わたしがHSPの方とお会いしたり

メッセージをいただく中でとても多いと感じるのが

 

HSPと知って

自分だけじゃなかったんだ

自分がおかしかったからじゃなかったんだと

わかって救われたけど

 

このつらさを

一生抱えていかないといけないのかと

そう思ったら落ち込んだ

 

というお声。

 

 

じつはわたし

どうしてこう思われるのか

最初わからなかったんです。

 

わたしは臨床心理士さんから

HSPであると告げられてHSPを知ったのですが

「敏感さ」はいいものでも悪いものでもなく

とてもシンプルなものと聞いていて

→HSPと知ったことでのリフレーミング

 

"「敏感であること」はつらいもの"

という認識がわたしの中には一切なかったので

わからなかったんです。

→迷っていたことと理由と決断

 

 

なので

 

どうしてだろう?とお話を聞かせていただいたのですが

その中である共通点に気づきました。

 

 

ご自身の抱えている「悩み」は

生まれ持った「敏感さ」からくるもの

 

そう思われているから苦しいんだな、って。

 

 

そう思われていたら

苦しくなって当然だな、って思います。

 

生まれ持った「敏感さ」は変わることはありません。

 

敏感だからこの悩みを抱えるのなら

敏感さは一生変わることはないから

 

この悩みも

一生抱えていかないといけないんだと思って

落ち込んでしまうのも、無理ないな、と思います。

 

 

ここで誤解しないでいただきたいのは

 

「悩み」と「敏感さ」を混同してしまった、と

ご自身を責めたり

 

落ち込んでしまう自分はやっぱりダメなんだ、と

ご自身を否定しないでいただきたいんです。

 

 

"落ち込んでしまうということは

それほど自分と向き合おうとしている証拠"

 

以前わたしが

自分を責め同じように苦しんでいたとき

お世話になっていた方からかけられた言葉です。

 

どうでもいいと思っている人はたしかに落ち込まないけど

自分に真剣な人だからこそ悩んで成長できる

 

ということなので

責めてしまってもいいけど

少しだけでも向き合おうとしている自分を

褒めてあげてほしいな、と思います。

 

うつ卒業のためにというテーマではありますがよかったら読んでみてください。

→自分のこと責めていませんか?

→責めちゃいけないと思うよりも大事なこと

 

 

では

 

どうして「悩み」と「敏感さ」を

混同するようになったのか

 

わたしは

現状の日本のHSPの情報に原因があると思っています。

 

 

まず、いただいたメッセージをご紹介させてください。

※掲載の許可を得ています

 

わたしはアーロン博士の著書を読みつつ
ますともさんのブログに出会ったとき
最初に日本の書籍で感じたHSPに対する不安が  
消えていくようでしたよ!

あれもこれもHSPだからじゃなかったんだ!
思考のクセや捉え方で変えられるものなんだ!
って希望が持てましたよ~(*^^*)!
まさに救われたひとりでした◎

 

メッセージとても嬉しかったです!

このようにおっしゃっていただけるとわたしも励みになります。

ありがとうございますcandy☆

 

 

わたしは開催させていただいている

お茶会や交流会でも

 

自身の思考のクセやものごとの捉え方と

「敏感であること」は混同せずに捉えることが大切だと

お伝えしてきたのですが、

 

メッセージをくださった方のように

 

・「敏感さ」に対する不安や落ち込みがなくなった

 

・概念と思考のクセを分けて捉えることはまだまだですが

 HSPであることを言い訳にしなくなったことでラクになった

 

・HSPだからだ、と落ち込まずに済んだ

 

それから、

すぐにではなくても数ヶ月経ってから

 

当日は納得できなかったけど

だんだんと自分の思考のクセやものごとの捉え方と

混同しないで捉えられるようになり

今では落ち込みがまったくなくなりました

 

と、

 

はじめは不安を抱えていらしたけど

敏感だからつらいのではない、と気づかれ

気持ちが軽くなられたというお声を多くいただきます。

 

 

本来は「生まれ持った敏感さ」というのは

いいものでも悪いものでもなく

 

ただ「人一倍敏感な気質を持って生まれた」

というだけのことなのですが

 

どうしてか「人一倍敏感であること」は

そうでない人よりも

生まれつき生きづらくて損をしているような

そんなイメージがありますよね。

 

 

それはどうしてなのか。

 

そう感じてしまうような

情報で溢れているからです。

 

そう捉えてしまうことがいけないのではなくて

そう捉えてしまう情報で溢れていることが問題なのです。

 

 

だからこそ

 

ご自身の抱えている「悩み」は

生まれ持った「敏感さ」からくるもの

 

そう思ってしまって

 

HSPと知ったとき

「敏感だから生きづらい」と決めつけてしまい

 

敏感さの中に生きづらさの理由を探したり

意味づけをしてしまったりして苦しくなるのです。

 

 

お茶会や交流会、

それからブログを読んでメッセージをくださった方など

 

混同せずに捉えることで

不安や落ち込みから抜け出すことができた

 

その言葉でもわかるように

 

混同せずに捉えることは

本当に大切なことなんだとわたしは思っています。

 

ですので

先日のHSP上映会でも

敏感さの本質とは異なる部分ではあるのですが

 

そのあとのとても大切な

リフレーミング(捉え直し)にもつながるので

 

他者との境界のもろさ

自己肯定感の低さ

過剰同調性など

 

それらと混同せずに捉えることの大切さを

伝えさせていただきました。

 

 

上映会を開催するにあたり

エレイン博士からメッセージをいただきましたが

 

その一節から言葉をお借りするとすれば

 

あなた方は映画を見て

何かが自分は他人と違うと感じることがあるかもしれません。

 

その捉え方は全てあなた次第です。

 

これは

 

あなたが苦しいものだと捉えたら

そうなるし

 

素晴らしいものだと捉えれば

そうなる

 

でも

 

「敏感さ」という生まれ持った気質は

いいものでも悪いものでもないあなたの大切な一部なんだ、

ということではないでしょうか。

 

 

敏感で生きづらい

それもひとつの捉え方です。

 

でももし苦しいのなら

混同せずに捉える視点を試しに持ってみることも

ひとつの方法としていいのではないでしょうか。

 

 

そして

まだ読まれていないのでしたら

エレイン博士の書籍に目を通していただきたいと思います。

 

敏感な人へ向けての

たくさんのメッセージが込められています。

 

 

※こちらの書籍は絶版となっており、Amazonでは高額で表示されています。

 所蔵している図書館もございますので、お近くの図書館へお問い合わせしてみてください。

 

 

 

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