Highly Sensitive Person(HSP)

ハイリー・センシティブ・パーソン

 

ものごとを徹底的に処理したり考えたりする

深い処理Depth of processing

 

自分の内外で起こっている全てに人一倍気がつき、処理するため

音や気温の変化、匂いや肌触り光などからも

過剰に刺激を受けやすく…being easily Overstimulated

 

よい経験にも悪い経験にも人一倍反応し

ミラーニューロンの働きが活発なため

感情反応が強く、共感力が高い…being both Emotionally reactive generally and havinng high Empathy in particular

 

感受性が強いからこそ

小さな音、かすかな臭い、細かいことなどの

ささいな刺激を察知する…being aware of Subtle Stimuli

 

これら4つの面を生まれつき持つ

とても敏感な人のことです。

 

→HSPの4つの特性の本質(DOES)

 

📖参考書籍 ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。

📖参考書籍 ひといちばい敏感な子

 

 

HSPは人口の15〜20%

 

少数であることはHSPに限らずですが

多数が基準となってしまっている環境では

少数は先入観での決めつけや間違ったレッテルを貼られやすく

 

その決めつけやレッテルを

本人も「そうなんだ」と思い込み

多数とどこか違う自分を「同じでない自分はダメ」だと

 

自分自身でも気づかないうちに

レッテルを貼ってしまっていることが多々あります。

 

 

でもそれは

 

理解しない周囲がいけないのでも

自分自身で思い込んでしまっていることがダメなのでもありません。

 

理解しようとしたとき

どうしたって「基準」となるものが必要で

 

そしてその「基準」は

多数が該当することであることが多く

本来はただの目安であったはずのものが

「あたりまえ」のものさしになってしまっただけのこと。

 

それに

 

いくら多数が該当するものが

「基準」であることが多いとはいえ

 

この基準という「ものさし」は

誰だってみんなそれぞれ異なるものを持っていて

それによっていろいろなことを判断していることは

みんな同じだとわたしは思います。

 

 

ただ

 

やはり少数だと

世の中の「あたりまえ」に該当しないこともあり

 

それらの経験が複雑に重なり

「生きづらさ」となって感じることが多いのも事実だと思います。

 

 

わたしがHSPと知っていちばん大切だと思うことは

リフレーミング(捉え直し)です。

 

→HSPと知ったことでのリフレーミング

 

↑のブログにも書きましたが

 

”人の顔色を伺ってしまう”

”細かなことに気がついて考えすぎてしまう”

 

そう自分のことを思っていて

そんな自分が大嫌いでした。

 

"いちいち人の表情が気になる小心者"

 

"みんなのように器用に受け流すことができないのは

 わたしが子どもっぽくて未熟だから"

 

そう思って人と比べ、

同じにできない自分を責めていました。

 

でもHSPと知り

 

”人の顔色を伺ってしまう”

”人の些細な表情の変化に気づいていた”

 

”細かなことに気がついて考えすぎてしまう”

”周囲からはそう見えるだけで考えすぎているのではない”

 

そう捉え直しができたことで

自分で自分を否定していた捉え方が変わり

 

周囲との違いが気にならなくなる、

むしろ違うことがあたりまえでいいんだと

思えるきっかけになりました。

 

 

HSPは「敏感すぎる人」と表現されることもあります。

 

わたしはこの「すぎる」という表現

HSP自身が表現してしまってもいいのか、と考えています。

 

この「すぎる」という言葉は

何か基準があって

それを「超えてしまった」といった

マイナス要素を感じることも理由かもしれません。

 

でも

 

敏感すぎる

気にしすぎる

考えすぎる

感じすぎる

 

これらの表現は

HSPではない人と比べたときに「すぎる」ように感じる、

 

または

 

HSPではない人から見たときに

「あなたは〜すぎるよ」と相手が感じることで

 

HSP同士であれば「すぎる」ことはないものだと思うから。

 

 

使う言葉はとても重要で

そう表現すると人は不思議とそうなっていくものです。

 

 

自分は人よりも「〜すぎるんだ」という

周囲と比べたときにどうであるか

周囲から見たらどうなのか、の言葉で表現することも

 

自分でも気づかないうちに

レッテルを貼ってしまっていることに

もしかしたらなっているのではないかと感じました。

 

"敏感すぎる

だからHSPではない人よりも

感じすぎてつらいんだ"…そんなふうに。

 

 

周囲と比べて、周囲から見た捉え方ではなく

 

「自分軸」で敏感さを捉えることは

とても大切なことなんじゃないかな、とわたしは思っています。

 

 

 

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