人は誰でも

 

理解してもらいたい

わかってもらいたい

 

そういう思いはありますよね。

 

 

わたしも

 

どうしてわかってくれないの?と

腹立たしさを感じることもあるし

 

全然理解してもらえてなくて

泣きそうになるくらい悲しくなることもあります。

 

 

特に

 

自分にとって大切な人や、

身近な人ならなおさら。

 

 

でもね

 

「理解してくれない」という言葉は

 

相手への不満や

イライラを募らせる理由になってしまって

 

自分を苦しめますよね。

 

 

今日は「理解してくれない」という言葉から卒業する

3つのポイントをお伝えしたいと思います。

 

 

「〜してくれない」という気持ちは

 

「自分の期待と違った」ことが原因で起こる気持ちです。

 

 

自分の期待するように理解してほしかった

だけど相手は思うようには理解してくれなかった

 

 

相手が「してくれなかった」のではなく

こちら側の「期待と違った」だけなのですが

 

相手への不満を募らせたり

イライラして相手に文句が出てきてしまったりしますよね。

 

 

ここで知っておくべき

まずひとつめのポイントがあります。

 

 

それは

 

相手のことはコントロールできない

 

ということ。

 

 

理解するかしないか

どう理解するか、は相手の領域のこと。

 

こちらがコントロールしたくても

絶対にできないところなんですね。

 

 

そうあってほしいという

相手への「期待」を持つことは

 

自分の大切な感情なので

それはあっていい。

 

期待どおりに理解してくれたら

それは嬉しいですよね。

 

でも

 

期待と違ったからといって

相手を批難したりイライラして文句を言うことは

 

相手の境界を超えている、ということに

気がつかなければなりません。

 

 

腹が立ってイライラしたり

必要以上に不安に襲われたとき

 

コントロールできない相手のことを

どうにかしようと思ってしまっていることも

多々考えられます。

 

 

自分の「期待」と

自分ではコントロールできないところを

きちんと区別して捉えることが大切です。

 

 

 

それから

 

自分にとっては期待外れの理解だったとしても

 

相手なりの「理解」

しようとしてくれているかもしれません。

 

それは

 

自分が望んでいたものではないかもしれませんが

 

その人なりに

あなたを想ってしてくれていることだってきっとあります。

 

自分の側にいる人のことを

もっと信用してもいいんじゃないかな。

 

 

それから

 

「理解してくれない」という言葉を

なんとなく使ってはいないですか?

 

 

おそらく

 

実際のところの「理解する」の意味ではなく

 

・ちゃんと聞いてほしい

・もっと話に耳を傾けてほしい

・興味を持って向き合ってほしい

 

こういった思いが

本当に相手に求めているものではないかな、と思うのですが

 

 

それであるならば

 

「理解してくれない」という言葉では

残念ながら相手にはまったく思いは伝わっていませんし

 

伝わっていないどころか

身勝手な印象さえ与えてしまって

 

より耳を傾けてはくれないという

事態を招きかねません。

 

 

 

「理解してくれない」という言葉

無意識に使ってしまっている方も多いのではと思いますが

 

それはなんでか。

 

 

自分の思いを自覚できていないから、です。

 

 

なのでふたつめのポイントは

 

自分の思いを自覚すること

 

 

 

自分にとっての「理解してくれている状態」とは

「どんな状態」なのかを考えることです。

 

 

ちゃんと目を見て

「うんうん」と相槌を打ちながら聞いてくれている状態なのか

 

わからないことは

「それってどういうこと?」と

興味を持って聞いてくれている状態なのか

 

もちろん

言葉の意味のままの「理解する」であるなら

 

どこをどんなふうに理解してくれたら納得する、など

 

自分の思いを明らかにし自覚すること

とても大切です。

 

 

では

 

自覚した思いを伝えることが

みっつめのポイントなのですが

 

一人称は「わたし」で伝える、I(アイ)メッセージ

 

です。

 

 

I(アイ)メッセージ、とは

 

わたしは〇〇と感じて悲しかったんだ、とか

〇〇してくれたらすごく助かる!

 

といったように

 

自分の「感情」を「わたしは〜」で伝えることです。

 

 

じつは、これって結構難しいんですよね。

 

 

他人軸で生きていると

相手の言動によって自分の「感情」が決まる(と思っている)ので

 

「あなたがこうだから、こんな思いしてるの!」

 

といったように

 

相手のせいで今の苦しさがある、

となってしまうのがその人には「真実」なので

 

なかなかI(アイ)メッセージが出てこないんですよ。

 

You(ユー)メッセージ、ばかりになってしまう。

 

これ過去のわたしです。

 

 

 

人はコントロールされることが嫌です。

 

なので避けるし、

聞く耳を持とうとはしません。

 

「理解してくれない」って

You(ユー)メッセージなんですよね。

 

 

だから

 

「なんで理解してくれないの⁉︎」と言ってしまうと

ますます耳を傾けてくれることはなくなります。

 

そして

「理解してくれない」→「耳を傾けない」の無限ループにハマります。

 

 

そこで

I(アイ)メッセージで伝えるんです。

 

自分の思いを自覚する、と

ふたつめのポイントでお伝えしましたが

ここで活きてきます。

 

自分の思い、は確実に一人称は「わたし」ですよね。

 

 

こんなふうに聞いてくれたら嬉しいな、とか

話の途中で「わかんない」と言われて悲しかったんだ、とか

これを知っておいてもらえると助かる、

 

と伝えるんです。

 

 

I(アイ)メッセージは

相手を否定していないんですよ。

 

ただ、自分の「思い」を伝えている言葉なんです。

 

 

ただし、気をつけるべきことがあります。

 

思いを伝えたからといって

相手がこちらの思うようになるかといったら…

 

それは相手次第です。

ひとつめのポイントのところですね。

 

 

相手がどうするのかは相手が決めること。

 

相手をコントロールすることはできないので

相手が変わるかどうかはわかりません。

 

 

コミュニケーションって

相手を自分の思いどおりにするためにするものじゃなくて

伝えることによってお互いを知るためですよね。

 

なので

 

自分を「伝える」ことに意味があるんです。

 

 

あ、

 

察してよ、となってしまっている場合は要注意です。

 

察してよ、は

相手に伝えるという行為(コミュニケーション)を

自ら放棄しているので

 

言うまでもなく

伝わるわけがありません。

 

伝える努力もせずに

わかってくれないと文句を言うことは

とても身勝手な言動だとわたしは思っています。

 

 

今回お伝えした

 

相手のことはコントロールできない

自分の思いを自覚する

一人称は「わたし」で伝える、I(アイ)メッセージ

 

この3つのポイント

 

こちらを意識して行動することで

 

「理解してくれない」の言葉からの卒業だけでなく

生きづらさからも抜け出すポイントなので

 

人との関わり、

それから自分との関わりも変わります。

 

ラクになりますよ。

 

 

実際に行動したら

伝える努力をした自分

変わろうとした自分を

 

よくやったじゃん、わたし!と

褒めてあげてくださいね!

 

 

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