きのう出先で

週刊誌の「HSC」の文字が目に入り

週刊誌にHSC?と思って読みました。

 

週刊女性(10月2日号)のその記事の中には

 

ケンカが怖くて動けなくなってしまう子

お友達に自分の意見を言えずに家で爆発してしまう子

集団が苦手な子

不登校になった子のこと

 

エレイン博士の書籍ひといちばい敏感な子の翻訳をされた

心療内科医の明橋大二先生

 

不登校について専門的に取り扱う

全国不登校新聞社の石井志昴編集長、

 

お子さまのご家族の方のお話が書かれていました。

 

 

 

わたしは読んでいて涙が出ていました。

 

 

「人一倍敏感な子」と聞いて

皆さんはどのような子をイメージしますか?

 

イメージする子はそれぞれかもしれませんが

 

雑誌にあるような

学校や集団が苦手な子

言いたいことが言えない控えめな子

怒っている声や態度がひどく苦手な子

 

それから

ビクビクしているように見えたり

場に溶け込めていないように見える子を

イメージする方も多いかもしれません。

 

 

では

 

集団や学校が苦手ではない

自分の要求をはっきり伝える

社交的でクラスでも目立つタイプ

新しい場や人ともすぐに打ち解ける

休憩時間や放課後はみんなで遊ぶことを好む

 

このような子を

皆さんは「人一倍敏感な子」と判断しますか?

 

 

おそらくそう判断する大人は

ほとんどいないのではと思います。

 

わたしは表面的には「敏感な子」とは判断されにくい

後者のタイプの子どもでした。

 

 

一見して「敏感な子」には見えないタイプのHSCは

 

グループでもリーダーだったり

クラスでも発言力があったり

周囲の大人たちに頼られ

面倒見のいい姉御肌タイプの子だったりします。

 

こういう子は

よく気がつくことを表に出し行動する

口達者でユーモアがある

自分が圧倒されていることさえも周囲に伝えたりします。

 

でも

過剰に刺激を受けやすいことは

雑誌にあげられている子と同じ。

 

集団や学校が苦手ではなく

それらが苦手と受け取れる行動はなくても

圧倒されていたりひどく疲れていたりすることは同じです。

 

疲れすぎたときは

人格が変わったかのように人と会いたくなくなったり

自分の中に引きこもったりもします。

 

そんな時は感情の起伏が激しく

しかもそれを表に出すものだから

周囲からはワガママな子、融通の利かない子

同級生からはキツくて怖いと思われてしまうこともあります。

 

でも本当は

 

ひといちばい泣き虫で

感動屋さんで

正義感が強くて

自分の限界以上に周囲を楽しませようとする

頑張り屋さんだったりもします。

 

 

表面に出る社会的な行動では

「敏感な子」だとは判断しづらいかもしれませんが

 

食べ物の好き嫌いが多かったり

味や食感の変化に敏感だったり

ささいな匂いに気づいたり

服がぬれたり汚れたりすると嫌がったり

人の表情や外見の変化に気づいたり

つらい思いに気づいて声をかけたり

驚かされるのが苦手で腹を立てたり

突然深い質問をしたり

世の中の不公平に憤慨したり人知れず傷ついたり

 

一見すると敏感な子には見えなくても

他の敏感な子と共通する部分も多くあるのです。

 

 

もちろん

雑誌にあるようなタイプのHSCもいて

周囲の大人たちの理解は必要だと考えます。

 

自分とは表面的に異なるタイプを否定したり

攻撃しようというのではありません。

 

表面的に見えるタイプは違っても

同じ敏感さを持つもの同士。

 

認知が広がって、

それぞれが自分らしく生きる環境で過ごせることを

わたしも強く望みます。

 

 

 

でも

 

この雑誌に関わった大人たちが

一見して「敏感な子」には見えないタイプのHSCに

どれだけ目を向けてくれているでしょうか。

 

そういうHSCもいることに気づいてくれているのでしょうか。

 

わたしがこの記事を読んで

涙が出た理由はここです。

 

 

大人はいつだって

目に見えて明らかなことにしか

目を向けないし手を差し伸べない

 

 

学校という社会的な環境の中

一見して「敏感な子」には見えないタイプのHSCは

表面的には悩みを抱えているようには見えません。

 

悩みを抱えているようには見えないから

目を向ける手を差し伸べる対象ではないのです。

 

 

子どものころ

 

同じ条件なのにあの子は助けてもらえる子で

わたしは見てももらえない子なんだ

 

そう何度も何度も悲しくなって

いつの日かあきらめたことを覚えています。

 

 

一見して「敏感な子」には見えないタイプのHSCは

社会的な関わりでの悩みというより

自分の中に葛藤を抱えやすいように思います。

 

外から見える社交的な部分は望まれるけど

ややこしい感情的な部分や

細かいことに気がついてあーだこーだ言うことは望まれない。

 

自分の都合のいいところしか求められていないと

強く感じます。

 

そして都合の悪い自分は隠すようになっていきます。

 

結果

 

自己肯定感の高いところと

自己否定感の強いこところが

極端に存在することとなり

自分でも自分の二面性が嫌いになるのです。

 

 

一見したら交際範囲も広く

周囲との関わりに悩みを抱えていないように見えますが

本音まで見せることができる人はほとんどおらず

自分の外側のイメージに苦しくなることもあるのです。

 

 

 

雑誌にあげられたような子も

一見して「敏感な子」には見えないタイプの子も

 

どちらも同じ「ひといちばい敏感な子」です。

 

そして

もっともっとさまざまな子がいるとわたしは思います。

 

表面に見える行動や悩みの形は異なっても

周囲が「敏感さ」を誤解し接すれば

間違えた思い込みを抱えたまま大人になるのはどの子も同じです。

 

これは「敏感な子」だけに限らず

どんな子にもそう言えるのではないでしょうか。

 

 

"目に見える一つの行動だけでは

根底にある性質を捉えることはできなかった"

 

エレイン博士は「ひといちばい敏感な子」の中で

そうおっしゃっています。

 

 

どうか大人から見た明らかな子だけでなく

どんなタイプの敏感な子にも目を向けることができる

そんな偏りのない情報が広がることを望んでいます。

 

 

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