今日は、ちょこっと
パワースポットのお話しではなく
私の日常で起こったドラマのお話。(笑)
お彼岸に入り
お墓参りはいったばかりだし
私の両親、両家の先祖供養・・・
どこかでお願いしようかなぁ・・・
なんて考えた、朝のこと。
行こうかなぁ~
どうしようかな~
どこのお寺にしようかな~
なんて、ぽやんと思いつつ
たらたらと過ごしてしまい・・・
自由が丘から、電車で帰ろうとしたとき
ふと、今日行こう!!
突然、思い立ち
ホームの階段をかけおりた。
たらたら過ごす日が多いからこそ
こういうときの直観は、信じて行動するのが私。(笑)
行こうと思いついた場所は
友人からきいたことがあった、
小さなお寺さん。
偶然にも、そのお寺は
今年亡くなったおばあちゃん家の
最寄り駅のそばだったの。
・・・とはいっても、
私は普段おばあちゃん家には、
車でしかいかないから、
駅周辺は全くわからず、そのお寺の場所も全く知らない。
Google先生が頼り・・・。(笑)
駅を降りると、
すぐ、公園があった。
たこの滑り台がある公園。
あ・・・
たここうえん・・・。
たこの滑り台・・・
子供の頃の記憶が甦る。
おばあちゃんと、
たこ公園と名付けた公園の滑り台で
滑って、あそんだこと。
手を繋ぎながら歩いだこと。
あ・・・、あれって
この公園・・・なのかな・・・。
道路ができて、面影なんてない。
公園というか、たこのモニュメントのような滑り台があるのみ。
私の記憶しているあせた
ピンクっぽい赤とは違って、真っ赤なたこの滑り台。
私の知っている公園は
もっと広かったし木々もあったから・・・
違うのかなぁ?
でも・・・どこか懐かしい気持ちが残る。
おばあちゃんと一緒に手をつないだ
子供時代の感覚を思い出しながら歩いた。
たどり着いたお寺は
小さなお寺だった。
狭い境内には、地蔵菩薩、不動明王、稲荷神社・・・
所狭しと祀られており
挨拶すると、それぞれ、とてつもなく強いお力を放っていた。
ご神木だってある。
仏像一体、一体にご飯が備えられ
大切にされているお寺だということは
すぐに感じられた。
一通り、挨拶したあと
御朱印をもらおうと、ピンポンをおすと
お坊さんの「は~い」という、声がした。
「おぉ~、御朱印か。
上へあがりなさい。」
「え?上がっていいんですか???」
スリッパに履き替え、
建物の二階にあがった。
まるで、田舎のおじいちゃん家に
あがりこんじゃった感じ。(笑)
二階には、広い台所があり
懐かしいにおいがする。
田舎のおばあちゃんおじいちゃん家にいくと
台所って、懐かしい匂いがするんだよね。
龍や女神さまの絵が飾ってあり
赤いじゅうたんの部屋があった。
「そこでスリッパを脱いで入って。
香炉があるから、またいで。
これはね、身を清めるためのものだからね。」
ぞうの形をした香炉が入口にあった。
「どっちの足でもいいの~???」
「いいよ~」
ぞうさん、よろしくお願いします・・・。
よっ。
またぐと・・・
そこはまさしく結界が貼られた異空間だった。
線香の香りが部屋に染みわたり
スッとした清らかさが伝わってくる。
阿弥陀さまやたくさんの仏像があり
もう一つの部屋には、
不動明王や役行者などなど
たくさんの御神仏が並び
お寺の本堂だった。
ぐる~~~ぐる~~~~~
すごく力強い気・・・。
「御朱印書くからね。
そこでお茶飲んで、お菓子たべてて。」
「わぁ~うれしい。ありがとうございま~す。」
御朱印をお願いして
お菓子とお茶がでてきたのは始めて。(笑)
ありがたく頂戴していると
お坊さんは、御朱印を書きながら話しかけてきた。
「先祖供養を考えているといっていたけど
誰かなくなったの?」
「あっ、おばあちゃんが亡くなったの。
今年に入って。と~っても大好きなおばあちゃんだったんだ。」
「おぉ、おばあちゃんここにいらしてるよ。」
「え?」
「うん。いらしてるよ~。
おばあちゃんがここに導いたね。」
じーーん
胸があつい。
やっぱり、直観は、信じるべきだなぁ。
「わたし、おばあちゃんが亡くなったときね
人が死ぬ瞬間って初めてみたの。」
おぼうさんの朱印を書く手がとまった。
「死ぬって、とても悲しいことで、
やっぱりどこか怖いものだと思ってた。
でもね、違ったの。
おばあちゃんは、違ったんだ。
いろんな人がいるから
みんなじゃないと思うけど
おばあちゃんは、違ったの。」
「うんうん、それで、どうした???」
「おばあちゃんは介護施設にいてね、
危篤だと聞かされていったわけじゃないけど
私の両親、弟と、家族みんなで施設にいったとき、
お母さんのお兄さん夫婦もいて。
そのとき、おばあちゃんの呼吸は
ぜぃぜぃ口をあけたまま、すごい音をたてて呼吸していたの。
一瞬見た目は苦しそう。
かわいそう・・・って感じだったんだけど
私、おばあちゃんのそばにいったら、
「あぁ~あえた~」とおばあちゃんが喜んでいる気がしたんだ。
うまくいえないけど・・・
感動しちゃった。
いままでより、
おばあちゃんのこと、とっても近く感じて。
苦しそうな見た目とは違って、
心の声がとっても近かった。
今ここにいるおばあちゃんの肉体以上に
なんか、おばあちゃんとの距離が近く感じたんだ~。
家族みんな・・・
「おばあちゃん、わかる~??
よくがんばってるね~」
って、それぞれいろんなこと話しかけたよ。
施設の人がいっていたけどね
耳って、最後の最後まで聞こえているといわれているんだって。
だからいっぱい話かけたんだ。
それでね、しばらくしたら私と弟以外は
先生によばれて、部屋をでていっちゃった。
多分、おばあちゃんが亡くなったあとの話をしにいったんだと思う。
おばあちゃんの前でしないのが
とってもあったかいなぁって思った。
部屋には、私と弟だけになって・・・。
おばあちゃんのおでこに私そっとふれたら
あったかくて、かさっとした、おでこだったの。
それで・・・
おでこをなでながらね
「おばあちゃん、ありがとう。
私、おばあちゃんと一緒にいられて幸せ。
本当に、ありがと。」
そう伝えたら・・・
ぜぃぜぃしていた呼吸が、
急に、フッと大人しく普通の呼吸になったの。
目はうっすらあいていて、眼玉が左右にゆっくり動いてた。
あわてた弟は、
「お父さんとお母さん呼んでくる!」
っと部屋をでていって・・・
私とおばあちゃんだけになった。
とっても静かだったの。
「おばあちゃん、私たちだけになったね。
おばあちゃん、ありがとう。
もう、がんばらなくていいからね。
ありがとう。
私、本当におばあちゃんに出会えてよかったよ。」
そう伝えていると
あったかい涙がぼろぼろ流れてきた。
悲しみじゃないんだ〜
ありがとうの涙。
もう、たくさんたくさんたくさんたくさん
与えてもらって、もう、どうしようもないくらい
ありがとうが伝えられない分
あふれて、涙になっている感じで・・・。
そして・・・、
お母さんたちが部屋に帰ってきて
ちょっとしたら・・・
すっと本当に眠っていくように
おばあちゃん、息をしなくなったの。
というか、息をしているようなしていないような
そんな感じで、心臓が止まった感じだった。
私ね、そのとき
おばあちゃんを見て思ったんだ。
あぁ、おばあちゃん
今日を選んで、亡くなったんだなって。
みんなが来れる日を
もしかしたらわかってて
みんなを集めてくれたのかもしれない・・・って。
それでね・・・
息をしなくなって・・・
おばあちゃんをみたら
さっきまでと違うの。
あれ?おばあちゃん
どこかに帰っていっちゃった・・・っ?!
どこかに行っちゃった?!って感じたの。
不思議だったよぉ。
死ぬって・・・
私が想像しているものだけじゃなかった。
怖いことじゃなくて、悲しいことじゃなくて
とても安らかな感じがしたんだ。」
「あぁ~そう。
そうなんだよ。かえって行くんだよ。
光へ帰るんだよ。
あぁ、そうかぁ。」
「だから、悲しい・・悲しい・・・
と涙がでたというより
もう、ありがとうしかなくってね
それしか、出てこない感じだった。
死んじゃうって、それまで考えていたものと
全くちがったの。
おばあちゃんが、私に最後
教えてくれたことだったんだ~。」
「そうかぁ。
私は阿弥陀様と呼んでいるんだけどね
体には御本仏がいるんだよ。
人は死んだら、その瞬間に、体から阿弥陀様がぬけて
光のもとへね。
光は御神仏のいるところ。
死んだ人は、苦しくないんだよ。
みんなかえって行くんだから。
それにね、あなたの中にもおばあちゃんはいる。」
「心の中とか、思い出とか?」
「あなたは尊い。
なぜだかわかる?」
「え??」
「あなたには、お父さんとお母さんがいるね。
お父さんにもお父さんとお母さんがいるでしょ。
あなたはたくさんの霊の結晶なんだよ。
![ボウズ笑顔](https://emoji.ameba.jp/img/user/mb/mbk47/958.gif)
![宇宙人](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/160.gif)
「10代先、100代先・・・
よく考えてこらん。10億とか、すごい数になっていく。
その霊の結晶が、あなたなんだよ。
私もそう。
何代もの先は、
地球規模になるんだよ。
みんな一人一人地球規模の存在なんだ。
ね、尊いだろう?」
不思議だなぁ。
このおじいちゃんの眼はとてもきれい
そうだねって、本当にそうだねって思っちゃう。
「みんなね、自分の中には仏さん、御本仏がいるんだよ。
修行はね、お坊さんは山を歩いたり御経をあげたりするけど
在家といって、自分の生活の中でね
そうしながら、自分の中の仏さんを見つけることなんだ。
さとりを開いたとかよくいうのはね
ございますは
光、神様があります。ございます。
自分にも、他人にも
神様、仏様、光がございます
ありがとうございますは
![ボウズ笑顔](https://emoji.ameba.jp/img/user/mb/mbk47/958.gif)
「そっかぁ・・・
![宇宙人](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/160.gif)
そんな会話をしていたら
「よかったら、今日は遅くなったし
きたときに、おばあちゃんのご供養もしよう。
![ボウズ笑顔](https://emoji.ameba.jp/img/user/mb/mbk47/958.gif)
「うん!そうする。
![宇宙人](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/160.gif)
そういって、また翌日いくことにした。(笑)
なんか、おばあちゃんが
心あたたかくなりながら
![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
ということで、またつづき・・・は、次回。(笑)