝の騎馬像の
レプリカがあります。（本物は、美術館内）
この広場の
中心にあるのは市庁舎
左右が
カピトリーノ美術館です。
ここで
ローマパス 3dayチケット、ゲット。
美術館、博物館など
最初の2施設は無料（除外な所もあるかも）
3施設目以降も、入館が割引されたりするそうで
優先入場もあるよ～。
地下鉄やバスも乗り放題で
これは絶対あったほうが便利。
名前を書いたら・・・
チケット売り場のお隣
カピトリーノ美術館の
チケットとしてつかいまーす。
ここも
日本語オーディオガイドは、ない～
さっ
クロークに荷物を預けて
世界最古の美術館
カピトリーニ美術館へ。
カピトリーニ美術館は、
左右に分かれていて
右手、コンセルヴァトーリ宮博物館、２階、３階と進み
地下通路を通って、
左手、新宮へ行く
という順路。
よくわからなく
実際、ぐるぐる巡ってしまい
順番は適当。（笑）
中はすごくすごく広いので、
滞在時間、２時間以上は
考えておいたほうが良い感じです。
カピトリーニ美術館内の
コンセルヴァトーリ宮博物館には
ローマで重要な彫刻などが展示。
一番有名なのが
カピトリーノの牝狼（紀元前5世紀）
テヴェレ川に捨てられ
オオカミに育てられたという
ローマを建国した祖
双子のロムルスとレムス
その後、兄弟は羊飼いのご夫婦育てられたのですが
兄弟の争いにより、ロムルスがレムスを殺して
紀元前753年ロムルスが初代王様に・・・。
それがローマ、なんですね。
コンスタンティヌス大帝の頭部（４世紀）
マクセンティウスのバシリカにあった際
高さは12mほどだったとか。
わぁぁっっ！！
すごい、ここ、雄大な気が流れている～。
このあたりは
古代の神殿があった跡地・・・。
偉大な力が、まだ残ってるんだ。
美術館内一番の
パワースポットですな。
空間もがガラスばりだからか、
広々として、きもちいい。
実際の広さより
広大な空間に感じちゃう。
『すごーい！空間いいね。』
興奮のみちこさん。（笑）
太陽が差し込み、明るく神々しいよぉ・・・。
カンピドーリオ広場にレプリカがあった
マルクス アウレリウス帝の騎馬像（紀元前160～180年）
今はあせているけど
昔は、黄金だったんだね。
さて、タブラリウム地下の連絡通路を通ります。
（牢獄や倉庫だったそう）
お墓かな？
石碑がならんであって
地下というと
こわこわこわ～
おどろおどろしい～
と思いそうですが・・・
それが
なぜか！？
すっごく、きもちいい～
崇高な優しい光の中に
すーっと風が抜けてく極楽浄土の道のりって感じ。
天国のイメージだなぁ。
どうしてこんなに軽やかなんだろう。
時代？？
信仰の違い？？
満足満足～という感じです。（笑）
新宮への道のりを
途中曲がって進んでいくと・・・
あ！一筋の光が！！
外が見れるんだ～。わーい。
すごすごっ、すご～～い
古代ローマ時代の街の中心
フォロ ロマーノを一望。
いやぁ、王様になった気分、
風が抜けて気持ちがいい。
パワースポットだよー。
しかも、絶景。
『わたし始めてきた。ここ気づかなかったよー。
天空の城ラピュタみたいだね。』
去年も訪れているまみちゃん。
『何度来てもいいものよね。』
確かにみちこさん、イタリア何度目？（笑）
真ん中左手に映る
凱旋門は、すごい彫刻だなぁ。
『ほら、昔は戦いで勝つと、
勝ったぞー！ってことを、彫刻で掘ってお知らせしたのよ。
テレビみたいなものね。』
ほー。
座ってる鳥もカッコイイなぁ
勇敢な感じに見えてくる。
華やかだったんだろうなぁ・・・。
昔の景色
想像で興奮。
続いて〜っ
カピトリーノ美術館の
新宮に行きますと
中庭には
川の神様 マルフォーリオ
ギリシャ彫刻、古代ローマの偉人、哲学者などの彫像などなど
ひたすら、彫刻のオンパレード。
こんなに彫刻を見たことな～い。
私が出会った彫刻は
ディズニーランドくらいかな。（笑）
ただ、ただ、へぇぇ～
が続く。（笑）
ギリシャの神様の本
今度読んでみようかな？
だって、どなたなのか
みんなわからないんだもーん。（笑）
持続するかな
この気持ち。
そう。
インドに行った時もそうだったのよね。
ヒンドゥー教の神様全く知らなかったけど、
行ってみてから、少し知りたくなった。
新しい刺激を受けて
知る意欲をふつふつさせるのが旅でもある。
刺激があると
自分がつねに生まれ変わり
続けられる気がするなぁ。
カピトリーノのビーナス（ローマ時代の模作）
あら？キューピーちゃんみたいですが
ギリシャ神話の英雄
子供の頃のヘラクレス
瀕死のガリア人（ローマ時代の模作）
『ギリシャの彫刻はすばらしいのよ。
彫刻ではローマはギリシャに影響を受けたけど
かなわかったの。』
『えっと、どこの辺が、彫刻ってすばらしいの？』
『もう今にも動き出しそうな躍動感がある。
繊細なのよ。』
なるほど・・・。
興奮してしゃべている
みちこちゃん
歴史だけでなく彫刻までも好きだったのね。
うん、本物にすばらしかった～。
カピトリーノ美術館は
とても広すぎるくらいだけどね。笑
『おなかすいたね。』
美術館巡りは
歩く歩く。
カピドリー二美術館の気は重たくないけど、
歴史あるものにふれると
すごく、おなかがすく。
エネルギー補給にいこ〜っ。
Edoardo II 
ムール貝のトマトパスタ
しっかり味で
ムール貝の出汁がでてる～。
おいしいけど
イタリアは少し濃い味が多いのかも？
今日は美術館巡り。
これから行く
ボルゲーゼ美術館 は
まみちゃんによって
15時に、予約済。
バスは、日本のスイカのような感じで
こちらを、ピッと機械にかざします。
いろんなバスが通っているけれど
私達は、80系統のバスにのって
10分ほど歩き・・・
ボルゲーゼ美術館 Museo e Galleria Borghese へ。
１階→ベルニーニの彫刻、カラヴァッジョの絵画
2階→ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンスの絵画
などなど
有名な展示が多い美術館。
地図をみてもらうと
わかるんだけど
ボルゲーゼ公園という
とってもとっても広い自然の公園に
ちょこっと
美術館がある
という感じ。
ただ、そうはいっても
十分すぎるほど、美術館も広いです。
本当に巡りきれない公園ですな。
ボルゲーゼ美術館は
事前予約が必要。
チケットを受け取ったら
荷物をクロークに預ける流れ。
・・・って
え？！わたしのコートはムリなの？
預かってもらえないの？！
かばんに入らないコートは預かってもらえず、
館内写真は撮れなさそうなのにカメラは自分で持つよういわれ
リュックも小さなバックも預けなきゃならなくなり
中に入っていた、お財布は手でもつことに。
なんじゃこりゃ〜〜
コートとお財布手にもって、カメラ首からさげて
バック預けた意味あるのかい？（笑）
困っていたら
透明ビニールをくれたので
とりあえず、お財布をいれる。
もう、ルールめちゃくちゃやーん。（笑）
そんなこんなで
館内に入ると・・・
わぁ、天井も壁も
色彩が豊かで、絢爛豪華。
美しさ満天、天国の世界。
絵画の彩りで、空間が華やかだよ～。
カピトリーノ美術館とは違って
色合が、明るい。
しかも、なんだこれ？！
大理石？！
石だってことを忘れちゃうほど繊細な彫刻。
★プロセルピナの略奪（ベルニーニ作品）
冥界の王プルートが、
プロセルピナを無理に連れ去ろうとする一瞬の姿。
プルートがつかんだ、プロセルピナの
女性らしい肌の弾力、柔らかい感じ
太ももをギュッと手で肌を掴んだその凹み方が
少し官能的な作品。
★アポロとダフネ （ベルニーニ作品）
太陽の神アポロが、美しいダフネに恋をし腕をつかむと
月桂樹の木に変わっていく、ダフネの姿。
瞬間の変化を、ピタッと時間を止めたような躍動感。
木の葉が石とは思えない繊細な動きを感じる作品。
★パオリーナ・ボルゲーゼ・ボナパルテ （アントニオ カノーヴァ作品）
ナポレオン・ボナパルテの2番目の妹がソファーでくつろぐ姿。
ふんわり、ソファーのしわ、柔らかく沈む感じ。
白い肌がふっくら、柔らかさと繊細な動きで、
彼女の声さえ聞こえてきそうな作品。
すべて大理石とは思えないなぁ。
ボルゲーゼ美術館は
彫刻に、ほれぼれしちゃう。
彫刻やギリシャ神話を
全くしらない私がみても感動よ～！！
ちなみに、この時は分からなかったけど
どうやら写真撮影、フラッシュなしならOKみたい。
いろんなサイトに写真が載っていました。
そうそう！！
絵画でびっくりしたのは
★キリストの埋葬 （ラファエロの作品）
絵から押し出し
飛びだしてくる力強い気。
私、絵についての知識は全くないので
誰が描いたとか、絵を知ってるとか
そういうことなしにして
びっくり～。
時代背景や画家の特徴とか
絵は見方があるんだろうけど、
描く、作り出す人によって
絵に吹き込まれる何かがある・・・
ただ、うまいとかそういうことじゃないんだなぁ。
私にとっては
歌を聞くことに近い感覚かも。
鳥肌がたつような音（声）の振動に近いものが
絵にも感じられて・・・
その振動を受け取った内側
心は、自分との会話を始める。
すごいなぁ
絵って。
描いた人の想い
描かれたもののの想い
それを見て惹かれた人達の感動や想い
それぞれが
より大きな力となるのかなぁ・・・
不思議。
この力はどこまで膨れ上がっていくんだろう・・・。
っというわけで
ボルゲーゼ美術館
素敵でした。
とくに、ここは周辺に緑がいっぱい～
自然が気持ちいい
ほっとできる環境で
空気がクリーン
おいしいのも魅力です。
はぁ～
さっ
ここからは～
テルミネ駅まで、初の地下鉄！
満員電車は怖い
ドキドキ。
リュックを前にかかえて、
全身でセンサーを働かせる。
疑うってつかれるねぇ。
そして、
夜ご飯は
ベトナム料理〜
シュリンプのフォー
春巻き、パパイヤサラダ
どれも、おいしい。
イタリア料理っておいしいけど
やっぱり違うものが食べたくなるものですな。（笑）
そう考えると
日本はどこにいっても
和食、中華、イタリアン、アジアン、フレンチ
いろんな食があって
やっぱり素敵な国！！
なんて、再確認でした。