独断と偏見で選ぶ スポーツ選書51-60位 | ともぞうのブログ 昨日の自分を超えてゆけ!

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独断と偏見で選ぶ スポーツ選書100

2022/08/13更新

 

これまで読んできた3000冊近くの本の中から、お勧めの100冊を紹介していきたいと思います。

少しずつ紹介していきますので、順位はその都度、入れ替えます。

また、読んでいない本はランキング外ということで。

 

第51位 スコット・H・ヤング=著,小林啓倫=訳「超・自習法」(ダイヤモンド社)

いや~、最近は数行読んだだけで、当たりかどうかわかる気がします。

 大当たりですね。

 

 たいていのことは20時間で習得できる、

 に似ている感じがします。

 

引用されているのは、超一流になるのは才能か努力か?

 が多かったので。

 学習に関する内容としては、いい内容だと思います。

 

この本を読んでいると、「deliberate practice」の日本語訳というのも、

大切なのかなと思いながら読むことができました。

 

 著者が述べている9つの原則というのが一番の肝だと感じています。

 

 原則1ーメタ学習

 原則2ー集中

 原則3ー直接性

 原則4ー基礎練習

 原則5ー回想

 原則6ーフィードバック

 原則7ー保持

 原則8ー直感

 原則9ー実験

 

第52位 ジョシュ・カウフマン=著,土方奈美=訳「たいていのことは20時間で習得できる」(日経BP社)

1万時間の法則を否定しているのかなと思って読むと。

 上達には練習が必要であることは、著者も主張していました。

 ただ、すべての人が黒帯を目指す必要がないように。

 少ない時間でも成果をある程度上げることは可能ですよ、という主張でした。

 

 超速スキル獲得法10のルールとして挙げられているリストがとても価値があるものだと思います。

 

1 魅力的なプロジェクトを選ぶ

2 一時に1つのスキルにエネルギーを集中する

3 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする

4 スキルをサブスキルに分解する

5 重要なツールを手に入れる

6 練習の障害を取り除く

7 練習時間を確保する

8 すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる

9 時計のそばで一気に練習する

10 量と速さを重視する

p30

 

目標となるパフォーマンスレベルという表現が。

私なら「君は何者になりたいのか?」という表現かも。

サブスキルに分解する、という部分では。

富士山に登るために、小さく区切って1合目までとか、8合目以降とか。

分けて考えよう、という表現を考えていました。

学習に関する本を書きたいので、今は構想中ですね。

フィードバックのために、ビデオ撮影が有効ですね。

今なら、リモートでもある程度の指導、学習が可能だと思います。

 

もう一つ、効果的学習のための10の基本ルールというリストも有効です。

 

1 スキルとそれに関連したトピックについて調べる

2 わからなくてもやってみる

3 心的モデルと心的フックを知る

4 望んでいることの「逆」を想像する

5 実際にやっている人の話を聞いて予想を立てる

6 環境から気が散る要素を取り除く

7 覚えるために間隔をあけて反復と強化をする

8 チェックリスストとルーティーンを設ける

9 予測を立て、検証する

10 自分の生物学的欲求を大切にする

p52-53

 

このあたりを読んでいると、やはりいい師匠と出会うことは大切なんだと思います。

今の自分に必要なことを教えてくれる人に出会えることが、上達の近道だと言えるでしょう。

 

第53位 小山田良治,小田伸午「トップアスリートに伝授した 勝利を呼び込む身体感覚の磨きかた」(創元社)

これはヤバい。ポーンランキング100位内に入る内容です。

 たぶん、この内容を理解して、指導・実践できたら、日本代表レベルの選手が育つと思います。

 そのくらい、中身が濃くて、まだ理解できませんチーン

 付箋を50枚以上は使ったので。

 一つ一つを理解できるように頑張ります。

 まずはLSD。

 足一足長の歩幅でのLSDでチャレンジしていきたいと思います。真顔

 

第54位 アレックス・ハッチソン=著,露久保由美子=訳「ENDURE 限界は何が決めるのか?」(TAC出版)

 長距離の選手を育てるヒントが欲しくて、買いました。

 実際は、長距離選手のトレーニング関係の本ではなく。

 持久系アスリートが科学的に成功するには、どうしたらいいか。

 多くの科学的実験結果、論文結果を紹介の上、その内容を実践するアイデアを見ることができます。

 速く走る方法ではなく、痛みに耐えてトレーニングを持続させるヒントがたくさんあるという認識です。

 痛みに関する知見を、たくさん得ることができます。

 

 メンタルというか。

 脳の使い方、という感想を持ちました。

 

 また、何度か読み返して、自分の力に変えていきたいです。

 なかなかいい本だと思いました。

 まだ、今の私では消化しきれていない感じでした。

 

第55位 稲若健志「世界を変えてやれ!」(東洋館出版社)

 なんて題名なんだろう、というのが第一印象で。

 お気に入りに入れて、いつか読もうくらいの感覚でした。

 年末年始から、少し時間があったので。

 サッカーの情報を集めていたら、著者のブログにたどり着きました。

 

 

 そこには、これまで見たこともない世界が広がっていて、

 頭の中が混乱するようでした。

 

 刺激を受けるという意味で、とてもいい本だと思います。

 常識が変わるというか。

 世界の見方が変わるというか。

 日本サッカーの変革を、見逃さずに応援し続けていきたいですね。

 

第56位 菅原洋平「頭がいい人は脳を「運動」で鍛えている」(ワニブックス)

 運動することでミトコンドリアを増やしたり。

 深い睡眠をしやすくしたり。

 いいことしかないですね。

 運動に関する知識と、睡眠に関する勉強を、もっとしたいなと思いました。

 

第57位 R・トマ「フランスサッカー」(白水社)

 

 1998年刊行ということで。フランスワールドカップで盛り上がっている頃に、日本でも読めるようになったということですね。

 この頃は、海外のスポーツ事情について勉強したくても資料が少なかったので。

 今読んでも、こんなに詳しく解説している本には出会えません。

 海外のスポーツ事情について勉強したい人にはお勧めです。

 

第58位 山際淳司『スローカーブを、もう一球』(角川文庫)

 

 スローカーブを、もう一球。が有名ですが、それ以外にも読み応え十分です。

 「スポーツはすべてのことを、つまり、人生ってやつを教えてくれるんだ」 山際淳司『スローカーブを、もう一球』(角川文庫)「ポールヴォルター」より 
 ヘミングウェイの台詞である。ポールヴォルター・高橋卓巳は、ふと“むなしさ”という言葉を見つけてしまった。限界に近づいている時の不安。けど悩むことなんかないんだと思う。勝つ喜びはスポーツの醍醐味。負ける悔しさはスポーツの宿命。

 

第59位 上條典夫「スポーツ経済効果で元気になった街と国」(講談社+α新書)

 

 スポーツでもっと健康になりましょうね!

 

第60位 山本三春/ローラン・ランヌ「フランスサッカーの真髄」(本の泉社)

 

 2002年、日韓ワールドカップの年に刊行されています。

 いやぁー。詳しい。よくこんな本が書けたもんだと思うくらい。フランス語できたらいいなぁと思う今日この頃。